まあ、そんなこんなあり。お祝い的なモンでもという事で…
―本日のおやつは作り置きすれば夕飯にもなる優れ物、ホットケーキを作る!
「いっぱいむーしゃむーしゃしようにぇ!」
―よーし、がっつり甘くしよう!
「ゆー♪」
ん?テンションが違う?何もちびにデレてるわけじゃない、
甘いものにデレているのだッ!俺は甘党だからな。
どのくらい甘党かと言うと自分で作ったコーヒーがMAXコーヒーと同じだったくらい甘党だ。
はじめて飲んだ時に自分の甘味の感覚に驚いたなぁ…
ちなみにスイーツではなく『デザート』と呼ぶのがジャスティス。
…さてそうこうするうちに生地が出来た。最後にバニラエッセンスを垂らして…
「ゆぅ~、ゆっきゅりのにおい~…」
―あとは焼くだけだ
※3分後、
「にゃあああああああ!!」
少し目を離した隙に急にちびから悲鳴が。
―どうした?フライパン…には触ってないな。なんだ一体
「にゃんでこんにゃのいれやにょぉ!」
お?発音が赤ん坊に…
見ると一つ小瓶が倒れている。
―お前、バニラエッセンス舐めたな?
「(ぶんぶん)」
…飲んだか
「ゆぁぁん!あまくすゆっえいっあのにぃ!」
なるほど、こいつが甘いと勘違いしたか。
―ふはは、俺も昔舐めてガッカリした事がある、誰しも通る道だ。
「にゃ~…」
―こいつは匂いは最高だが地獄の苦さ。しかしやはり至福の香りだ、いい匂いがするぞ。
「くんくん…ゆー、ほんよや!…れも、にがぃ~!」
※出来上がり。
「しあわちぇ~♪♪」
わーお子様回復はやーい。
しかしさすがパパさん直伝レーズン入り、飽きがこない。
まあ相変わらずちょっと黒くて山肌みたいだが。
「いっぱいたくさんー♪むーしゃむーしゃ…」
でかくなったとはいえ、ちびは上に乗ったバターより少し大きいくらいか。
―…布団食ってるみてぇだな
正直うらやましい…
「ゆ♪おにーしゃん!またおっきいのつくってにぇ!」
―別にかまわんが、希望と違いどんどん小さくなる
「ゆうっ?!いじわるしないで!」
―子供のおやつってのはそういうモンなんだ
「???」
ま、最終的にお前より小さくなるまで、せいぜいメルヘンに食え。
おしまい。
by.とりあえずパフェ
- バニラエッセンストラップには自分も引っかかりましたw -- 名無しさん (2011-04-28 15:18:03)
最終更新:2011年04月28日 15:18