てゐ魂
第6話「世の中には馬鹿なことに命賭けてる奴もいる。」
忠告、
これは銀魂のパロディです。
でてくるゆっくりにロクな奴はいませんし、
酷い目に合うゆっくりもいます。
それでも見たいと言う方はどうぞ。
前回のあらすじ。
れみりゃが殺されかけた。
ゆーぎは何かやる夫に似てると思う。
あーっ!
これだけ覚えていればOK。
塀の上では謎のゆっくりががニヤニヤと不気味に笑いながらてゐ達の事を見下ろして居た。
諏訪小僧・・・ゆーぎはその胴付きゆっくりの姿を見てそういった。
「諏訪小憎?それって一体なんですか?今すぐ教えるべき、すぐ教えるべき。」
てんこがゆーぎにそう問いかけた。
ゆーぎは真面目な顔をして答える。
「近頃ゆぶき町を騒がせている大泥棒さ。
あんたも悪ねえ あなたには負けるわ
, \, -─-- 、.,_ ____________ ___,∧"´:ト-、_
,.i (ヒ_] ,___, `ヽ,. / | | >,ゝ/ヽ、ノ::V:::_」∠::::7ァ_>ァ、 _,,.. -――C○ィ )  ̄ ̄\
./ ヽ _ン ヒ_ン ) | | .,:'ィiヽ':::_>''"´  ̄ `ヽ!, // ̄ヽ ゝ○o _ ヽ
_,./__,,. -‐ ''"´ ̄ ̄`"'' .、`ヽ,ー:' | | / キア'" ', 、`フ Y //\ / \`L_ ',
,. ''"´ /´ / ;' ! ;`ヽ,ヽ、 | | ,イ / / ,ハ! / ! _!_ i ! Y .,' / ゝ、__,..-、\  ̄`i う) i
'.、 .;' ', i ´ハ_ _ハ ノ メ !,!ヽ,.ヽ.| ______ | '、!,イ ,' /´___!_ i ハ _ノ_`ハ/ ノ | / i イ ,ヘ ヽ \ ` し' |
`Y i Vレ'7;__,.!/ V !__ハ ハノ., ',ノ';| | | | ノ ', レ、 !ァ´ノ_」_ノレ' レ' ソ`Y i、( ゝ、| 斗jナ ル ヽ、ナ‐- ',ヽ、 ハ ! \
_ノ i=ハ ' (ヒ_] ヒ_ンハ.ノi i | | 倉 | | ( ソ'´ Vi rr=-, r=;ァ ハヘノ' T{∧{ rr=-, r=;ァ i} リ `T ‐ヽ
`.>' iX|⊂⊃ ,___, ⊂⊃ノ!レノ | | | | y'´ ! !. '" ̄  ̄"'ノノハ _ノ ム!"" ""/ !_」
∠._ ノ |=ヽ、 ヽ _ン ノ!i レ | | | | ,' ! , ヽ、_,ゝ'"'" 'ー=-' ' ,ハ ! ゝ._ノ人 'ー=-' ∠ノ |
,.ヘ,) | |>,、 _____, ,イ| | | | | | '、 ゝ、ノ )ハゝ、, ,..イノ ソ `ー‐ >, 、 _,. <_Z_ /ノ/
(((( ' | !>;`ヽ、「、,ハ.| | | | | | `ヽ(ゝ/)ヽ,ノイi,` ''=ー=':i´ノ´ンノ / ̄_ヽ`ー-一'イ==≠二
奴はあくどい事をして稼いでいる商人たちの家に忍び込み。
(rr=-)-‐─- ..,,_
`7´ `ヽ.,.._ γ
_,,.. -‐'─-- 、..,,_ (rr=ア) ○O_ _
/ `゙'' 、T _,,.. --―C○ィ ) `ヽ
,' ,.. --──- 、 .,_ `ヽ!____ ./,r -、 ゝ○o _ ヽ
'、. / `ヽ. \ \ .Y , .\ / \`L__ ',
`Y . !. /‐/‐! /! /! \ ヽ. | .,' ,r' ゝ、___,..-、 \ `i )) i
|,ハ.__|/ ‐、レ' |/‐ 、 / ∨ 〉 | | / i イ ,ヘ ヽ \ ` U |
´ |/| (ヒ_] ヒ_ン)/| | / 宝 | ゝ.| Xjナ ル ヽ、ナ‐- ', ヽハ !. \
/7'" ,__, スワこ)|‐ ' | I{/ { レ旡≧///≦乏 i} リ `T -.ヽ
/ /ゝ、 ヽ _ン "/ /|_) ,' | ._ノ ム!"| |, -- 、 | |" / !____ノ
く/|/| /!,>,、___,,.. / /! 〈 ___/ .ゝ__ノ人| |ー⌒ー' | | ∠ノ .|
´ .レ'//:::::ゝ、_ノ/ ト、 , ヽ. ====3 `ー‐ >, 、 _,. <_Z ノノノ
i7::ト、:::::::::::::::|___」 ∨レへノ ====3
その商人の倉から財宝を盗み出し、
,ト、_/| /7ヽ.
