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(ナレーション)
「一説には人に言葉を与え、神のごとき力を振るったという生物、竜。
彼らはテラに姿を現し、人と竜の道は交わりはじめます」
「一説には人に言葉を与え、神のごとき力を振るったという生物、竜。
彼らはテラに姿を現し、人と竜の道は交わりはじめます」
- 地底湖に住まう竜:ウォータードラゴン
光の国FEG。この国に今のようなビルがなく、まだ砂漠の国であった時代。
その地下の湖にはまさしく神代の力を秘めた竜が住まい、訪れた人間の願いを叶えたという。
時が流れ、国の形が変わってもこの国の人々はそれを忘れず、地下に手をつけることなく上へ、上へと開発が進んでいく。
その地下の湖にはまさしく神代の力を秘めた竜が住まい、訪れた人間の願いを叶えたという。
時が流れ、国の形が変わってもこの国の人々はそれを忘れず、地下に手をつけることなく上へ、上へと開発が進んでいく。
- 発掘された竜:ファーヴニル
プリンセス・ポチゆかりの地、になし藩国。
府利歩智岳(ぷりぽちだけ)地下へ掘り進められていた採掘坑は、巨大な空間にぶつかった。
それは途方もなく巨大な遺跡のごく一部が、この場所に転移したものだと推測される。
発掘兵器ファーヴニルはここで発見され、この時まだその正体は明らかになっていない……。
府利歩智岳(ぷりぽちだけ)地下へ掘り進められていた採掘坑は、巨大な空間にぶつかった。
それは途方もなく巨大な遺跡のごく一部が、この場所に転移したものだと推測される。
発掘兵器ファーヴニルはここで発見され、この時まだその正体は明らかになっていない……。
- 人造の竜:アルトドラゴン
神のごとき竜がいる一方、人と出会い、共に暮らし始める竜が現れる。
ユウタ・ヒメリアス・ドラグゥーン。
詩歌藩国にやってきたこの少年は、機械の竜を兄と呼び、自らも竜であるという。
この地竜・コウタの訪れにより、アルトドラゴンという人造の竜が誕生した。
ユウタ・ヒメリアス・ドラグゥーン。
詩歌藩国にやってきたこの少年は、機械の竜を兄と呼び、自らも竜であるという。
この地竜・コウタの訪れにより、アルトドラゴンという人造の竜が誕生した。
(ナレーション)
「三つの土地で現れた、それぞれに異なる竜。彼らの辿る道も、また異なっていきます……」
「三つの土地で現れた、それぞれに異なる竜。彼らの辿る道も、また異なっていきます……」

(夏祭りの一幕)
ある日、小笠原で竜を探す小冒険に出た竜宮 司とユウタ、コウタは長い時間をそこで過ごし、竜とはなんであるのか、その一端に触れる。
──廃棄された小笠原で 3021700
(竜を探して)
(竜を探して)
詩歌藩国ではアルトドラゴンとの話し合いを重ね、問題がTLOや時間犯罪、蘇生の乱用にあり、このまま放置すれば世界そのものが崩壊するかもしれない事を知る。
事態は一国の手に収まらず、関係各国と相談が続けられ、今しばらくの猶予を手に入れる。
(九音・詩歌の会話)
(豊国 ミルメークの会話)
事態は一国の手に収まらず、関係各国と相談が続けられ、今しばらくの猶予を手に入れる。
(九音・詩歌の会話)
(豊国 ミルメークの会話)
また、この頃FEGから巨大なドラゴンがいずこかへと飛び立っていくのが目撃されていた。
(竜の飛ぶ空)
(竜の飛ぶ空)
一方、ファーブニルはドラゴンであると認識されていなかった。
TLOであることは広く知られていたが、TLOの対策として意思疎通を試みたことで、ドラゴンであったことが判明する。
パイロットには愛着を持たれていたが一般の扱いは兵器としてのそれであり、兵器である以上整備が行き届かねば破棄され、合意があれば他国へも譲渡され、思ったとおり動かなければ制御される。
兵器であればそれはごく普通の行為だが、相手に意思を認めたことで話はまったく変わってくる。
