両極端なものは、却ってお互い魅かれやすいのだ。
好きの反対は無関心であるとか、陰陽・善悪・白黒と、相反するものはどちらも
同じであるとか、そんな事は屁理屈だと思っていた。
物事を曖昧にしたい奴か、逆に幼稚な二元論者達の都合の良い言い換えだと。
しかし、あの2人が結んだのは、やはり2人とも極な立場にいたためだと思う。
――人間の代表と言ってもいい究極の巫女
――まず誰も勝てまい妖怪の賢者
本当ならば最も相容れない存在のはず。
その分、2人が出会ったのも必然ならば――――――
「そこに、私が入る場所なんて無いじゃないか」
―――深夜の、無人の喫茶店。
一杯呷った後、八雲藍は、隣の席―――というか、テーブルの上でくつろいでる
饅頭も、飲んでいるか気になってみてみたが、グラスは確かに空になっていた。
どうやって摂取しているのだろう?
ゆっくりれいむ――――あのルーミアから紹介をうけたという、霊夢のゆっくりだ。
「八雲の式が、よりによって博麗の巫女さんにねえ………」
「笑うなら笑ってくれ。趣味で喫茶店を始めたり、ゆっくりの研究を始めたのもね」
あの巫女さんと、一応同じ顔のゆっくりが相手なら却って気持ちが整理できそうだ。
「あんたにとって、主人や橙はなんなのよお?」
「紫様は紫様。―――至上の存在なのは言うまでもないさ。―――霊夢に何も
できずにいられるのは、紫様の存在のおかげね。何があってもあの方が第一なのは
変わらないわ。――――橙も同じ」
「きっかけってなんなの?」
「そうだね―――――――――」
あれはいつの頃からだったのだろう?
「きっかけ」は無い。
一目惚れといった劇的なものではなく、時間をかけて熟成されていった気持ちに違いない。
共にする時間は存外長かったし、紫を通じて情報はいつでも入ってきた。
敬愛する主人の相方、というかなり微妙な距離だ。
「それが一番だったのかな?」
自分にはできない事を、彼女は簡単にやってのけた。
勿論実戦でも勝てなかったし――――何より、見た事も無い主人の表情を、あの巫女さんは
作り続けた。
不思議と嫉妬は湧かなかった。
純粋な軽い好奇心やらから始まって――――
気がつくと手遅れになっていた。
「そう、気がつくと、あの娘の事を考えてた。本当に子供じみた感覚だろうね。憧れの延長で、
しかも、あんな小娘に惑わされるなんて」
「…………」
「紫様と同調してるという事もあるんだろう。紫様が嬉しければ私も嬉しいと同時に、一緒に
あの娘と会える事が―――」
そこまで聞いて、ゆっくりれいむは、深いため息を聞こえよがしに吐いた
「ふう…… ルーミアちゃんに『あの女狐が落ち込んでた』っていうから来て見たら、趣味で喫茶店を
始めてはいるわ、パンチの無い理由だわ………」
「???」
「これが、妖夢ちゃんがこの女狐を好きになるとか、橙がゆかりんや幽々子をだとかならまだ可愛げが
あるものを」
「えっ?」
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し|> く>、_,.r-ァェ-、 -く_',
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【1.5秒後】
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| i イ ル__ノイ;人レ乂 i イ i .厂
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ヽ |イL.」、 ,.<))/´二//⊃
レ レル` ー/ / '‐、二ニ⊃` 慰めてあげないと
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- れいむってやつ、すっかり人生相談係 -- 名無しさん (2010-08-17 18:16:39)
- 口でジッパー下げるのってエロいよねw -- 名無しさん (2010-08-17 19:02:23)
最終更新:2010年08月17日 19:02