てゐ魂 第二十六話-1

注意事項

銀魂のパロディです。
ろくでも無いゆっくりばっかり。
たまにゆっくりが酷い目に・・・。


それでも構わないならそのままどうぞ























てゐ魂  第二十六話「団子うめぇ。」



「で、結局まだかぐやは見つかってないの?」

「うん、この辺りを隅から隅まで探し回ったけど。」

「奴の足取りは全く掴めていないんだぜ。」

駄菓子屋の前に置いてあるベンチに座ってスイカバーを食べながらちるのは部下からの報告を受けていた。

「全く、ホントにちゃんと探してるの?」

そう言いながらちるのはスイカバーを食べつくし、残ったアイス棒を見る。
「…はずれか。」ちるのは軽くうな垂れた。
そんなちるのを、部下たち二人は軽蔑の眼差しで見つめている。

「そういう隊長こそ、アイス食べてるだけじゃ無いっすか。」

「こういう事は率先してやらないと、部下がついて行かないんだよ!」

部下二人はちるのに対してそう訴える。
何ていうか、人間社会で一切に部下が上司にこんなこと言ったらただではすまなさそうな台詞だが
ゆっくりの社会ではこれ程度の暴言は軽く流される。

「あたいには人探しとか向いてないからこれで良いの。
 それより急いでかぐやの足取りを見つけないと、数万年後にタイムスリップすることになるかも知れないよ?」

「冷凍睡眠決定!?」

「わ、わかった!すぐに探してくるよ!」

ちるのは、決して冗談は言わない、口にしたらマジでやる奴だ。
それをわかっている部下達はかぐや捜索を改めて再開した。

「…しっかし、ホントに見つからないなんて、相変わらず隠れるのだけはうまいよね、かぐやって。
 まぁ、包囲網から抜け出せるとは思えないし、そのうち足取りはつかめるかな。」

駄菓子屋の前に設置されたクーラーボックスからアイスを取り出し、店のおばちゃんにお金を払いながらちるのはそう呟く。
「…それより気になるのは…。」
ちるのは新しいアイスを口にほおばった後、駄菓子屋の向かいにある公園を見つめていた。



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その公園の周りを、変なゆっくりがグルグル回っていた。
仰向けに倒れた姿勢のままズズーッと滑るように動いているそのゆっくりの移動速度は、異様に速い。

「…あいつ、一体何をしてるんだろ、面白いからもう少し見物してよっと。」

ちるのはそう言いながらそのゆっくりをじっと見つめた。
そのゆっくりの正体が、かぐやの事が心配で探しに来たテルヨフであることに、ちるのはまだ気がついていない。


~☆~



「ゼェ、ゼェ、ゼェ…。」

その頃、かぐやは強敵を前にボロボロになっていた。
体中ボロボロになっている彼女は、ほぼ限界に近い状態で立っている。

「ま、まさか、これほどの相手だなんて…。」

正直、彼女は相手を舐めていた。
この程度の輩、簡単に手玉に取ることが出来る。
かぐやはそう考えていた。

しかし、実際の所は予測できないその動きに翻弄されるばかり、
自分は常に後手後手に廻っていた。
それほどまでに奴らは強大で、手が付けられない相手だった。

(正直、今すぐここから逃げ出したい気分だけど、けーねの為にもここで倒れるわけにも行かないよね。)