, \, -─-- 、.,_ く \/|>-‐──-- 、., ___,:'::∠i:::/_
,.i (ヒ_] ∪,___, `ヽ,. / ,>''"´:::::´ ̄ ̄`"':::、::::::\ /::/ /:/ `'' 、
./ ∪ ヽ _ン ヒ_ン ) /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::':,∠、r'-'、_ノ `ヽ.
_,./__,,. -‐ ''"´ ̄ ̄`"'' .、`ヽ,ー:' /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨ハ  ̄ヽ_>-、_,ノ i
,. ''"´ /´ / ;' ! ;`ヽ,ヽ、 ,'::::::::::/:::::__/:::/|:::::::::i:::::::::::ヽ;::::::|:::::! ハ-‐ハ`'ーrヽ、__」、
'.、 .;' ', i ´ハ_ _ハ ノ メ !,!ヽ,.ヽ. ハァハァv |::::::::;ハ/トゝ / '、::::/_::::i::::::::';::::::::::'、 -‐ ヽ! i`ヾr-r'
`Y i Vレ'7;__,.!/ V !__ハ ハノ., ',ノ'; |:::::/:::::|〓〓/ /〓〓〓_;ハ:::::::|::::::::::::::ヽ r=;ァ ).ハ /! ,ゝ
_ノ i=ハ rr=-, r=;ァ ーーーーー /∨::::7!"| |/ / / / | |"|/!:::/::::::::::::::::::ハ ""レ' |/ |
`.>' iX|///∪ ,___,///| トーー□ !:::::::|::::ト、| | , --- 、.| |'/レ'::|::::|:::::::::::::::|=-' 7 ,' i |
∠._ ノ |=ヽ、 ヽ _ン ∪ノ| トーー□ ∨´\:|::へ、 ー'⌒ー' | /:::::::/:::/:::::::::::::ノ, イ.イ / .ハ ',
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その盗んだ金でスタジオを借りてAVの撮影をし。
(●)_______(●)
./ ヽ ケロ
ケロ ./ ヽ __
./ ,,.:--─‐‐- ..,_ゞ_/ l ))_______
(( ,ヘ,.τ''"'ノ,モリλヤスワコλ/ヽ/ | |
'、 /又X(ヒ_]'`' ヒ_ン X ヽ | 熟女祭り |
ゝ ヽハ""r-‐¬ ""ハ / | |
く >ゝヽ、__,ノ_ノ/ / | |
\ 弋.r'/ヽ___ノ:::入/ | |
 ̄ ̄i.|,£::::::::::::ノ! |_____|
人:::::::::::ケロノ
ケロ /:::::::::::::::::§ハ、 新作だよ~。
/::::::/£:::::::::':,:::::::::\
`ヘ_/゚z゚)):::::::::',:::__ン´ ケロ
自ら作ったAVを一人寂しく夜を過ごしているゆっくりたちに配っているこそ泥さ。」
「…ちょっと待つんだど、明らかに後半がおかしいど。」
れみりゃは速攻でゆーぎにつっこみを入れた。
「なんだい、後半のどの辺りがおかしいってんだい?」
「最初から最後まで全部だど!」
「ふフン、ありとあらゆるネチョを極めたあたしオリジナルのAVは抜き所満載だよ!」
諏訪小憎は自慢げに胸を張って言った。
そんな事を自慢げに言える時点で彼女の性格がアレである事がわかる。
「確かにな、お陰で諏訪小憎は沢山の独身ゆっくりの支持を集め、味方につけている。
その所為で警察は、奴の足取りを中々掴むことができないんだ。」
「…このゆぶき町にはその寂しい夜を過ごしているゆっくりがどれだけいるんだど…。」
「ああ、なるほど、このDVDはそう言う訳ね。」
そういっててゐは髪の毛の中から一枚のDVDを取り出した。
DVDのタイトルは「小五ロリになぶられたい」である。
「朝起きたら枕元においてあるから、何かと思ったら。」
何だか納得した顔をしているてゐ。
てんことれみりゃはそのDVDを見て、少してゐからひいていた。
「で、でた~!一人寂しく夜を過ごしていると思われるゆっくり!」
「って言うか、何でそんなDVD持ち歩いているんだど~!?」
「いや、家に置いておいて万一あんたらに見つけられたら…なんか、気まずくなるじゃん?
