かわいいゆっくりゲットだぜ!!妖6


  • 俺設定満載です
  • ゆっくりの捕食設定ありです
  • 自分でも何が書きたいかわからない内容です。かなり重いです
  • でよければよんでください



私たちがみょんに連れて行かれた場所は大きな桜の木の洞だった。
そこに近づくと一匹のゆっくりが顔を出してきた
頭に@のついた水色の帽子をかぶりピンクの髪が生えたゆっくりだ
…大きさは30センチのバスケボールぐらいたぶんゆっくりゆゆこだろう
知り合いのゆっくり屋の言葉を思いだしていた
『非常に食欲が旺盛で一日中食べ物を探して回り、獲物を見つけるや否やたちまちのうちに食い尽くしてしまう、
食欲だけで動くようなゆっくりらしいです。
一般的なゆっくりと同じサイズのどこに消えているかと思うぐらいに食べます。
れみりゃなどと違い、羽も無いのに浮くらしいです』
みたいなことを言っていた気がする。
そんなゆっくりゆゆこが最初にはいた言葉は予想通りの言葉だったかもしれない

「おなかすいた。ようむ…ご飯まだ」
「ゆゆこ様申し訳ありませんみょん。お客を連れてまいりましたみょん」
「こぼね?」

その客を代表にするように私は一歩前に出て話しかけた

「はじめましてゆっくりゆゆこ…ゆっくりしていってね!!私が旅の人間だ」
「こぼね…ゆっくりしていってね!!」

私は、赤い目のみょんから聞いた彼女の悩みをゆゆこに相談した
彼女が他のゆっくりを捕らえることをつらく思っていること
彼女が泣きながら語った内容をゆっくりとゆゆこに説明をした。

「こぼね…」
「そういうわけだからあのみょんにゆっくりを捕まえさせるのをやめてほしいわけだ」

それまでの半開きの口をしっかりと閉じた目には理性を感じさせる何かがあった
そして彼女は私とらんたちに語り始めた。

「幻想卿では妖怪が人間を食べるという決まりがあるわね」
「ああ、形式的にだがそれはルール化されているな」
「それとちがって捕食種は通常種を食べるのは決まりになっていないわ」

彼女が言いたいことはどういうことなのだろうかと考えた。
妖怪が人間を襲うのは形式と残っているが通常種と捕食種の関係はルール化されていない
実際に通常種と捕食種が共同で楽しく暮らしている『こうまかん』を思い出した
彼女が言いたいことは自分たちが捕食種と呼ばれるのは通常種を食べる形式はまだできていない
すなわち、捕食種と呼ばれるゆっくりも食料があれば捕食をしなくてもいいといいたいのだろうか?
それを私に伝えることに何の意味があるのだろうかと思いながら
彼女を見返してみるとそれまでのシリアスな顔ではなくなっていた。
口をぽかんと開いて「こぼね」とつぶやいている

「食料に関しては私がどうにかするから彼女の辻切りを止めさてほしい」
「構わないこぼね…」
「ゆゆこ様…申し訳ありませんみょん」

みょんは泣きながらゆっくりゆゆこに謝罪をしていた。
自分自身の罪に対してかそれともゆゆこへの申し訳なさだろうかと私は思った
私自身も自分の罪に恐れながら生きているので彼女の気持ちが少しはわかる気がした
それにしても私の周辺にさまざまなゆっくりが集まることに何か理由があるのだろうか
そのことを思いながら私はゆっくりみょんとゆゆこを見比べていた

「人間さん。食べ物がほしいこぼね」
「ああ、そうだな…桜も咲いているし花見でもするか」
「うんうんわかるよー!! 桜さんはきれいなんだよー!!」
「てんこ。ごはんさんはこれだけあるてんこ」
「ξ・∀・)めるぽ ガッ! 美味」
「気圧が…あがった。とてもおいしい」
「すごくおいしいよ!!」

そういいながら彼女たちは私の持ってきた食料とらんがもってきたキノコを食べ始めた
私はその様子を見ながら一匹だけゆっくりが足りないことに気づいた。
らんに小声で話しかけるとその場をあとにした。
少し離れた崖のみえる場所で赤い目のみょんが崖を見下ろしていた

「なにをしているんだい?みょん」
「みょんは今までの罪を償わなければいけないみょん」
「死んで責任を取ってあとはほったらかしかい?」
「それ以外の方法は思いつかないみょん…」
「はっ、くっだらねー」

死ぬというのは一見美談に見えるかもしれないが俺はそう思わない
全ての罪を背負うというが一種の責任放棄ににしか思えない
そんなことをするなら生きながら罪滅ぼしをすればいいだろう
俺はそうやって自分の罪を一生懸命に償うれみりゃを思い出していた
(ゲットだぜ!!3話と外伝を参照)