かぐやはそう考え、気合を入れなおす、
全ては自らに全てを託したあのけーねの為、
かぐやは逃げ出すわけには行かなかった。

自分の為、仲間の為に、彼女は再び立ち上がる。
そして、目の前に立ちふさがる強敵に向かって大声でこう叫んだ。


「あんた達ー!授業は始まってるのよ!大人しく席に尽きなさーい!」



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>              い    や    だ    !  !  !              <
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   , -──‐-、                     -''::::::::\
__ィ,、_r、_、r_z_,\/ァ        ___      |:;ノ´∨\_,. -‐ァ        _    __
丶e:::::ヽ_wwwwヘ;;c/       / =ニニ二ニヽ、   _,.!イ,.ヘーァ'ニハ'ヽ、ヘ,_7     r , -`―'- 、イ、
 `ム::::/ノノ_,レ从ノ_ノヾィ     /   i//l/lノヽ ヽ . :::::rー''7コ|_,‐"リ´V、!__ハ    イi イ人ルレ ン、
  !:::i::::イ ヒソ ヮ ヒンY::リ    /   /ヒン_ ヒン ヽ!  !イ´,'イ ノヒソ _ ヒンY.i !    /ヒン__ ヒン)| i、|
  |:::n:::::1"    ")ル    l  l/ " ヽノ "  !    ( ,ハ" ヽノ ノ人     ("  ヽノ " []ノ i
  レ::ハ:::::h――― ':::ハ    i从イ、_____ノ   ,)、 .ヘ,、)― ‐'´''レヽ     ー―――'レル'


            _____       _∧             _、 ____ )`,
          ,'´    , - 、`ヽ     '´< り フ ̄`ヽ      シ, '´:::::::::::r ´ヽフ
         〈__,______)ノ__ ヽ   〈__,___レへ|_、_い      テ;;;;;;;;;;;;;;;;;;(, );ノァ
          イ[_/|_, l_|/l``ヽ   イ:::::リ::ハル:::ヘン、:イ     〈(ヘメ人从/ノン ヘ
         i l/廿  廿 | i i !    iホ/ヒン ヮ ヒン)|ホi:i::!    i V=_==/ /l i
         l><l("  。 "l><l i     iン("     "lメl:::i:!    ノ (//ヽノ///( i 人l
        〈_〉 ー―――〈_〉!    〈ムl ー―――レル::i:!    /ノl ー―――〉 / 人


                , - 、             、. ,
              ´,_)ノ                 -○-              ,☆<Ξ
            ,__,_/_,_,ヽ_,_,_,,          _,__,/``ヽ_, _,、      ,__,_/_,_,ヽ_,_,_,,
           ヽ` ̄ ̄ ̄[_i/        ヽ`_======[_i/         ヽ` ̄ ̄ ̄[_i/
           , ´ ̄ ̄⌒ ̄ ̄`ヽ,       , ´ ̄ ̄⌒ ̄ ̄`ヽ,   .  / ⌒ ̄⌒` 、
         ノノ- レル -ノ レ ‐ノ !      (、ヽi-ヽノ-レゝノ i    / ノ- リル-ヽノ ヽ
           !イ! ┰  ┰  iナ !       iノヽi ・  ・ メiイiノ     iヽi ヒン__ヒン アゝ
          ル(  ~‐   ノル'       `)イノ.""∀ "" .ノ(iゝ    ヽi " ヽノ ".ノi,ノ
            `.ー--‐'"´        (レノ `.ー--‐'"´        `.ー--‐'"´
                         ノル


                                                  _,,V/、_
                                               〆ィwvw、て)ヽ、
                                              ノ_,.イノハレェト、  ア
                 (ゝ         , ' ´ ̄   ̄ ヽ、         ヾ8;lヒi 、ヒiヾ8ヽ ア
 r:::Y::]-ー―-- 、     _ノ  ヽ     Σ,ィ_,,r-^ー^- ,ィ、_ヽ,、        .,ィ8;ト、ー, "8レ ト、
  >:y´[_/|_, l_|/l__ヽ    /    ̄  ` 、 ./`-ィヾ',イレヽイノ.ルヽiイ >/⌒iヽ、  ィー-トl84AAAAr8  y´
  ! | |ヒソ ヮ ヒンハ_l   /ヒン ヮ ヒン)  | 〈rヽゝイ! ⌒__⌒ `iイノ,-‐、ノ .) (从ノ`y∞    ∽ ,ヾ ト,
  i ! ! |"    ")|   ("     "  ノ     ("" .`ー' ""从 i   `Y´   !.V    〃_ノ ) Vヽヘ
 . `ーヘ|――― ' 」    ー――― '       ル.`.ー--‐'"´ルヽ       ,ゝ  ノ  (ノノ     `フ
                                            (__(    `゛゛ヾ '" ̄ ̄
                                                 `ー―― '