になし藩国はファーブニルの扱いを巡って苦慮し、竜と関わってきた人間達が動き始め、帝国皇帝やFEG藩王も働きかけを行うが、この頃クーリンガンの暗躍により手紙は改竄され、直接の接触もなかなか進まなかった。
また、人と竜の狭間で苦しんだユウタは自ら死を選んでいる。
ファーブニルの解放は、これからどうするかを考える入り口だった。
(ファーブニル解放)
TLOであることは広く知られていたが、TLOの対策として意思疎通を試みたことで、ドラゴンであったことが判明する。
パイロットには愛着を持たれていたが一般の扱いは兵器としてのそれであり、兵器である以上整備が行き届かねば破棄され、合意があれば他国へも譲渡され、思ったとおり動かなければ制御される。
兵器であればそれはごく普通の行為だが、相手に意思を認めたことで話はまったく変わってくる。
になし藩国はファーブニルの扱いを巡って苦慮し、竜と関わってきた人間達が動き始め、帝国皇帝やFEG藩王も働きかけを行うが、この頃クーリンガンの暗躍により手紙は改竄され、直接の接触もなかなか進まなかった。
また、人と竜の狭間で苦しんだユウタは自ら死を選んでいる。
ファーブニルの解放は、これからどうするかを考える入り口だった。
(ファーブニル解放)
その、はずだった。
クローン技術の実用化。それは当初、画期的なアイデアとして生まれた。
共和国で誕生したその技術は、人そのもののクローン作成を禁じ、臓器の部分クローニングに限る事で、多くの人々を救うための技術だった。
不治の病に苦しむ人々はたしかに救われた。
共和国で誕生したその技術は、人そのもののクローン作成を禁じ、臓器の部分クローニングに限る事で、多くの人々を救うための技術だった。
不治の病に苦しむ人々はたしかに救われた。
しかしクローン技術がもたらしたものは、救いだけではなかった。
帝國への技術流出によって、一部の藩国で人口が爆発的に増加。
先のクーリンガンの暗躍に対抗するためにクローン兵が量産され、人権なく使われた。
ここでも各国政府は対応に苦慮する事になる。
帝國への技術流出によって、一部の藩国で人口が爆発的に増加。
先のクーリンガンの暗躍に対抗するためにクローン兵が量産され、人権なく使われた。
ここでも各国政府は対応に苦慮する事になる。
もとの人口に戻すべきだという意見、しかし生まれたものを殺すことはできないという意見。
板ばさみの状態は続き、対処は遅れた。
政策による規制が遅れた国では、人口50倍も膨れ上がった国もあった。
もはや猶予は失われ、増えすぎた人口を支えきれず藩国が滅びるのも時間の問題だった。
板ばさみの状態は続き、対処は遅れた。
政策による規制が遅れた国では、人口50倍も膨れ上がった国もあった。
もはや猶予は失われ、増えすぎた人口を支えきれず藩国が滅びるのも時間の問題だった。
そこに介入したのが、竜だった。
竜達はクローン問題の影響で潰れそうな藩国へと飛来し、竜の炎で国のことごとくを焼き払った。
確認されているだけでも、たけきの藩国では9000万人が死亡、愛鳴之藩国では、国土80%が灰燼と化して
人口の98%が消滅。その他にも、になし藩国、土場藩国や越前藩国でも藩国の7層が焼き払われている。
その後、藩国の人口を減らした竜達は、行動に参加した全ての竜達を連れてニューワールドから去っていった……。
竜達はクローン問題の影響で潰れそうな藩国へと飛来し、竜の炎で国のことごとくを焼き払った。
確認されているだけでも、たけきの藩国では9000万人が死亡、愛鳴之藩国では、国土80%が灰燼と化して
人口の98%が消滅。その他にも、になし藩国、土場藩国や越前藩国でも藩国の7層が焼き払われている。
その後、藩国の人口を減らした竜達は、行動に参加した全ての竜達を連れてニューワールドから去っていった……。

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