サイレントヒル2/考察/プロット分析 By DA DOOD 第2章 - silenthillwiki @ ウィキ

SH2 プロット分析 By DA DOOD 第2章

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イントロダクション

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あなたの分身である主人公ジェイムス・サンダーランドは、妻メアリーからの手紙を受け取ってから、自分自身で作り上げた悪夢の中に苛まれることとなってしまった。
悪夢のきっかけ ——— それは、決して結婚生活がうまく行かなかったわけではなく、メアリーの3年前の死が原因でしょう。

手紙の内容をもう一度おさらい:
>> "あいまいな眠りの中で　夢見るのはあの町　サイレントヒル
いつかまた　二人で行こうと　約束しておきながら　私のせいでかなわなかった
私は一人でそこにいる　あの思い出の場所で
あなたを待っている"

死に別れ、もうかれこれ3年も経つ妻から、何故今頃手紙など来たのだろう? ジェイムスはこの謎を解く手がかりを求め、手紙に書いてあったサイレントヒルを訪れる事に決めた。
亡き妻への愛が、彼を悪夢へと追いやったのです。彼はそこで、最も恐れていたことを目の当たりにすることとなりました。
そう、それは、彼の抱くメアリーへの本当の愛でした.....。

その前に、彼の愛は本物だったのでしょうか? Michaelis Dictionary &copy 2003では、「Love」という項目が次のように定義されています。

L.ove (lat amore)

1. 人々を気取らせたり自信を持たせたり、あるいは美しくさせる感情 &note
2. 他人に対しての尊い愛情 &note
3. 優しさ、固い友情、信頼関係 &note
4. 飾ることなく、溢れる愛情を表現できる対象 &note
5. 慈悲心、配慮や気配り、同情心 &note
6. 動物が子孫を残そうとする性向や本能 &note
7. __性欲__ &note
8. 何かしらへの野心 &note
9. Cultuation, 尊敬 &note
10. 慈愛 &note
    
    さて.....ジェイムスの愛は一体どのように定義されるべきなのでしょう? 私がこの文書で伝えたいことの一つは、「ジェイムス・サンダーランドがなぜ自分の妻を残忍な方法で殺してしまったのか」ということです。
    
    物語で描かれるジェイムスの親切な一面は、すべて"偽りの人格"であると同時に (この"偽りの人格"は非常に大事な要素です。これについては、後ほど詳しく記述します) 彼はどうしようもない自己中心的な人間以外の何者でもなかった、ということがこの後明らかになります。
    このことを示す兆候は物語中に何度も出てきますし、そしてそれらを簡単に裏付けようとしています。
    そのために、サイレントヒル2での愛の定義を __No.7の性欲__ &note と仮定しましょう。
    この定義なら、ジェイムスがなぜメアリーを愛していなかったのかがわかります。
    
    もっとも、今すぐわかるわけなんてないので、慌てないでくださいね!
    

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