かぐやは目の前で好き勝手に騒いでいる子供のゆっくり達に向かって大声でそう叫んだ。



       iヽ、
     ____」____ゝ'´/':\ /|       
     ヽ. _/___/___::\/      
      <Y---r二二二二ハ.フ.    
       ,.L__:::::|::::i::::L-」::l::7>    
     /     ̄' 'ー---─' `ヽ.  
    ./   ,.      ⌒ヽ.     ',  
   ,'  / / ‐/- i:::::::::::i   `ヽ!. 
    i   i  !/ア!-;!、ハ:::::::ハ-!、.i . i. 
   |  ハ .! (ヒ_]'  レ'ヒ_ン;!、i i | 
   |  i レ' !""  ,___, ""/レ'ヽ! 
   |  ! .|ハ、   ヽ _ン  /:::| .| 
    | ./i  |::::!>、._  _,,.. イ .|::::| |  ,.、    __
   .| ./ !,..-|::::|'´/ヽ二ン`7ー、|:::|. | i !,,.-''" ノ
   |/ /  .|::::|〈 イ::::V:::::::::!〉:`i:::ト、! .! ヽ -=ニ__
  .!r〈_   !,ヘ!:::ヽヘハ::::;イノ:::::;ヽ! ヽ,!   !  ‐--,' 
  !.ゝr、__r、i::::::::::::/ ハ Y::::::::::i  r/ ヽ   ー,--' 
  !/  、/ヽ;::::::〈  ハ ',:::::;イ、_ /!   7`  ̄   
  .〈    ヽ、/:::::::::ヽ/Vヽ、〉::::! !`ー,ヽ-'       
  .レ\ ,.イ`ヽ:::::::::::::ハ::::::::::::ハ、 |ノ         


「私はこれから焼き鳥の仕込みをするからお前はその間、私の変わりに子供達に授業を受けさせてやってくれないか?」

これが、先ほどけーねに頼まれたことだった。
かぐやは軽い気持ちで引き受けたが、まさかその子供達が全員問題児とは思わなかった。
とにかく、どっかの三年B組並にパワフルなけーねの生徒達は、
さっきからかぐやの授業なんて何処吹く風でやりたい放題、遊びたい放題だ。

「ちょっと!あんたら学力上昇の為ににここに来てるんでしょうが!
 それなのに、遊んでばっかりなのはどういう事なのよ!」

かぐやは目の前の子供達にそう怒鳴りつける。
すると、子供達はこう返してくる。

「え~でも、まりさ達は親に無理矢理通わされてるだけで別に学力とか興味ないしー。」

「って言うか二次方程式とか習っても実際の社会で役に立つとは思えませ~ん。」

…なんとも口だけは達者な子供達だ。
かぐやは精神的な疲れで思わずうな垂れてしまう。

「…せんせ~い!質問があるんですがー!」

と、かぐやの耳にそんな声が聞こえてくる。
(あら、ちゃんと授業を受けようとする生徒もいるのね。)
かぐやがそう言って顔を上げる。


         (ヒ_] -‐─- ..,,_
         `7"  ,___,  `ヽ.,.._
      _,,.. -‐'─--ヽ _ン__.    ヒ_ン )
    /              `゙'' ‐ 、"ヽ
    ,'     ,.. --──- 、 .,_    `ヽ、
     '、.  /          `ヽ、    \
     `Y .  !. /  / ! /!  /!   \.   ヽ.
      |,ハ.__|/レ-ナ .レ' |/‐ト、 / ∨   〉
     ´  |/l (ヒ_]    ヒ_ン )/|   |   /
      / ! '"  ,___,  "'/スワこ)|‐ '
     / / ゝ、   ヽ _ン   / /|_) ,'
    く/|/| /! ,>,、___,,.. / /!   〈
      ´ .レ' .l//:::::ゝ、_ノ/ ト、 ,   ヽ.
          i7::ト、:::::::::::::::|___」 ∨レへノ


「赤ちゃんは何処から来るのですか~?」

…明らかに子供のゆっくりじゃ無いゆっくりが席に座って手を挙げてそう言っていた。
「あなた、誰!?」
かぐやは思わずそう叫んでしまった。


~☆~


「…あ~やっと子供達全員帰ったわ…。」

誰もいない教室。
かぐやは教壇の上でグッタリとなっていた。
「…とりあえず、あいつにこの事を報告しないと。」
疲れで重い身体を引きずってかぐやは反対側にある扉に向かう。

