ある日のゲーセン ◆RHncgWsa9Y
あのおかしなゲームのロケテストがクラッシュと共に終わりを告げてから数週間。
ロケテの舞台となったこのゲーセンも新たな常連を迎えていつも通りの空間へと戻っていた。
正午の開店からしばらくするとプレイヤーが集まりだし対戦が始まってゆく。
「あ、あの子今日も対戦してるね。」
あのロケテ以来ますますプレイヤーとしての知名度と実力を積み重ねてきたこの【魔法戦士】ことQMZ。
「よっ 調子はどうだい?」
と筐体に座っていた少女に話しかける。この少女はいつからかこのゲーセンに通い始め、あっという間に修羅と呼ばれるクラスにまで上達していった。
その中でも何故かQMZとの対戦が多く近寄りがたい空気を出す彼女だがいつの間にか顔見知りの仲となっていた。
話しかけたはいいのだがいつもと様子が違う。表情が青ざめている。少しだけ身体が震えている。まるで悪夢を見て飛び起きたかのようだ。
「うん?・・・・・・これは・・・」
「ふふふ・・・
新しい世界が見えるわ・・・」
そこに表示されていたものとは
4 0 W I N
慌てて対戦筐体の逆を覗くQMZ。そこにいたのはやっぱり闘劇覇者だった。
「どうしたんだ!何があったのほむらちゃん!」
話を聞くとK.Iに乱入されてから1時間連敗し続け1000円(50円×2クレ設定)巻き上げられたらしい。
乾いた笑いが二人に起きるがQMZは(しかしこの子はホントにへこたれないんだな・・・俺だってKIに連続であんだけぼこられたら画面見れなくなりそうだなー・・)とほむらの精神力に歓心しきりだった。
だが流石に見ていられないと言わんばかりにQMZは
「じゃあ次は俺が乱入するわ」
と50円を投入し・・・【ジョインジョインジョイン・・・ジャギィ!】【デデデデザタイムオブレトビューションバトーワンデッサイダデステニー】
4 1 W I N
結局あのQMZと言えどもKI械を止めるまでに250円を要したと言う・・・
◆
まあなんだかんだあったが対戦は盛り上がり他のプレイヤーも次々と集まりだし時間は過ぎてゆく。
「はーいじゃあ土曜拳のエントリー始めるよー 今日は2on2だから2人で200円置いていってねー
え?2ON組む相方がいないから1人2ON組ませろ?知るかんなもん!ちゃんと2キャラ分書いとけよ!」
普通の週末大会であったはずだがいつの間にかプレイヤーが集まり次々とエントリーしていった結果トーナメント表が1枚に収まりきらないほどの参加者となった。
「土曜拳始めるぞー!今日は2on2の参加者63人! 1チームだけぼっちがいるが気にせずいくぞー! はい、じゃあまず0回戦からー!
QMZジャギ鹿目まどかと結婚したいジャギチーム対ライブララオウディムロストキー 誰だこの鹿目以下略ジャギはー!?」
「誰だよこんなRN付ける奴はwww」「マイケルかーwwww」
「「お前かー!」」
「両方ともいるね はい第一試合おほむジャギ対ライブララオウからねー 第一ラウンドー! まずはお互い距離をとって・・・」
今日もゲーセンは熱く盛り上がり夜は更けてゆくのであった。
最終更新:2013年01月26日 07:37