王、静かに待つ ◆hqLsjDR84w
映し出されているステージは、どうやら海岸のようだ。
背景では、整った顔をした青年がひたすらコインを指ではじいている。
なにか元ネタがあるのかもしれないが、ちょうどこのディスプレイを眺めているなかに心当たりがあるものはいなかった。
ともあれ、少しばかり画面が暗い。
深夜、黎明、早朝、朝、午前、昼、日中、午後、夕方、夜、夜中、真夜中。
時間の経過とともに十二段階に明るさが変化するようだが、この仕様が必要なのかもよく分からない。
そんな風に思っていると、ディスプレイの右側から一人の男が登場した。
これといって特徴のない男だが、画面の右上に表示されているキャラクター名からして王様であるらしい。
なにやらやたらと大きく、妙に煌びやかな剣を携えている。
王はその派手な剣の柄に手をやると、そのまましゃがみ込んだ。
五秒が経過する。
王はしゃがんだまま動かない。
十秒が経過する。
王はしゃがんだまま動かない。
十五秒が経過する。
王はしゃがんだまま動かない。
あっ、こいつ、待ちキャラだわ。
そう気付いたロケテ参加者たちは、他の筺体を見に行くことにした。
仕掛けてくるキャラがいないのに、待ちキャラを見ていてもおもしろみなどないのだ。
【F-1 海岸/一日目 深夜】
【つるぎのおう】
[状態]:↓で溜めてる
[装備]:キングのつるぎ、他不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:誰かが飛び込んでくるの待ち。
最終更新:2013年01月30日 15:24