一応、捨てるなり何なりするつもりだったんだよ。」
詰め寄るれみりゃとてんこに対し、言い訳するてゐ。
そんなてゐを見て笑っているゆっくりがいる、ゆーぎだ。
「はっはっは!てゐちゃん!あんたも寂しがり屋と思われてるんだねえ!」
これでもかと大笑いするゆーぎだが、その時だった。
「ん?何ですかこのヌルヌルのディスクは。」
ゆーぎの背後からてんこの声が聞こえてきた。
その言葉に嫌な予感を覚え、慌てててんこの方を振り向いた。
てんこの手にはアダルトなタイトルが刻まれたDVDが握られていた。
しかも、何か何処かで見たようなヌルヌルにまみれていた。
「………。」
全員の視線が一定にゆーぎに集まる。
全員の瞳が、ひとつの事を訴える。
「…このDVD、お前のだろ。」
「…参ったね、こりゃあ、あっはっは。」
ゆーぎは半ば笑い顔でそう呟いた。
「笑って誤魔化してるつもりだけど、全然誤魔化せてないど。」
レミリアが半ば呆れ顔でそう呟いた。
「とにかく、ウチのDVDにこんなのを仕込んだのはあんただって事ね!」
ふらんはDVDを口に咥えて諏訪小憎を睨みつけながらそう言った。
「そういう事、今回はいつもとは趣向を変えてみたんだけど、どうだった?」
「不愉快になったわ。これ以上は無い位に。」
「…フム、やっぱり世の一般人は、こんな偏ったジャンルのDVDなんて欲しがらないか…。」
そう言ってなにやらブツブツ言いながらメモを取り始める、諏訪小憎。
もしかして、次回作の構想でも練っているのだろうか?
勿論、諏訪小憎の行動は、ふらんの怒りの事船に触れた。
ギギギ…ばきいんっ!
ふらんは口に咥えていたDVDを感情に任せて噛み砕く!
「てめえ!ぶっ殺す!」
「あぁ~!DVD~!」
ゆうぎの絶叫は無視して、そのまま鬼神のごとき勢いで諏訪小憎に向かって一跳躍で飛び掛る!
サアッ!
しかし、次の瞬間そこに居たはずの諏訪小憎の姿は消えていた。
「…え!?」
いきなり姿を消した諏訪小憎に戸惑うふらん。
「こっちだよ、お嬢ちゃん。」
諏訪小僧の声は後ろから聞こえてきた。
ふらんが振り向くと、さっきまでふらんが居た場所に諏訪小僧が立っていた。
「ふう、ようやくいつものスタイルに戻れたよ。これじゃないとやっぱり落ち着かないよね。」
諏訪小憎はてゐたちが天井裏で発見した目玉付き帽子を頭にかぶって満足そうにそう言った。
「い、一瞬で、あそこまで移動したというの…なんて速さなの…。」
ふらんは相手の素早さに、驚愕を覚えていた。
「それじゃ、私もAVの撮影があるから…。」
そう言って諏訪小憎は逃げ出そうとする。
「ちょっと待ちなよ。」
と、その時てゐが諏訪小僧を呼び止めた。
「ん?何だい?君も私の作品に出たいの?」
「あんたが取る三流作品になんか出るつもりないね。」
「…なんだって?」
「出ている役者は演技が見え見えだし、アングルも単調、エロに飢えた思春期は誤魔化せても
私の目は誤魔化せないよ。」
「何?ワザワザ私の作品の文句を言いに来たの?」
目の前で作品を酷評されて、諏訪小憎は不機嫌な顔になった。
反対にてゐは余裕たっぷりな顔をしている。
「それはついで、あんたの所為でウチのお仲間が死にかけたからその責任ぐらいは取ってもらわないとねぇ。」
そういっててゐはスペルカードを取り出した!
「そういうことならあたしも参加させてもらうよ。」
と、諏訪小憎の後ろにゆうぎが現れる。
これで、諏訪小僧はてゐとゆうぎに挟み撃ちされることになる。
「ふらんさんを泣かす奴という意味でも、犯罪者という意味でも、放っておく訳には行かないしね。」
そういってゆーぎはTEN○Aから出した腕を組み合わせた。
ぽきぽきって骨を鳴らすつもりだったんだろうけど、ローションで濡れている所為でヌルって音しかしなかった。
「ひょっとして私を捕まえるつもり?無理だね、そんな事は!」
そう言った次の瞬間、諏訪小僧の姿が消えた!
