その後のらんしゃま一家と俺の話。
らんしゃま一家には週一で菜園で採れた野菜を届けている。
一人ではやや持て余し気味ということもあるが、大家族だから食べ物も足りないだろうし、何より「時々様子を見に行く」って約束したからだ。
もっとも、旦那の狩りのカンは鈍ってないようで、食べ物に困ることはそれほどないらしい。
俺はというと、菜園が面白くなってきて、気がついたら結構な広さになっていて、はじめはらんしゃま一家だけだったのが次第に自分の家のご近所さんにも時々おすそわけするようになった。
らんしゃま一家の住んでる辺りには時々他のゆっくりの一家が通るらしい。
旅の途中だったり、遠征で狩りに出てきてたりと様々だ。
その時にいろいろな群れの話も聞くらしいが、らんしゃま達はゆかりんやらんしゃまがいる群れやちぇんが多い群れの話に特に興味を示しているようだ。
一年ほどたつと、子供達も大きくなり、近所のちぇんとつがいになったり、ゆかりんやらんしゃまやちぇん、または彼女(?)らのいる群れを求めて旅立ったりして、巣には夫婦だけが残った。
またウチに来るか?とも言ってみたが、子供達が帰ってきたときに誰もいないと困るだろうから、と断られた。
その後、夫婦は二年ほど生きて天寿を全うした。
いつものように巣に行くと、旦那はもう旅立った後で、嫁…最初に飼った方は俺と二言、三言交わしてから旅立った。
子供達にはもうお別れは言ってあったらしい。
二人を巣の近くに埋めて墓標を立てた。
夫婦が健在の頃はたまに夫婦の巣で鉢合わせしたりしていた子供達は、それ以来会っていないが、元気にやってると思う。
以下作者の言い訳など
- ほぼ即興で作ったのでクオリティは度外視。
- 東方SS書きたい。パロディ邪気眼厨二病満載のバトルSS書きたい。
- 閲覧ありがとうございました。
尻尾の人
- これで真の完結をみた気がします。ありがとうございました。 -- 名無しさん (2009-09-05 22:42:20)
- いい話にしてるっぽいけどこれらんしゃま達を捨てたっていう事実は変わらなくね?
お兄さんが捨てたっていう事実から目をそむけている辺りも色々ヤバイ
野生の環境でこんな贔屓されていたら他の動物や同属に狙われると思うよ
-- 名無しさん (2012-01-09 21:15:34)
最終更新:2012年01月09日 21:15