かわいいゆっくりゲットだぜ!!花D(デッドリバー)


  • 俺設定満載です。
  • それでもよければ読んでください



私が気付いた時にいた場所はどこかの川の手前だった。
自分がなぜここにいるかを理解できないまま目の前にいる人物にお金を渡さなければいけないと感じた。
そのときだった私を呼ぶ声が聞こえるのでそちらへ向かうことにしたのだった。
今の声は聞き覚えがあるが誰だろうかと考えると意識がはっきりとしてきた
そして、周りを見て驚いた。幽霊が駄賃を渡して川を渡っているのだ…
ここの正体がわかった。彼岸と現世の境となる川。すなわち三途の川だ。
周りには大量の彼岸花が咲いていて赤い髪の女性が魂を渡している。
どうやら八雲紫様の力でもここに飛ばすのが限度だったのだろうか…それともわざとなのだろうか
川の中には淡水海水の関係なく絶滅したあらゆる水棲生物が生息している
私は、ここにいてはまずいと思い川とは逆の方向の道へと歩き始めた

「妖怪の山」の裏にある、三途の川に通じている道。中有の道へと向かうことにした。
道沿いで地獄の罪人が卒業試験を兼ねて出店をやらされており、三途の川に向かう死者相手だけでなく、
幻想郷の生者相手の商売もしているらしいというの本当のようだ。
様々な品物が売っているのできょろきょろと周りをみながら歩いているとゆっくりを売っている店があった
金魚すくいのような桶の中に子ゆっくりがたくさんいるのだ。
露店のゆっくりショップかと思い私は興味深くゆっくり達を見ていた
それと後ろのほうにはみたことがない珍しいゆっくりが個別の水槽の中で展示されていた
希少種とよばれるもの一種だろうか様々なゆっくりがおいてあり気になるゆっくりが何人かいた。
水槽の中は、れいむ・まりさ・ありす・ちぇん・ぱちゅりー・みょん…などだ。
そのゆっくり達は、自分がどれだけゆっくりしているかを主張するのでよく聞いた。
騒がしいぐらいにゆっくりが大声をあげている中で私は一人のゆっくりが気になった
赤い髪の毛に二つの髪飾りをして楽しそうにお昼寝をしているソフトボールぐらいのゆっくりだ。
この子だけは他の子ゆっくりと違い騒いだりせずにぐっすりと眠っているからだ。
まるで我が家のめーりんだなと思いながら苦笑をした。よしこの子に決めた!!

「すみませんがこのゆっくりをいただきたいのですが」
「あいよ、ゆっくりこまちですね…お代は…になります」
「わかりました…ですね。それではいただいていきます」
「お兄さん、こまちはゆっくりしたり話してばかりだかられいむのほうがいいよ」

れいむ種のゆっくりが騒いでいたが私は自分の意思をかえる気はなかった。
ついでに財布の中身がからに近かったのも原因のひとつだった。
もう少し余裕があれば緑の髪のゆっくりも買っていただろうと思った。
そして、私はゆっくりこまちを腹のあたりに抱えるととことこと歩き始めた。
ここから家に帰るのは何時ごろだろうかと思いながら歩き続けた。
気付いた時には、妖怪の山の守屋神社まで戻ってきていた。
私は自分の財布から小銭を出すと家まで無事に帰れることとゆっくりの幸せを祈願した。
ここからな安全に帰れるだろうと思った時に私の抱えているものが目を覚ました。
抱いているゆっくりは徐々に目を開いていき、
完全に開くと『きょとん?』と音が聴こえてきそうな顔をして辺りを見回す。
そりゃゆっくり屋で寝てた筈なのに場所が変わってりゃ驚くか…と眺めていると、こいつと目が合った。
パチパチ何度か瞬きし、こちらを目掛けて「おにいさんおはよう!!」と、元気な声で挨拶をしてきた。
私は、お約束の言葉を話しかけた

「ゆっくりしていってね!!」
「ゆっくりしていってね!!」
「君の名前はこまちでいいのかい?」
「あたい? あたいのなまえはこまちだよ」

私の挨拶に彼女も返事を返した。
どこから来たのか、家族はいるのか、仲間は心配していないのかなのだ
このゆっくりについて話をすることが好きらしくいろいろと話しかけてきた。
どうやらこまちは母親と三途の川周辺でお昼寝をしている時につかまり売り物になっていたそうだ。
何でも昼寝と話をする事が大好きで、気持ちよさそうだったから他のゆっくりが騒いでる間も一人で昼寝をしていたらしい。
他のゆっくりは騒がしくて話し相手にならんかったそうだ。
私のほうは、知り合いに外の世界に生きたいと願ったところ失敗をしたのかあの場所に飛ばされていたと話した。