「また消えた!?」
「いや、上だ!」
てゐとゆうぎは同時に上を見る!
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そこには両手を上下にふって宙を舞う諏訪子の姿があった!
「悪いけど私の作品を待っている独身、思春期、旦那が出張中の人妻ゆっくり達がこの街には沢山いるんだ!
ここはおさらばさせて貰うぞ!」
そのまま諏訪小憎は塀の方に飛んでいく!
「おいぃ!?このまま逃がしてしまうのですか!?」
「そうは行かないわよ!おねーちゃん!アレを起動させて!」
「え!?あれってなんなんだど!?」
いきなりふらんに言われて混乱するれみりゃ。
「馬鹿ねおねーちゃん!あれと言ったらアレに決まってるでしょ!」
「いや、だからアレって言われても…あ、もしかしてアレの事!?」
「そうよおねーちゃん!あいつが逃げる前に早く!」
「わ、解ったど!」
ふらんにそう言うとれみりゃは壊れた壁の穴からエントランスに戻る、
「えーと、確かこの下に…。」
れみりゃがカーペットを持ち上げると、その下にはあらかさまに怪しい蓋がある。
蓋を開けるとそこには赤くて丸いスイッチが。
「どっこいしょっと!」
れみりゃはそのスイッチの上に乗ると、スイッチが軽く沈んだ。
ビー!ビー!ビー!
それと同時に部屋中に警報が鳴り響く。
その警報は庭にいるてゐ達の耳にも入るほど大きかった。
「!?何だい、この音は!?」
次の瞬間、今にも塀から外に逃げ出そうとしていた諏訪小憎に異変が起きた!
バチバチッ!
「!?う、うわっ!」
諏訪小憎は、自分の身体に電撃が走ったと思ったら弾かれるように塀の中へと飛ばされてしまった!
「よし!何とか間に合ったわ!」
フランはそれを見てピョンピョンと飛び上がった。
見ると、電撃を帯びた幕がこ~まかんを囲むように張られているではないか。
「こ、これは電磁バリヤ~!?」
諏訪小憎は幕を見てそう叫んだ。
「ふふ、驚いた?この家はねえ、何代も前のご先祖様が家の財宝を守るために
無数の仕掛けを仕掛けておいてあるのよ!
落ちぶれちゃった今じゃ無用の長物と思ったけど、こんな形で役に立つなんてね。」
ふらんはどうだ、参ったか!といった顔でそう説明する。
「…フン!こんなバリアーぐらいで私を捕まえたと思ってるなんて、おめでたい人達だね。」
「仕掛けはバリヤーだけじゃないわ、この庭だけでもレーザートラップや落とし穴に対ゆっくり地雷が仕掛けてあるし、
家にも仕掛けがしてあるわ!貴方はもう、何処にも逃げられないわよ!」
「…そんなちゃちなハッタリに引っかかる馬鹿なゆっくりだと思ってるの?」
ふらんの説明を受けてなお、諏訪小憎は冷静さを失わない。
「…ハッタリじゃないわよ。」
ふらんはそう言うと、庭に落ちていた小石を咥えて空中に放り投げた。
バシイッ!
銃声がしたかと思うと、空中に放り投げられた石が砕け散った。
「…どうかしら。
ちなみに仕掛けはこーまかんの人間に対しては発動しないようになってるわ。
つまり、貴方がまともに動けないのに対して、ふらんたちは普通に動けるの。
これで貴方は、追い詰められたも同然でしょ。」
「…なるほどね、確かにそれはヤバイ。」
そんな事を呟く諏訪小僧の顔に焦りの色は見えない。
こんな時こそ冷静に振舞わなくてはいけないことを諏訪小憎は理解しているのだろう。
「う~ふらん!仕掛けはちゃんと動いているのかど?」
と、ここでれみりゃが戻ってきた。
戻ってくるなりふらんにそう問いかける。
「ええ、ちゃんと動いたわ!」
「う~、全く動かしてないからちゃんと動くか心配だったけど、とりあえずは安心だど~。」
れみりゃはそれを聞いて安堵のため息を吐き出した。
「ま、何はともあれこれであの諏訪小僧とか言うのを追い詰めたわけだ。」
そういって諏訪小憎ににじり寄るてゐ。
と、その時、ゆうぎがてゐの前に出てきた。
「ちょっと待ちなチビ、こいつは私が相手してやる。」
「え?あんたが?」
「ちょうど良い機会だ!あいつをとッ捕まえてふらんさんとの恋愛フラグを立てる!」
「…例え上手く行っても絶対に立たないと思うんだけど。」
「よし!行くぞ!」
てゐの最後の突っ込みは軽くスルーしてゆうぎは一枚のスペルカードを取り出す!