『厨房』

そう書かれた扉の奥でけーねが焼き鳥の仕込をしている筈だ。

「けーねぇ、生徒達全員帰ったわよ~。」

かぐやはそう言って厨房の扉を開けた。



          ∬∬∬∬
          ∬∬∬∬
          // ヽ,
        ,.└''"´ ̄ ̄   `ヽ、
      ,. '´     、、   ヽ  ヽ
     ノ   ,  lヽ  j /、lヽ ト、_,,.',
   r'´ r'"イ .ノ\| .レ r=;ァ'レ'  {  }
   {  !、 l rr=-       /  `'''l.>‐ .、
   レヽ.,ト'     ー=‐'   /    l 、,,_,,ノ
    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
   ┏|                |┓
   ┗|                |┛
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     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


目に入ったのは、三角巾を付けたけーねと、何か形容し難いものが煮込まれているでかい鍋であった。
「ん?そうか、じゃあ今度は焼き鳥の仕込みの手伝いを…。」

バタン。

けーねが言い終わる前にかぐやは厨房の扉を閉めていた。
「いや、何締めてるんだお前。」
その直後にけーねが厨房の扉を開く。
「ごめん、ちょっと聞きたいんだけど…そのでかい鍋、何?」
そう言ってかぐやは髪の毛で厨房の奥のでかい鍋を指す。
あ、鍋からはみ出た生き物がこっちを見ている、怖い、滅茶苦茶怖い。

「これか?焼き鳥のタレを作っているんだ、あと三時間ほど煮込んで完成だ。」

それを聞いたかぐやは驚きの顔になる。

「さ、三時間!?それじゃあ焼き鳥屋の開店時間にまで間に合わないんじゃないの?」

「他の仕込みもあるからなぁ、何時も本当にギリギリだ。
 まぁ、今回はお前が手伝ってくれたお陰で少しは余裕があるのだが。」

けーねがそう言って他の仕込みを再開しようとする。

ガシッ!

そのけーねの腕にかぐやの髪が絡みついた。
「!?何するんだお前!」

「私はゆっくり出来ないゆっくりは見捨てられない性質なのよ、ここは私に任せてくれないかしら。
 ホラ、厨房から出て。」

「あ、こら!何するんだ!」

かぐやはそう言ってけーねを厨房から追い出した。
入れ替わりに厨房に入ったかぐやは厨房のど真ん中に建つ。
そして、かぐやはこう叫ぶ!

「…ハァあああああ!クロックアップ!」

瞬間、厨房に異変が起こった。
外から厨房の中を除きこんだけーねには、厨房で何が起こっているのか解らなかった。
湯気の立つ速度が恐ろしいまでの速さになり、凄い勢いで中身が煮崩れして行く鍋。
光の速さで一口大に切られ、串に指されていく焼き鳥達。
そのあまりに異様な空間に、けーねは厨房に入っていくことすら戸惑ってしまった。
…やがてそれらは収まっていき、厨房は正常に戻る。

