プロット分析 By DA DOOD 第4章

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全てはジェイムスの心の中に

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そして、物語を考察していく上でもうひとつはっきりさせておかなければならないことがあります。それは、ゲームで起こること全てが、メアリーを殺害したことに対するジェイムスの自己処罰に他ならないということです。
ジェイムスが経験したことはすべて事実なのか。それとも、もしかしたら病院のベッドの上で意識不明で横たわっている最中に見た悪夢なのか。私達が確信できる断固たる事実は無い (後者はあり得ないでしょうが).....でも確かなのは、この奇妙な物語の創造者は彼の思い悩んだ心そのものだということです。

もしこの意見に対してあなたが納得いかないのであれば、少し論理的に考えてみてください。

例えば、ジェイムスはウッドサイド・アパートメントでメアリーの服を着ているマネキンを見つけました。都合よく誰かがメアリーとまったく同じ服装をしていた可能性を除けば (まさかそんなことは無いのはわかりますよね?)、我々は確信をもってこう結論づけることができます。 「サイレントヒルが持つ目に見えない何らかの力」によって、ジェイムスの心がそこにそれを創り出した、と。

もう1つの例でこの考えを明確にする − ジェイムスはゲームの中で極めて奇妙な領域を目の当たりにする: 迷宮とホテルだ。

迷宮はジェイムスの心が移り変わっているのを我々に示しており、あたかも彼がとても重要な何かをまさに見つけ出しつつあるようであった − その場所はどれをとっても物理的な一貫性を全く持ち合わせていないことに注目してほしい、そこはまるで迷宮の前に横たわる監獄の狂気じみた玄関通路のようである。
彼の心は [ついに!] 動きはじめた。ホテルはかつてあったような概観をみせる、ジェイムスがメアリーを連れだって訪れた時のように。
それから暫くすると、ホテルがほぼ完全に今日ある姿になっているのがわかる (いくつかの"サイレントヒル的"注目点として留めておいてほしい)

この物語全体がジェイムスの行動と要求、そして彼自身の心の産物であることが明らかになったので、我々はゲームの主要な論点を示さねばならない。
つまり、私は彼の第一の要求は肉体的なものだとした.....しかし、どの意味に?
そのこと、そして、このゲームで使われる愛の概念 (性的な欲望) とその答えがリンクしていることを確かめるために、我々はこのゲームのモンスター達を解析せねばならない。結局のところ、それらはすべてジェイムスの潜在意識からの創造物である。


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