どこまでも続く空の下で ◆rgd0U75T1.
世界が消えて行く時。
思い出に零れ落ちていく中で、
世界のほんの一欠片が意思を持ったのです。
それは、世界にとっては小さな彼。
それは、人間にとっては大きな彼。
彼は強く願いました。
外の世界を見たいと、広い広い世界を見たいと。
「いきたいか?」
誰かが彼に問いかけました。
彼は、うん、とだけ答えました。
彼はこの世界でみんなの闘いをじっと見守るだけだった。
きっと、今死ななくても、傍観するだけの存在なのでしょう。
それでも、彼は自分の気持ちを抑えられませんでした。
彼女は優しく言いました。
「そっか。なら、祈ろうな」
こうして世界を構成するひとつだった
彼もまた膨大なるデータの深海に消えていき――
、
/lヽ
`;、_,r‐、 ,i' λ `ri <`r'⌒)
ik´ r' ●● `i i' r‐'
ヽ、 /´ 〉ト、 ィ" |
i、 /\ r'| `t r'`i ゙゙ |ヽ/`i /
/ / `i`i i'`i' `r/
\ `i`i 〉 i'´r'´ 丶|
ヽ、, ヽヽ、, - '´,‐' /
| , - ', - '´´ |´
| , - ', - ' 〉
| ━━━━╋━━━━│
| ./ヽ/ヽ/ヽr'´`i ヽ/ヽ/ヽ/ |
|/ヽ/ヽ/ヽ/ヽ/ヽ/ヽ/ヽ/ヽ |
く ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`;
` ‐ ー'~`` ‐ ' ̄` - 、__ノ--‐"'
あの世界に佇み、闘いを見守った彼は、
今もどこかで誰かを見守っているのです。
悠々と聳え立つ、マウンテンとして。
【世界を構成するピースのひとつ 今もどこかで】
最終更新:2013年01月26日 07:46