「お兄さんは外の世界にいきたいと思ったのになんであんなところにいたんだい?」
「たぶん、大妖怪のイタズラか間違いなのだろうね」

自分の軽率な願いと行動に寒気を覚えた私はぶるっと体を震わした。
私は、八雲紫様に後で謝罪をしとかなければと思いながら妖怪の山を歩いていた。
大妖怪である彼女を便利屋扱いにしようとしたのが失敗だったと後悔していた。
ついでに油揚げとマタタビも用意しなければと思いあるいていた。
その途中で野生のゆっくりに信仰をすればすくわれるという勧誘をうけたりした。
とりあえず、自分はそういうことには今のところは興味がないのだよといって駄賃代わりの非常食をわけた

その後も暗くなる前に人間の里の領域にもどらなければと考えながら早歩きをしていった
時間的には夕方ぐらいだろうかという時にゆっくり牧場の塀が見えてきた
大工の大将に特別に作ってもらった高さ約1mの木製の塀だ。
ゆっくりの力ではどうやっても開かないつくりにしてある(一部のゆっくり(ドスなど)を除く)
私はこまちを塀の上に乗せると自分だけ反対側に飛び込んでいった。
そのあとに小町を抱えるとまた歩き始めた。
ただこの子を部屋で飼う事に気がかりがあった。
野生のゆっくりは、しゃべることの出来ないめーりん種を毛嫌いしている事が多い。
だが、彼女は私の自室に行くと昼寝をしている子めーりんたちの中に入っていった

「君はどうしてめーりん種を嫌わないんだい?」
「そりゃ、あたいはあたいで、めーりんはめーりんだからだよ」
「もう少し詳しく話してくれないかな?」
「あたいは自分の好きなことをやる。めーりんも好きなことをやる。お兄さんも好きなことをやるってことだよ」
「君にめーりんをいじめる意思がないのかい?」
「他の連中がなんていおうがめーりんはゆっくりしてるし悪いやつじゃないさ。一緒に昼寝をしているほうが楽しいさ」
「ははは、そりゃーいいなw」

その返答を気に入った私は正式にこのゆっくりこまちの牧場入りを発表したのだった。
次回の目標は、露店屋で売っていた緑の髪のゆっくりだなと思いながらこまちを紹介した。
こまちは、自分でもいっている通りおしゃべりや昼寝ばかりする変わったゆっくりだった。
この少しあとに増えた緑の髪のゆっくりにそのことを注意されたりもしたがこまちは気にせず成長をしていった。
性格は、普通に起きている時の面倒見は良くそれなりに仕事をするのだがすぐにサボったり昼寝をしたりする
まあ、これもゆっくりの個性なんだろうと気にしないことにした。

それから数ヵ月後の時間が過ぎて彼女も大人の一員といってもいい大きさになった
彼女は自分は門番や川渡しの仕事をやりたいというので門番のめーりんと老犬に預けることにした。
このような感じでゆっくり牧場に新しい門番が増えることになった。
赤い髪の毛に二つの髪飾りが特徴のバレーボールぐらいのゆっくりこまちとゆっくりめーりん3人だ。
ちなみにるーみあはいまだに「わはー」とか「そーなのかー」といいながら私の部屋に住んでいる。
この子の独り立ちはまだまだなのだろうかとため息をついた。
大きさも何故かソフトボールより少し大きいぐらいで成長が止まってしまった
まあ、かわいいからいいかと苦笑しながら頭を撫でてあげた。



とりあえず
「昼寝とお話する事を好きで居眠りしている事の多い赤い髪をした青い目のゆっくりこまちゲットだぜ!!」

次回も、ゆっくりゲットじゃぞ
                                                   byゆっくり博士



ここで選択肢です。かわいいゆっくりゲットだぜ!!花D以外の作品を全部読んだ
全部よんだ→かわいいゆっくりゲットだぜ!!花E
読んでいない物語がある→かわいいゆっくりゲットだぜ!!花序章


【あとがき】

作者名無しです。
小町といえばサボり、サボりといえば昼寝、昼寝といえばというわけでめーりんと仲がいいわけです。
残すところあと一つ花Eです。題名が花だからもう少し花を描けばよかったなと後悔中。


  • こまちを買って、こまちがどれだけ優秀かの紹介だけで終了したので起承転結の承の時点で終わってる印象
    もっと話が膨らむ気がして勿体無い


    これから先こまちはみんなとどう関わって転の場面を演じるのやら -- 名無しさん (2009-10-15 03:18:32)
  • こまちを買うシーンが奴隷売買にしか見えなかった
    こまちもこまちでなんでただの人間にあっさり従うのか疑問 -- 名無しさん (2010-04-20 18:15:34)
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最終更新:2010年04月20日 18:15