それと同時にゆうぎの身体が真っ赤に燃え出した!
「おう。」
実際は有り余るゆっくりオーラが全身から吹き出しているだけだが。
てゐはそのオーラが本当に燃え盛る炎のように感じて思わず一歩引いてしまった。
四天王奥義「三歩必殺」!
「あんたは私が三歩踏み出すと同時にやられている!」
ゆうぎは力強く諏訪小憎にそう宣言した。
「三歩でや私を倒すって事?…随分強く出たねぇ。」
「あんたが何を言おうと、これは真実さ、そんじゃあ行くよ!」
ゆうぎは諏訪小僧から少し離れた位置にたった。
ベロン。
そして、TEN○Aの下から自分の足を露出させる!
そして、そのぬるぬるまみれの足を使って諏訪小憎に近づいていく!
一歩!
ゴオオッ!
ゆうぎが一歩諏訪小憎に近づくと、ゆうぎのオーラが一段と強く吹き出した!
二歩!
ゴォオオオオオオオオオオオッ!
二歩目で更に強くなる!
「三歩!こいつで終わりだ!」
ゆうぎはそういうと、諏訪こに付加って力強く三歩目を踏み出した!
ズボオッ!
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: ∧ :
: |::::| :
: /´ ̄'!☆|"´ ̄\ :
: / / |::::::| \ :
: / ノ |:::::::! \__\ :
: ∠〃 {ノノ_ハ_V レ'、_i_l>\__> :
: /'レ小(◯), 、(◯) 从l \ :
: |('/ ̄ 'ー=-'  ̄///) :
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「えぇええええええええええええええ!」
三歩目を踏み出すと同時にゆうぎの身体は奈落の底へと落ちて言った。
「…え?」
てゐも諏訪小僧も何が起きたのか理解出来ない顔で落とし穴を呆然と見つめていた。
「おいぃ!?一体何が起こったのですか!?」
様子を見ていたてんこがゆうぎが穴に落ちたのを見て、動揺を隠せないでいる。
「お、おかしいわね、仕掛けはふらんたちに対しては発動しないはずじゃ。」
ふらんもかなり動揺している。
「…あ!気づいちゃったど!」
と、その時れみりゃが顔を真っ青にして大声で叫ぶ。
「?気づいたって一体何にですか?」
てんこがれみりゃにそう問いかけた。
「確かにこーまかんの仕掛けはこーまかんのゆっくりに対しては発動しないど。
…でも良く考えたら、元々こーまかんに住んでいたのはこの場にいるれみりゃとふらんだけだど!
つまりれみりゃとふらん以外のゆっくり………てゐさん達に対しては仕掛けは普通に発動しちゃうんだど!」
「ちょ!何でその事に誰も気づかなかったのさ!」
「ご、ごめん、その事をすっかり失念してた。」
てゐの叫びを聞いて、ふらんは申し訳なさそうにそう呟いた。
てゐは慌ててゆうぎが落ちた穴を覗く。
恐ろしく穴は深く、全然そこが見えない。
「やる夫~!生きてたら返事しろこら~!」
…穴にてゐの声が響き渡る。
しかし、いくら耳を済ませても、ゆうぎの返事は返ってこなかった。
「その穴が何処に通じてるのか、れみりゃもふらんも知らないのだど。」
「マジですかそれ…シャレになってないでしょ。」
「おぉ。怖い怖い。」
れみりゃの話を聞いて、てんこもきめえ丸も震え上がっていた。
「何だか知らないけど、今が逃げるチャンス!」
と、諏訪小憎はそういうと、顔に仮面のようなものを取り付けた。
「ふふ、見える見える。」
仮面越しの諏訪小憎の視界には、庭中に張り巡らされた赤外線レーザーが見えていた。
「このレーザーを避けて飛んでいけば楽にこの家から脱出できる!」
諏訪小憎はまた手足をばたつかせて空を飛び始めた!
「あ、こら逃がすか!」
てゐは慌てて諏訪小僧を追いかけようとして飛び跳ねた!
「あ!マズイど!そっちには地雷が!」
と、その時レミリアがそう叫んだ!
「!?」
それを聞いたてゐは空中で静止する!
