ビグザれいむ

お久しぶりです、欝なす氏の作品に触発された結果がこれだよ!

ビグザれいむ

何故私はこんな夢を見てしまったのだろう…ありすを枕にしていたからだろうか?
それは考えにくい、確かにゆっくりとアリスに関する夢を見ることが多くはなったが…

あれはゆっくりなのだろうか?

私は日課として、パチュリーの図書室からド派手なレスリングの末に
痛むおしりを引きずり帰路についた所人里の方が騒がしいことに気がついた
なにやら人里の方で住民に話を聞いた所巨大なゆっくりらしき何かが迫っているらしい
人里も弾幕を用いて撃退しようと試みてはいるが…相手は巨大だった、巨大なゆっくりれいむなのだ

いや…あれはゆっくりなのだろうか?

巨大なゆっくりれいむと聞くとビグ・れいむが浮かぶが明らかに違う点がある
足らしき何かがはえているのだ、まるで歯茎みたいな形状のれいむらしき何かが
こちらに迫っているのだ、その速度は非常にゆっくりとしたものだったが
いかなる攻撃をも寄せ付けないまま、着実にこちらに歩を進めているのがわかる
よく見ると通常のれいむと異なり、まりさみたいな目をしている、そして口が開いていない
それらが相まって生温くこちらを見守るかの様な表情に見えるのだ

もしや、まったくの新種なのだろうか?

ともかく、このまま人里に踏み込まれても厄介だ、滅茶苦茶にされたら駄菓子が買えなくなるじゃないか
私はおしりの痛みを堪えながら箒に飛び乗り、れいむらしき何かがよく見える所まで上がる
物は試し、私が自身の十八番を撃ち込んでみたらどうなるだろうか?
手に持ったミニ八卦炉をれいむらしき何かに向けた瞬間の事だった

れいむらしき何かは両足で私を挟み込んだのだ

やばい、動けない、対空防御ならぬ滞空防御、れいむらしき何かは空中に浮かび
私を押さえつけて放さない、しかしちょっと疲れたらしく私を挟むのをやめ
人里への進撃を再開したのだ、こうなったらやってみるっきゃない
私は今度こそミニ八卦炉をれいむらしき何かに向け、マスタースパークを放った!

だがれいむらしき何かはそれさえも弾き飛ばし、尚も人里に…というかもう人里に踏み込んでいるじゃないか!

誰にも止められない中、れいむらしき何かはある建物の前に来た所で足を止めた
ちょいと昔に幻想入りした小さい円盤を扱う店だった
こーりんの話によるとなんらかの記録媒体らしいが、河童の技術によってそれは主に音楽を記録しておく円盤だということが判明した

ひょっとして、このれいむらしき何かはこれを買いに来たのか?

れいむらしき何かはにゅっと針金みたいに細い手を出し、どこからともなく財布を出して
円盤を買っていた、どうやら相当欲しかったらしく、円盤を両手に掲げてぴょんぴょん飛び跳ねていた
人里からしては迷惑だし、れいむらしき何かの表情がまったく変わらないのも見ていてかなり奇妙だった
帰るときにれいむらしき何かは来た時とはうってかわって物凄い勢いで走り、あっという間に姿を消したのだった

はっきり言って訳がわからなかった、もう関わりたくない

それが夢の全容である、後日、私はアリスにその夢を話してみた所
れいむらしき何かは実在しているらしい、私は見たこともないのだが
一応、その脚のはえた姿からビグザれいむと呼ばれているらしいがどこにいるのだろうか
私はありすを頭に載せ、影が不自然に差す森の中きのこを適度に採取して帰路についたのだが…
部屋に着いたときありすの顔は凍りついていた、何があったのか聞こうとしたが恐怖のあまり何も喋れない様だ
仕方ないと思い換気するために窓を開けて見れば…


生温く見守るかの様な表情の巨大なれいむらしき何かが窓一面をその顔で埋め尽くしていた

ありすアリスの人

  • まさかのおさとうれいむだと… -- 名無しさん (2010-10-27 12:24:22)
  • もう巨大化までするのか・・・w -- 名無しさん (2010-10-27 19:26:03)
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最終更新:2010年10月27日 19:26