アットウィキロゴ

原作設定を重要視するゲーム会社の鑑5~君の想い出に還るRPG~ ◆25KJkkH23Y




『なあ、さっきのゴ・キリカだっけ?』
『だから、クレ・キリカだって! いい加減覚えろよ、それじゃ仮面ライダーの怪人だろ!』
『あー、せっかくだからクライマックスヒーローからもキャラ借りてくればよかったのにな―』
『おい馬鹿やめろ、幼女が爆殺されちまry じゃなくて、キリカちゃんがどうしたって?』
『ああ、わりいわりい。あのストーリーパート力入ってたなあって』
『……まあ腐ってもアークだしな。アーケードでやるにはどうかって長さの戦闘前でもだったけど、家庭用としてならありじゃね?』
『そう思うよな。ブレイブルーの家庭用並のシナリオだったから俺、ちょっと興味持ってさ』
『へー、そういうことなら今度おりマギ貸してやるよ』
『お、さんきゅー。まあだから、あんな原作再現(?)なら大歓迎なんだけどな―って』
『なるほどね。けどアークは原作再現の方向間違ってること多いからなー……あ』
『どうした?』
『K.I.が迷子になってることに気付いたっぽい。ほら、神社が目に入ったみたいだから』
『やっとかよ!?www もうすぐロケテ終わっちまうし、あの付近全滅してるだろ!?www』
『うん、だから慌てて今度はちゃんとデパートの方に進んではいるんだけど……』
『どうした? このままじゃリッドと当たる』
『それのどこが問題なんだよwww』
『あー、そっか。お前テイルズあんま詳しくないのか。じゃあ先に言っとくけどさ。
もしあのリッドが“原作再現”なら、ダイアは9:1だぜ?』
『え』


◆


リッド・ハーシェルは一人の男の命を奪った。
そんなつもりはなかっただとか、正当防衛なんだとか、そんなのは言い訳にならない。
とどめを刺したのは彼ではなく、もう一人の男のはずが、何故だか自分が殺した扱いになっていることも、彼にとっては重要じゃない。
人一人を殺した。
その事実は揺るがないのだ。

「分かってる、分かってるさ、セイファート。目をそらすつもりなんてないさ」

かつて極光の力を得るに辺り、セイファートより与えられた第一の試練。
そこで彼は、過去に自らが殺したエッグベアの記憶を追体験させられた。
猟師を生業にするリッドにとって生きるために命を殺めることは日常茶飯事であり、いつしかそれは、当たり前のことになっていた。
生きるためには仕方がない。俺は悪くない。
そんな欺瞞を暴かれた。
セイファートは何もリッドの罪を暴こうとして試練を課したわけではなかった。
ただ覚えていて欲しいと。
誰もが何かを想い生きていることを忘れないで欲しいと、それだけを願われた。

きっと、さっきの男もあのエッグベアと同じだったのだろう。
他の猟師に卵を奪われ、家族を殺され、悲しみに暮れ、それでも生きたいと願い逃げていたエッグベア。
かの獣のようにあの男もまた、何かを想いリッドに襲いかかってきたのだ。
それをリッドは殺した。
一つの命を、一つの思いを踏みつぶした。

「それでも、それでも俺は生きていたいんだ。生きて、メルディも連れて、ファラ達のもとに帰りたいんだ……」

生きたい、生きたい、生かしたい。
命を護る力。大切な人を生かす力。大切な人と生きる力。
それこそがフィブリル、真の極光術。

ああ、だから。ああ、だから。

ナントコハリュウッシャォットベッソコダッヒュッシネッシネッシネッシネッシネッシネッシネッシネッシネェーイ

「だから、俺は……」

ドコヲミテイル?

「俺はッ!」

バトートゥーデッサイダデステニー

「俺はあああああああ!」

スイチョウケンヒエンリュウブ!ヒエンリュウブ!ドコヲミテイルシャオッ!ソコダッ!ウリャ!シネーイ ソコダッ!ウリャッ!シネーイ カクゴッ!キリサケッ! ナントスイチョウケンオウギヒショウ「おおおおああああぁぁぁッ!!」













-紡がれし光の波動- インフィニティ・リヴァイヴァー



















【K.I(レイ) GAME OVER】


◆


『……え? なに、これ?』
『あー、やっぱりなー』
『いやいやいや!? やっぱりって一体何が起きたんだよ!?』
『見ての通りだよ』
『見ての通りって、えっと一ラウンド目をK.I.が先取して、二ラウンド目も一撃入っただろ!?』
『うん、それがダメだったんだ。あのさ、さっき話題にしたキリカちゃんにほむほむっぽいのがカウンター入れたじゃん』
『あ、ああ……』
『ようはそういうことだよ。テイルズでは一部ボスによくあるんだよな、こっちの秘奥義に秘奥義でカウンターしてくる奴。
 で、このリッドは珍しいカウンター秘奥義持ちのプレイヤーキャラなんだよ。そもそも秘奥義の概念自体が明確になったのがエターニアからだし。
 後に闘技場でボスキャラクターとして出演した時に、こっちの秘奥義の演出乗っとたりもしたくらいカウンター秘奥義の代表格なんじゃないかな』
『そ、そういうこと、なのか? けど、それにしたって、第三ラウンドが始まるはずじゃ』
『ああ、それ無理。原作通りならあの技、文字通り“戦いを終わらせる”から』
『は? つまり、マッチキル?』
『いや、もっと洒落にならない。勝ち負けとかKOなんてもんじゃない。ほら見ろよ、リザルト画面とかも出てこない。原作でもそのままエンディング直行だったし』
『つうことはなんだ、それって……』
『うん、つまりそういうこと。まあ今回に限って言えば、K.I.といえども、使用キャラがレイだったのも運の尽きかもなんだけど』
『あー、究極奥義にカウンターされるのも原作再現だもんなあ』
『だから言ったんだよ、“原作再現”だとダイアは9:1だって』
『そういうことなら仕方ないかあ。……あー、ちなみに聞いておくけどさ』
『なに?』
『もしリッドが原作再現なら他にもなんかやばいことあんの?』
『本当に“原作再現”なら、既にして色々起こってる、かな?』
『……』
『……』
『『やっぱ、アークくそだわ』』


【G-3 デパート】
【リッド・ハーシェル】
[状態]:体力ゲージ満タン(極光波の効果により)、TPゲージ消費(微小)
[装備]:ラストフェンサー、不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[基本方針]:生きたい。生きてメルディとファラ達の元へ帰るんだ

※相手の一撃や秘奥義、HP1残す系の瀕死技などに対して二種類の極光波でカウンターしたりと色んな意味で“原作再現”です。つまり……。


当然の帰結 <前 次> GAME OVER ~Thank you for playing!!~


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2013年02月06日 22:43