その頃には、鍋の中身は完全に荷崩れしており、その傍には仕込が完全に終わった焼き鳥が種類別に山になっていた。

「…ハイ、仕込が終わったわよ。」

かぐやは全身汗まみれにして厨房から出て来る。
けーねはかぐやに向かってこう言った。

「…厨房に髪の毛が落ちると困るから三角巾を付けてくれないか?」

「それ、今更言うんじゃないわよ!」

思わず叫んでしまったかぐやであった。


~☆~


夜、居酒屋けーねは客たちの喧騒で溢れかえっていた。




    <\__,へ、
     \ 'ゝ____ン _           ,-ァ            .∧
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     」__、,r丶 \''''''''''''''''''''''''''''''r'^\〉      ミ''''''''''''''''''''!★|'''''''''''''''''''''''ミ
       | /ヽ  ミ    ★    ミ彡;;ミ      ミ;;     |::::::|       ;;ミ
         ミ;;ミ'''彡            ;;ミ,     ミ;;     ゞミ彡     .;;ミ
    「l    ミ;;,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,;;ミ      ミ;;,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,;;ミ
   /___ヽ   くi ,.|从 (◯),  、(◯)小!J     /'レ小(◯),  、(◯) 从   \
   |.!ストl|    │(,|   ゛ ̄'-=ー'  ̄ ゛)|     ./フ ('⊃ ̄'ー=-' ̄⊂⊃)ノノ(, \
   |lリチ.l|    ッ`一─―rュ―ー〈        ̄/ ,〉ー―rュ―――く   ,「| ̄
   |lナヤl|    /      l:l    ヽ      / /    l:l     ヽ   |
   |l__l|   (_二二つ凵.l:l と二_,)       ̄ (_二つ凵l:l .と二二_)  |
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「同士よ、そろそろ私はつくねを頂きたいんだが。」

「おぉ奇遇だな、私もそう思っていたところだ、けーねさん!つくねを2本頼む!」

カウンターに座っているシャプカを被ったゆっくり二人組がそう注文してくる。
「あいよ!つくねだね!」
けーねはそれを聞いてコンロの上につくねを置く。

「けーねさん!こっちにビール追加ー!」

「こっちもおねがーい!」

と、他のカウンターからも注文が。
「む、しかし今焼き鳥から目を離すわけには…。」
けーねが困っていたその時だった。



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   /__二ニ=-ハ::::::i:::__i_::::::、::::::::::::',
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     .|::::7"  ヽ _ン     .レi:::::::::|::|
    レ'iゝ、          ,イ:::|:::::i:::|:::|
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「新しい焼き鳥持って来たわよ~。」

かぐやが頭に焼き鳥を入れた箱を載せてけーねの所にやってくる。

「おぉ、丁度良かった!かぐや!」

「ん?」

「これから私はビールを運ぶからお前はその間つくねをじっと見ていてくれ。」

けーねはそう言ってコンロの上の焼き鳥を指差す。
「何だ、その位なら問題ないわよ。」
かぐやはそう承諾する。
「そうか、じゃあ頼む!」
けーねはそう言うと、ジョッキを持ってビールを注ぐ為に厨房に向かった。
「さてと、言われた以上はちゃんとやらないとね。」
かぐやはそう言うと、近くから一番背の高い椅子を調達してくる。
何故かって?コンロは胴付きのけーねの視線に会わせてある為、そのままでは胴無しのかぐやには届かないからだ。

「よっこいしょッと。」

椅子の上にみかん箱を2つ乗せて、ようやくかぐやとコンロの高さが同じになる。

「む?見慣れないゆっくりだが、アルバイトか?」

そのお陰でカウンターに座っていたシャプカを被ったゆっくりの視界にも入るようになる。
話しかけられたかぐやはそのゆっくりの方に視線を向ける。

「あ、うん、アルバイトのようなものね。」

「ほほう、けーねもやっとアルバイトを雇ったのか、我々は旦那が生きていた頃からの常連なんだが、
 一年前からあいつ一人でこの店を経営していたからな、アルバイトの一人でも雇わないと、過労で倒れてしまうのでは無いかと
 心配していたのだ。」