このまま着地したら地雷でドカン!だ!
「………!」
てゐは両耳を思いっきりバタつかせてホバリングをして、何とか着地地点から少しずれた所に着地した。
「せ、セ~フ…。」
てゐは顔を真っ青にして冷や汗交じりで安堵のため息をついた。
しかし、そうこうしている内に諏訪小憎はレーザーの網を潜り抜けて正門の方へと向かっている。
屋敷全体を覆っているバリヤーが唯一張られていない場所、それが正門なのだ。
「チッ!このままじゃあアイツを逃しちゃうわ!」
ふらんはそういって慌てて諏訪小僧の方へと向かって行った。
「ふらん!れみりゃも一緒にいくど!」
れみりゃもふらんの後を追いかけようとするが…。
「待ちなって!」
それをてゐが呼び止める。
「てゐさん!一体なんだど!」
「あんたが言った所でふらんの足手まといになるだけだよ!」
「カリスマのない姉が助けに行く→最強の妹の足を引っ張る→エロ蛙に姉妹ともどもやられる→いくえ不明。」
「…なんか無茶苦茶むかつくけど、反論できない…。」
何だかちょっと涙が出ちゃったれみりゃだった。
「とにかく、ここは私が…。」
「でも、下手に動いたらまた仕掛けに引っかかっちゃうど!」
「確かにそうだけど…。」
「おい、私はとても良い案を思いついたんだが?」
『え?』
「つまり…。」
~☆~
一方、こっちはこうまかんの正門前。
諏訪小憎はレーザーを潜り抜け、あと一息で正門という所まで来ていた。
「思ったとおりだ、正門にはバリヤーが張られてない、あそこからなら脱出できる!」
諏訪小憎はそういうと、正門に向かって一直線に向かおうとする。
「待ちなさい!」
と、諏訪小僧を呼び止める声が。
声のした方へ振り向いてみると、そこにはふらんの姿があった。
「やれやれ、思いの他しつこいね。」
「…そりゃそうよ、獲物を逃がすほど私は甘くないわよ。」
「なるほど…でもまぁ、あんた一匹なら簡単に抜けられるから問題ないね。」
諏訪小僧がそういってその時だった。
「じゃあ四匹ならどうなるのかな?」
突然、後ろから声が聞こえてきた。
その声を聞いて、諏訪小憎は動揺を覚える。
「!今の声はさっきのうさ耳ゆっくり!?あいつ、仕掛けに囲まれて動けなかったはずじゃ…。」
諏訪小憎はとっさに後ろを振り向いた。
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イ::::i::::::ハ_!_レヘ::::! ,ィ--'r!:::i::::〈::::ハ
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〈r:::人 'ー=-' ハ::!:::ヽ:::::〉
ン^ヽ:>.、.,___ ,.イ::::/::::::ハノ
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i ヽ .| (ヒ_] ヒ_ン ) / / i '、
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ヽ V 人 ヽ _ン ヽ 人 '、
、_)ノ ノ >.、_ ,.イ/ ( ノ (._ ヽ
/ / ノ´ ,,.ィ''i ̄ ̄ノ こ ノ | ノ \
}`ーy´ヽ (><)、/ 、y__,_.!Y :: ::
く ̄/ ハ-ハ´ }-∞-{ ::: :::
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:: ::: l/⌒ヽ-」 ハ r/⌒ヽ、_/、 Y
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く::::::::::`i / ゝ-'‐' ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ、
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r'´ .ィ"レ(◎), 、(◎).::`! i ハ
ヽ/ ! "" ,rェェェ、 ".::::::::i ハ ',
.ノ /l |,r-r-| .:::::::ハノ i ヽ.
〈,ヘ ヽ、 `ニニ´ .::::::::,〈 i ハ i 〉
ノ レ^ゝi>.、.,_____,,...ィ´//レ'ヽハヘノ
そこに立っていたのはれみりゃの上にてんこが乗っかり、更にその上にてゐが乗っかった姿だった。
「…な、何だいその姿。」
「おねーちゃん、何やってるの。」
思わずつっこみを入れてしまった諏訪小僧とふらんであった。
「れみりゃの近くにいれば仕掛けが動かないみたいだからね。」
「ここまで上手く行くとは流石に驚きを隠せない。」
「て、てんこちゃん・・・てゐさん・・・れみりゃの上から降りて欲しいんだど・・・。…。」
「悪いけど、まだ仕掛けがあるかもしれないし、暫くは上に乗せてもらうよ。」
「私も巻き添えは勘弁なのでこのままで。」
「う。う~!鬼だど!酷すぎるど!ゆっくりできないど!」
「頑張れ~!ゆっくりは色んな物を背負ってこそ強く慣れるんだ!」
下のれみりゃがもう色々な意味で限界みたいだが、気にせずに話を進めていこう。
「なるほどね、確かにそういう手もあるわけか。」
諏訪小憎は、三段重ねになったてゐ達を見て感心した様子だった。
「さて、これで数の上ではこっちが有利になったわけだけど、今の気分はどんな感じかなぁ。」
てゐはてんこの上から諏訪子を見下してニヤニヤ笑いながらそう言った。
だが、反対に諏訪子の顔つきもニヤニヤしている。
「有利?あんた達はまともに動くことも出来ないようだけど、それで有利になったとはいえるのかな!?」
・・
「確かに、っこれじゃあまともに動くことは出来ないね、私は。」
そう言っててゐはスペルカードを一枚取り出した!
