ゆっくり農園4

どうも~猫です。
注意事項
以上です。ゆっくりしていってね!!!

 ------本文------
ぱちゅりーには日誌を書く仕事をやらせることにした。
書き物、読み物が好きで肉体労働が苦手のぱちゅりーには天職だろう。

「むきゅ!きょうはなかなかいいでーたがとれたわ!!」

何がいいデータなのかは知らないが必死に書き上げていく・・字はゆっくりにしては上手でしっかり人間でも読める・・・。
っておい、これ誤字だ。

「なぁぱちゅりー・・・「なお」って何だい?「なえ」じゃないかな?」
「むきゅ!そんなこと・・・あっ!ごめんなさい!!」

急いで書き直している。
後で手直しが必要かもしれない・・・。
一方れいむはお歌を歌っている。
以前僕がれいむに

「歌は作物にいい影響を与えるぞ~」
「ゆ!おうたならまかせてね!!ゆ~ゆゆ~ゆっゆゆ~」

と教えていたのだ。
それからというものずっと暇なときは作物にお歌を歌っている。
事実歌を聞かせるとそれが刺激となって発育がよくなるという事例もある。

ちぇんはゆうかの手伝いをしている。

「そうそれはざっそうだからたべてもいいわ」
「わかるよーゆっくりたべるんだねー」
「それはおやさいだからたべてはだめよ」
「わかったよー」

ほほえましい光景だが・・・何か忘れている。
 ・・・あ。まりさだ。
辺りを見渡すと黒い帽子がありそのそばにまりさが居た。

「よぉまりさ、どうした?」
「おにぃさん!!おしごとをちょーだいよーーー!!まりさだけたいくつだよーーー!!」
「ふむ・・・みんな仕事についているのに君だけニートはさすがに可愛そうだな・・・よし!僕について来い」

リアカーにたくさんの鉄の筒とまりさをを乗せて歩きだした。
ここは・・・川だ。
ここの人たちはわざわざ遠くにある川から水を汲むが大金をはたいて業者に井戸を作らせるかのどっちかしてない。
それは僕らも例外でなく何度もこの1km近い水汲みリレーを毎朝やっていた。
しかし今僕は穴掘りが得意なゆっくりが居るためそれを有効に活用することにした。
まずは川の傍で最適なポイントを探る。
しばらく踏みながら調べるとほどよい硬さの土を見つけた。

「ここらがいいかな・・・ここを少しだけ掘ってみてくれ」
「ゆっくりりかいしたよ!!」

しばらくするとなかなか深く掘れた。
今度はそこから川に向かって掘るように指示した。

「おっとここでストップ」
「ゆ!わかったよ!」

ここで開通なんてしたらまりさもひとたまりも無いし何より川の流れはしんどいはず。
1mぐらいのあなからまりさが出てきたことを確認し運んできて鉄の筒・・・パイプを
挿入していく。
そしてまりさが今度は僕らの農園へ向かって穴を掘り1mごとにまりさを出してパイプを押し込んでいく。
本当は接合とかあればいいんだがアーク溶接なんて真似到底できないのでこのまま
押し込んだあと半田ごてで接合している。電気はバッテリーなので7本の半田ごてが使用不可になったら本日は終了となる。
そして300mが過ぎた。
既に4本のはんだごてがバッテリー切れを起こしたがあと700mもある・・・。
ここでまりさと僕は休憩をすることにした。
まりさが休憩している間に僕は農園に戻りなくなりかけた半田の補給とバッテリーのチャージを始めた。

一時間ほどたちチャージがある程度終わったので戻るとまりさは寝息を立てて眠っている。
お、鼻ちょうちんだ、現物を始めて見た。
パイプを挿入した音でまりさは起きた。
そして再び作業を再開して無事まりさは農園への開通させた。
証拠を消すためにせっせと穴を埋め始めた。
僕がこんなことしてるとばれたらみんなまねしてしまうからね。

「ゆ!ほかにおしごとある?」
「あることはあるが・・・もう疲れただろう、今日は休め」
「だいじょうぶだ・・・よ・・・」
「・・・疲れて眠ったか、体は正直だな」

さてと・・・僕は次の仕事をするかな。
猪の毛皮の作業だ。
実はこれかなりのお金になる。
加工の腕がよければ2万はもらえる。
まさに猪様様だった。
そして一通りの毛皮の処理が終わると既に太陽は沈みかけていた。
急いで晩御飯作り・・。
僕もやすみてー・・・駄目か。
寝る前にぱちゅりーの書いた日誌とは別に報告用の日誌を用意しておき
それを写してから就寝。
ひらがなだけしか書いてなくて誤字・脱字だらけの日誌なんて出したら即
ここ没収されてしまう。


~翌朝~
僕とまりさは農園の端っこにある平地に居た。
中心に杭を打ち込みその杭から2mのロープを巻きつけその先端にはとがった杭を取り付けた。
まりさはじっと見ている。
そしてぴーんと張ったロープが垂れないようにしながら僕は杭の周りを一周した。
こうして半径2m、直径4mの円が出来上がった。
そしてこの円の中をひたすら掘らせた。
深ければ深いほどいい。
僕は梯子と鉄板をたくさん用意した。
ちなみにこれらの鉄板やパイプは子供の頃から遊んでくれていたおじさんが
排水溝の管理などをしていてその余り物をもらってきている。
人徳ってやつだ。
そして4時間で深さ4m程になっていた。
まりさすげーな。
他のゆっくりたちも一通り仕事のこなしているのを見回ったところでまた戻る。
今のうちに鉄板で周りを囲い始める。
そしてパイプを突き刺し水路側のパイプと貯水湖を接続した。
半田ごてでしっかり溶接した。
(余談だが半田がしっかり引っ付いているのはパイプの先端にPC基盤みたいなものを取り付け溶接できるようにしておいた)

「ゆへ・・・ゆへ・・・つかれたよ・・・」
「いつでも休んでいいぞ・・・まりさ・・・」

そして今のうち次々と鉄板で固めていく。
夕方になる頃には深さは20Mにもなりゆっくりの底力を見た・・・。


~さらに翌日~
そしていよいよ開通の瞬間だったみんな固唾を呑んで見守る。
僕は勢いよくパイプと川の間の土の壁を崩した。
水は勢いよくパイプを通る音がする。
僕は駆け足で農園へ向かう。
そしてみんながぴょんぴょん飛び回っている。
貯水湖を見るとドバドバドバ・・・と水が流れ溜まっていく。成功だ。
こうして僕たちの農園だけは水がすぐそこで補給できるようになった。

~数日後~
まりさが飛び跳ねている。
なんと貯水湖に魚がたくさんやってきたのだ。
おそらく流れに乗ってやってきたのだ。
それから僕はまりさに釣りの仕方を教えた。
こうしてまりさはこの貯水湖の管理人+魚採取の担当になり無事に仕事が決まった。

                         続く

 ----あとがき-----
今回は水の確保について書き上げました。
役目がなかったまりさに仕事を与える見た結果がこれだよ!!!

まぁ愛くるしいからいいが。

  • さてさてここまでは順調だがトラブルが起こり始めるのもここから、どんな農園になるかな? ついて来いって修造ですかい お米食べろ! ゆっくりたべるよ! -- 名無しさん (2009-06-09 02:52:51)
  • ………!!!
    おこめつくるですかー?
    たのしみー! -- ゆっけのひと (2009-06-10 00:41:00)
  • まりさのスペックが人間を超えてるぞ。すげーな。 -- 名無しさん (2010-12-01 03:52:50)
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最終更新:2010年12月01日 03:52