「…ああ、確かにそうかもしれないわね。」

かぐやは昼間の授業の様子を思い出す。

「…それよりひとつ気になる事がある。…貴殿はもしや革命を志すものでは?」

その言葉にかぐやはピクリと反応する。

「そう言うあなたももしや?」

「ああ、我々はこの酒をゆっくり達に広める為に活動しているものだ。」

シャプカゆっくりの片割れがそう言って懐からボトルを一本取り出す。
ボトルには英語でウオッカと書かれている。

「あ、これ知ってるわよ、前に友人から珍しいお酒だって送られてきた奴。」

「ほう、お前はごそんじか、嘆かわしい事にこの町のゆっくり達はウオッカのうの字も知らん、
 だから我々もこの長家の素晴らしさを広めようと頑張っているのだが。」


ジュー・・・。


「へぇ、そうなの、私は胴付きが台頭するゆっくり社会の未来の為に
 日々活動しているのよ。
 でも、最近は妨害も多くて苦労して居るわ。」

「ほう、お前も苦労しているんだな、格言う我々もウオッカは度がきつすぎるとか言う理由で
 中々受け入れてもらえなくてな…。」


ボボボボボボボボ・・・。

「ヘェ、あなたも苦労しているのね。」

「だが、理想の実現は苦難の道なのは百も承知、
 我々は世間の荒波のも負けずに頑張っていくつもりだ、貴殿も沿うであろう?」

「ええ、そうね、どうやら道は違えど私達は立派な同士のようね。」

「そうだな、今宵はここで一晩中語り合おうではないか!」

もくもくもくもく…。

「…って、なんかさっきから焦げ臭いけど、何かしらこの匂い。」

「ところで、我々が頼んだつくねがまだこないな、一体どうしたんだ?」

「つくね…あ!」

そこで自分の役割を思い出したかぐやはコンロの方へと振り向いた。
そこには、熱しすぎて赤く燃えているつくねの姿が。
「うわぁああああああ!?」
かぐやは慌ててつくねを皿に乗せるが、つくねは完全に黒コゲになっていた。

「ど、どうしよう…このことがけーねに知れたら…。」

…そう思った次の瞬間、かぐやは背後から殺気を感じる。



      |\        /|
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      | |       | ̄|
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     /''''''''      ''''''''''' `ヽ.   
    ./   ,.      ⌒ヽ.     ',
   ,'  / / ‐/- i:::::::::::i   `ヽ!.
    i   i  !/ア!-;!、ハ:::::::ハ-!、.i . i.  
   |  ハ .! (◯), レ、(◯)!、i i.|  
   |  i レ' !" /,_______,"" /レ'ヽ!  
   |  ! .|ハ、   V  ヽV  /:::| . |  
    | ./i  |::::!>、. ヽ__/.. イ .|::::| |  ,.、   __  
   .| ./ !,..-|::::|'´/ヽ二ン`7ー、|:::|. | i !,,.-''" ノ  
   |/ /  .|::::|〈 イ::::V:::::::::!〉:`i:::ト、! .! ヽ -=ニ__ 
  .!r〈_   !,ヘ!:::ヽヘハ::::;イノ:::::;ヽ! ヽ,!   !  ‐--,' 
  !.ゝr、__r、i::::::::::::/ ハ Y::::::::::i  r/ ヽ   ー,--'  
  !/  、/ヽ;::::::〈  ハ ',:::::;イ、_ /!   7`  ̄   
  .〈    ヽ、/:::::::::ヽ/Vヽ、〉::::! !`ー,ヽ-'       



恐る恐る振り向いてみると、そこには怒りの表情を浮かべたけーねの姿があった。
「…もう手遅れよね、色々と。」
かぐやはその姿を見て、頭突き五連発を覚悟した。
実際はハリケーンミキサー五連発だった。


~☆~


そんな毎日が一週間ほど続いた。

「お疲れさん、今日は定休日だ、ゆっくり休んでくれ。」

けーねはかぐやにそう言ってきた。


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      |:::::::レヘ::i' 三三三     三三三 ハソ:::ハ 
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「そ、そう、今日は定休日なのね、ホントによかった…。」

かぐやは色々な意味で燃え尽きていた。
「…なんと言うか、完全に燃え尽きてるな。」
そんなかぐやを見て、けーねがそう呟く。

「ハードワークにも程があるわよ、あなた今までアレだけの仕事を一人でこなしていたの?」

「?そうだが?」

その答えを聞いて、かぐやは呆れた顔になる。

「…アンタほんとにゆっくり?普通のゆっくりがあんなハードワークに耐えられるとは思えないんだけど。」

「一応生物学的な意味ではゆっくりだ。」

「生物学的ってゆっくりって生物っていえるのかしら?」

なんか今更なことをいってます、かぐやさん。

「ま、確かに普通じゃ考えられない程ハードワークなのは認めるがな、
 これでも昔は少しは楽だったんだぞ、あいつがいたから。」

「…あいつ?」

けーねの言葉に、かぐやは首をかしげる。
すると、けーねはカウンターの上に作られた神棚を指差した。


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そこに飾られていたのはゆっくりの写真だった。
そのゆっくりは、何処となく以前この店にやってきたマジキチに似ていた。
「焼き鳥屋の屋台から、この店を構えるまでに成長させた功労者、ウチの旦那だ。」
けーねはそう説明する。