「!まさか!」
それを見て諏訪小憎はとっさに大きく後ろに飛び去った!
勿論、ビームが当たらない軌道を計算して!
「私は無理だけど、弾幕はどうかな!」
兎符「開運大紋」
ズガガガガガガガッ!
スペルカードが光り、無数の弾幕が諏訪小憎に向かって発射される!
「!こんなもの!」
諏訪小憎は大きくジャンプして弾幕をかわす!
次の瞬間、てゐの下に居るてんこが行動に移った!
「追撃のグランドヴァイパー!」
てんこは緋想の剣を諏訪小憎に向かって投げつけた!
剣は回転しながら諏訪小僧の方に向かっていく!
「く、避けるのは無理…なら!」
諏訪小僧もスペルカードを取り出すと、それを飛んでくる緋想の剣に向かって投げつけた!
神具「洩矢の鉄の輪」
投げつけたカードは巨大な鉄の輪に姿を変えた!
鉄の輪と緋想の剣が激突する!
ガキインッ!
大きな音を立てて緋想の剣と鉄の輪は弾かれる!
「ちいっ!」
舌打ちをするてんこ。
弾かれた緋想の剣はそのまま地面に突き刺さった。
「…あ。」
地面に突き刺さった緋想の剣を見て、れみりゃが思わず声を漏らす。
「…れみりゃ、今の『あ』ッて何?」
嫌な予感を覚えながらてゐがそう問いかける。
「今剣が刺さった所って、ある大仕掛けのスイッチがあるところだど…。」
れみりゃが非常にまずいといった表情でそういった。
「お、大仕掛け?」
その言葉に、てゐも嫌な予感を覚えた。
ボゴオッ!
次の瞬間、てゐ達の足元に、シャレにならないほどの大きさの穴が開いた!
「うわああああああ!?」
てゐ達はそのまま大穴に落下していく!
「あらら、こりゃラッキーだね、今の内に逃げさせてもらうよ。」
諏訪小憎は今がチャンスとばかりにパタパタと飛んで逃げていく!
「く、クソっ!ここで逃がすかあっ!」
があっ!
「え!?」
「なぬ!?」
てゐはそう言うと、てんことれみりゃを足場代わりに大きくジャンプした!
「おいいいいいいいいぃ!?」
「うわああああああああああ!」
当然、てんことれみりゃはそのまま大穴へと落下していくことになる。
スパマリで踏み台代わりにされたっていう気持ちで二匹のゆっくりは穴へと落ちていった……。
「ふんぬうううううううううう!」
一方のてゐはまた耳を派手に動かしてボバリングしながら諏訪小憎に迫ろうとする。
…しかし、どれだけ頑張っても諏訪小憎に近寄れない!
「ハイハイ、無駄な抵抗をするんじゃないよ!」
諏訪小憎はまたスペルカードを取り出した。
神具「洩矢の鉄の輪」
諏訪小憎は鉄の輪に変化したスペルカードをてゐに向かって投げつけた!
「う、うわっ!」
鉄の輪はてゐの身体をかするだけで済んだ。
しかし、その衝撃でてゐの身体が落下していく!
「どうやら天は私に味方したみたいだね、お前は奈落の底で私が逃げていく様を
指を咥えて見ていな!!」
そう言って諏訪子は飛んで逃げようとする。
その時だった。
「甘いわよ、クソ蛙!」
てゐの背後から、そんな声が聞こえてきた!
バアッ!
飛び出してきたのは、ふらんどーるだった!
「はっ。」
諏訪小憎は、そんなふらんどーるを見て嘲笑する。
「お嬢ちゃん、飛び出してきたのは良いけど、あんたの攻撃は私の所まで届かないでしょ?