「お前もそういう風に生きていけばいいだろう?」
「でも奪った命は戻らないみょん」
「だったらその分の命をお前が背負って生きていく義務があるんだよ」
「それは許されることなのかみょん…」
「許されないからこそ生きろ。それがお前のできる罪滅ぼしだ」

われながら偉そうな事を言ってるなと思う
何もかもから逃げてきた自分にこんな事を言えるのだろうかと自答しながらだ
だが、答えはいまだに出ないし死ぬまでも出ないかもしれない
だったらどうすればいいのか…今できる事をやればいいのだ
そのときに最善がのちに最悪になるかもしれないが、今できる事をするしかできない
何故ならそれが人間…いや生き物の運命だからだ。

「とりあえず、みんなが心配してるかもしれないから戻ろう」
「わかったみょん」

私たちはみんなの元に戻ると宴会を再開した。
そして、私は下手ながら一曲、彼女にプレゼントをした。
外の世界での音楽だ。石鹸屋の『東方妖々夢 ~the maximum moving about~』
刃のように生きる少女を歌った名曲だが内容は割愛する。
その後、眠ってしまったちぇんを抱えると私たちは『こうまかん』への帰路に着いた
何か大切な事を忘れているが気のせいだろうか…




そして、私は現在雇い主(メイド長)の前で正座をしている。
彼女は私に対してナイフのような冷たい視線を向けている。

「…でつれてきたわけ」
「…はいそうです」
「…てんこ」
「…にゃーん」

そういって正座をする私とゆっくり2人…
執事である私は料理を作ったりしているからわかるがここの食料費や維持費を知っている
その代金はメイド長のポケットマネーから出ているのだ。
しかし、彼女の財政事情的にはれみりゃとふらんだけでいっぱいいっぱいなのだ
というわけで財政事情の思わしくないこの館にとってはゆゆこ+αの食費がきついというのだ。
そのとおりなのだが捨てるわけにも行かず私は困っているのだ。
れてぃに破壊された自宅は現在も改装中なのだ。
追い出されればすむ場所もなく食べ物もなく飢え死にかと考えていた

「だいたい、あなたはらんの前の主人に会いに行ったんでしょう?」
「それが道に迷ってしまい気づいたら『迷いの森』や『冥界』にいまして」
「なにそれ、方向が逆じゃないの?マヨイガは妖怪の山の寂れた山村よ。それか北東の屋敷に向かいなさい」
「あの…ゆっくりを増やしてもかまわないでしょうか?」
「…しかたないわね。あなた以外にこの館を管理できる人間や妖精がいないから認めるわ」

よっしゃ、かわいいゆっくり達大量ゲットだぜ!!と内心でガッツポーズを決めた
ゆっくり虹川3姉妹・赤い目のゆっくりみょん・ゆっくりゆゆこ・ゆっくりりりーだ。
なぜか知らないがいつのまにかゆっくりリリーもついてきてしまった
理由は私の中に春のような気持ちを感じたからだそうだ

「こぼね!」
「みょん」
「ξ・∀・)めるぽ ガッ! 余裕」
「気圧が…あがった」
「りりかはいらないこじゃないよ!!」
はるですよー

新しいゆっくり達もうれしそうに声をあげている。
問題はゆゆこの食料だがどうしようかと悩んでいた…
当分の間はれてぃと同じものを与えとけばいいかなと考えていた

それにしても何か大切なことを忘れている気がするがなんだろうか…
ゆゆこの会話に何か意味があるのだろうかと思いながら明日はマヨイガに行くかと考えていた。
そこで自分の人生を変える転機に出会うとは彼自身も考えていなかった。


「次回も、ゆっくりゲットじゃぞ」
                                                   byゆっくり博士

【あとがき】

作者名無しです。

彼が目指す目標.。それがこの妖編で確定すると思います。
それは、次のEXか7話でかければと思います。
ヒントはゆっくりもんすたーの世界観や彼の立場です。
石鹸屋の『東方妖々夢 ~the maximum moving about~』はマジ名曲です。


  • みょんには頑張って立ち直ってほしい……。
    ゆゆこさんが存外素直なのは、何かの伏線でしょうか? ちょっと怖い -- 名無しさん (2009-04-14 12:51:48)
  • 主人公の後先考えなさ、事後承諾主義・・・
    咲夜さんも怒るわ・・・ -- 名無しさん (2011-09-21 13:35:16)
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最終更新:2011年09月21日 18:08