「ヘェ、つまりこの店はあの旦那さんが立てた訳?」

「そうだ、ついでに私が教員免許とって来た時、無理矢理増設して教室と一体化させたのもこの旦那だ。」

「…バカでしょ、その旦那。」

「まぁ、確かにそうかも知れんな。」

互いに苦笑いするかぐやとけーね。

「…で?今は姿も形も見えないけど、何?離婚したの?」

かぐやがそう問いかけると、けーねは突然暗い顔で俯き始めた。
「やべ、地雷ふんじまった。」かぐやは冷や汗交じりでそう思った。

「…一年ほど前にオフィスビルで爆発事故があってな、
 旦那はそれに巻き込まれてぽっくりだ。」

「そ、そうなんですか…お気の毒に…。」

重い話が始まったもんだから、かぐやは何だかリアクションに困ってしまう。

「後で解った事なんだがその爆発事故の主犯は反逆ゆっくりだったそうだよ。
 ビルの中で爆弾を使って自爆したんだそうだ。」

『反逆ゆっくり。』
その言葉がかぐやの心に強く突き刺さる。

「あいつら、国の未来の為にと言う大名義分があれば何をしても許されるとか考えてるんだろうな、
 自分達のやったことの所為で泣くゆっくりがいるっていう事も考えてほしいもんだ。」

「…そう、ね。あなたの言う通りだわ。」

そう呟きながら、かぐやは何かけーねと目をあわせられないでいた。

「…何だ、何でそんな必死になって目をそらす?」

と、けーねにいわれてドキッとしてしまうかぐや。

「あ、気にしなくて良いわよ、ちょっと目にゴミが入っちゃって!」

かぐやは慌ててそう言うと、髪の毛で目を擦ってその場を誤魔化した。
けーねはちょっと首をひねったが、それ以上追求する気は無いようだ。


「…さて、いつまでも過去の事で愚痴っていても仕方が無い、か。」


けーねはそう言って、すっくと立ち上がる。

「?何よ、何処かに行く気?」

かぐやはけーねにそう問いかけた。

「ああそうだ、秘伝のタレの材料を買いに行こうと思ってな。」

「秘伝のタレの材料…。」

かぐやが思い浮かべたのは、前に厨房で見たあの異様な光景だ。

「ここでは手に入らない材料が多くてな、港町まで仕入れに行かなくちゃ行けないんだ。」

「あ、ああそうなの。」

そりゃそうだろうなーと、かぐやは納得する。

「じゃあ行って来るから、留守番しっかり頼んだぞ。」

「言われなくてもちゃんとやるって。」

それを聞いたけーねはニコリと笑うと、戸をピシャリと閉めて店の前に止めてあるスィーの方へ向かう。
これが無いと、アレだけの材料を一度に運ぶことなんて不可能だからだ。

(そういえばあいつが働き出してもう一週間、か…。
 そろそろあいつの給料の事も考えなくちゃいけないな…。)

そんな事を考えながらスィーに乗り込もうとしたその時だった。


「ゆっくり飛び降りていってね!」




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そう叫んでいきなり屋根の上からゆっくりれいむが降りてきた。
「どわあっ!?」
いきなり飛び降りてきたゆっくりれいむにびびるけーね。

「すきあり!」

ゆっくりれいむはその隙を逃さんとばかりに頭の上に乗せていたスプレーをシュっ、とけーねの顔に引っ掛けた。

「な!貴様一体何…を…。」

次の瞬間、けーねは猛烈な眠気に襲われる。
眠気に耐え切れず、その場に倒れこむけーね。
意識が途切れる直前に見たものは…。


                         ,.へ.       ト..、..,,_____
                       /,.ヘ::::ヽ.     ,'::;:-‐--、:::`>
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                     , ' `ヽ、;ヽ、ヽ,>::',  7:/ _'__.'/  `ヽ.
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             /)                                    ブli    (,    ゙i
           ///)                                     !,!,  、イ「ト,
          /,.=゙''"/
   /     i f ,.r='"-‐'つ
  /      /   _,.-‐'~
    /   ,i   ,二ニ⊃
   /    ノ    il゙フ
      ,イ「ト、  ,!,!


邪悪な笑みを浮かべる、マジキチの顔であった。



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最終更新:2011年02月02日 16:27