胴無しふらんどーるの羽は胴無しれみりゃの羽と同じで飛ぶためのものじゃないのは知ってるんだよ!
あんたもそこで落下しているウサギ耳のゆっくりと同じ末路を辿るんだよ。ケロケロケロ!」
諏訪小憎はそういってケロケロと笑う。
そんな余裕たっぷりの諏訪小僧を見てふらんどーるはニヤリと笑う。
「確かに私の羽は飛ぶためのものじゃないわね!でも!」
があっ!
「ぐはあっ!」
「跳ねることは出来るわよ!」
ふらんどーるはてゐを踏み台にして諏訪小僧の頭上まで飛び上がった!
「なあっ!」
頭上に出てきたフランを見て驚く諏訪小僧!
ふらんは一枚のスペルカードを取り出した!
「つぶれろ!エロ蛙があっ!」
禁忌「レーヴァティン」
ふらんの身体が剣型のゆっくりオーラに覆われる!
一本の赤い剣へと姿を変えたふらんはそのままその剣を諏訪小憎に叩きつけた!
ゲシイッ!
「ぐ、ぐはあっ!」
諏訪小憎はそのまま下へと飛ばされ地面へと叩きつけられた!
「ぐ、ぐうっ、ゆ、油断した……。」
諏訪小憎はそういってゆっくりと立ち上がる。
カチッ。
と、諏訪こ増が立ち上がったときに、何かのスイッチが入る音がした。
「…あ。」
諏訪小憎の脳裏に嫌な予感がよぎった次の瞬間。
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諏訪小増を巻き込んで大爆発が起こった。
爆発と煙を、着地したふらんは見つめている。
「…フン、ネチョだか何だか知らないけど、少しは分別をわきまえることね。」
その後、ふらんは正門前に開いた巨大な穴を見下ろす。
てゐ達が落下して言った、底の見えない大穴へ。
「…犠牲は大きかったわね、あなた達の事は忘れないわ…あのTEN○A以外は。」
そういうと、ふらんはその場を去って行った。
~☆~
こーまかんから離れた川沿いの道。
現在、この道を公安⑨課のれてぃとちるのがパトロールしていた。
「ねえちるの、貴方所長の事見かけなかった?」
「あたいは見てないよ!」
「そう、これは困ったわねえ。」
そんな会話をしながら歩いていると、川沿いに大量のゆっくりが集まっていた。
「?何かしら?」
れてぃは大量のゆっくりの元へと近づいていく。
「貴方達、そんなところで一体何をしているの?」
「ん?おねーさん達も見に来たの?」
「あそこでゆっくりが三匹、でかいタンコブを作って川に流されてるんだぜ!」
「…ゆっくりが三匹?」
れてぃは目を凝らして、川を見つめてみた。
「…ひ、酷いどてゐさん…。」
「お前、踏み台にされたゆっくりの気持ちが解りますか?…私は悲しいです。」
「私よりれみりゃの妹の方がよっぽど酷いよ…。」
そこには、頭にでかいタンコブを作ったてゐたちの姿があった。
「あ、アレってこの間のゆっくりたちじゃない?」
ちるのがてゐ達を見てそんな事を言った。
「…あいつら、何やってるのよ…。」
れてぃは呆れた顔でそんな事を呟いた。
「あ、また流れてきたんだぜ!」
「今度は変な筒に入ってるよ!」
と、野次馬のゆっくり達が川の上流の方を見てそう言った。
「また流れてきたの、今度は何よ…。」
れてぃはそう言って、川の上流の方を見た。
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「…クソっ、このあたしとした事が油断したよ!」
流れてきたのは、これまたデカイたんこぶをつけた胴付きゆーぎであった。
TEN○Aを身にまとい、ぷかぷかと川に流されている。
…と、川に流れているうちに、れてぃとちるのと目が合った。
「…あ。」
二人のゆっくりを見て、ゆうぎは思わず声を出してしまった。
「…所長、貴方一体何してるんですか?」
「…あ、あんたたち・・・。」
ゆっくり治安維持部隊公安⑨課所長 ゆうぎは部下に見られていることにづき、思わず頬を赤くした。
第6話終わり
- ”⑨課”の”所長”ってなんだよw
ゆーぎが返事しなかったのは「やる夫」って呼ばれたから? -- 名無しさん (2009-08-30 10:14:59)
- 諏訪小僧ってやつ属性の合わないDVDもらったって言われたらどうするんだろ? -- 名無しさん (2011-02-05 15:29:07)
最終更新:2011年02月05日 15:29