えろほんがあったよ!さとりさまよんで!第6章(完)

「どうしてこうなった……」


地下から地上を突き抜ける世界観無視の超高層マンション。幻想郷で最も高い建築物の最上階にて、さとりは憂いを帯びた表情で幻想郷中を見下ろした。










「何でこんなに心配かけたの!」

ぱしん。
アリス邸での死闘を終えて帰って来たうにゅほ達一行を待っていたのは、さとりの平手打ちだった。

「何でそんな傷だらけになったの! 誰と戦ってこんな風になったの!」

ぱしん、ぱしん。
さとりはうにゅほ、お空、お燐。皆に一発ずつ平手を打って、その後今にも泣き出しそうなくらい涙を浮かべた。
大分再生したとはいっても傷だらけのうにゅほ達。それでもさとりは叩かずにはいられなかった。何でそんなに傷ついたのか。何をしてきたのか。心の中を読めるさとりは一連の流れをすぐさま把握。だがそれでも聞かずに入られなかった。
うにゅほ達も言いたいことは幾らでもある。だがさとりはそれを言わせる暇もなく濁流のような激しい叱責を一行に浴びせた。

「貴方達がどこで誰と喧嘩をしようとそれは勝手です! 生き物ですから喧嘩すること自体はしょうがないことです! ですが私のためにという大義名分の名の元に他人に迷惑をかけ、尚且つ貴方達自身が傷つくのを黙っていられるとしたら大間違いです! 私は私の為に貴方達が傷つくのを望んでいません!」

さとりが気絶から醒め、ペット達のことを胸で張り裂けそうな程心配しながら待っていたら、帰ってきたのは傷だらけのペット達。思わず泣き出しそうになってしまう。
まさかここまでやるとは思っていなかったこいしもバツの悪そうな顔をしながら心の中で謝っていた。自分の姉に迷惑をかけたペットへの罰が却って姉を苦しめることになったとは思いもよらなかった。

「うにゅほ! 貴方なんでそこまでして私に地上をプレゼントしたいの? 私は貴方達さえいればそれでいいの! 地上なんていらない! 地下で暮らしていても幸せなのよ!」
「う……うにゅぅ……」

うにゅほは今にも泣き出しそうな顔をして押し黙っている。
さとりに大喜びしてもらえると思ったら、それがただの親切心の押し売りだった。頑張ってプレゼントを用意したからといって、それを相手に押し売りしていい理屈はない。知らず知らずのうちにそうなってしまった。今うにゅほの中では様々な感情がグチャグチャになっている。殴り書きの絵を理解できないように、さとりはうにゅほの心の中が理解出来なかった。理解したいのに出来なかった。

「なんでっなんで――」
「あたいは!」

お燐が声を張り上げた。その場が水を打ったようにしんと静まり返る。
静寂が場を支配している中、お燐がそれを打ち壊すように続けた。

「あたい……どうしても止められなかった。だって、だってうにゅほはさとり様の役に立ちたいって思ってたんですよ!」

お燐は表情が見えないように横を向いた。主人から叱責を受けている最中顔を逸らすとは言語道断だが、さとりはそれを責める様なことはしなかった。顔を見られたくないと思っている相手の顔を覗き込むのは悪趣味だ。さとりがお燐にそのようなことを出来るはずが無い。

「あたいだって! あたいだって昔そうだった! さとり様の役に立ちたいって思ってた! 弱っちい子猫のときからずっと思ってた! だからあたいは妖怪になった後地下の怨霊を管理するようになった! 貴方の役に立ちたかった! お空だってそれは同じです! 灼熱地獄跡地の番人としてさとり様の為になれるように頑張った!」

でも――。

「でも、うにゅほはまだまだ子供なんです! さとり様の役に立とうとしても立てないんですよぉっ!」
「それに――」

お空が間髪いれずお燐に続く。

「うにゅほは私の、私『自身』のゆっくりなんです。私みたいに核の力が使えるわけでもない。強いわけでもないうにゅほはどうすればいいのかわからなかった……」

ゆっくりはモデルとなった少女の能力を弱く引き継ぐのが常であるが、【うにゅほは何の能力も無い】。
それもそのはずである。お空の核を操る程度の能力はお空と融合した神の使い八咫烏のものであり、
お空自身の能力ではない。お空自身は低級な力の無い烏妖怪である。
故にうにゅほは神の力ではなく、お空自身の力を受け継いでいる。
つまり、何の役にも立たなかった。立てなかった。

「だからっ、だからしょうがないんです!」
「………………ッ!?」

お空が言った。それは自分がまだ力のない動物だった頃の叫び。さとりへ恩を返そうとしても返せなかった頃の想い。さとりが予想外の感情の奔流を受けて後ずさった。
お空とお燐。二人が庇ううにゅほの心の中が更にグチャグチャと掻き混ぜられた。しかしそれは負の感情によるものではなかった。

「おくう……おりん…………」

ありがと。その一言は清んだ清流のように第3の目を通し、さとりの心の中に流れてきた。









「……お願いだから誤解しないで、別に私は貴方達が私にプレゼントをくれようとしていることに怒っているわけじゃないの」

さとりは自らの誠意をぶつけるように、一人一人に目をしっかりと合わせながら言った。

「ただ、方法を間違えちゃ駄目なの」

愛があるからと言って何をやってもいいわけではない。愛を言い訳にしていい理屈なんて無い。

「私の為に貴方達が傷ついたりしちゃ駄目よ。他の人達に迷惑をかけることも当然しちゃ駄目。わかった?」

さとりは子供を諭すように優しい声で一行を嗜めた。言い聞かせることは何よりも大事。その行為自体に意味がある。
親からすれば子供はいつまでも子供。子供は一度注意されたからと言って完全に物事を完璧にこなせるようになるわけではない。多かれ少なかれミスをする。だからこそしっかりとその度に言い聞かせる。
手間を惜しむな妥協するな。諭す側が正しくないと子が不幸になる。

「う……うにゅ!」
「わかりました!」
「わ、忘れないように気をつけます」
「あと今回の騒動で迷惑かけた人には後日キチンと謝りにいくのよ。特にアリスさんに」

ごめんなさいと何度も何度も謝る一行。心の中を見る限り誠意は伝わっているようだ。
正直細かいことは忘れてもいい。ただ自分と他人の事を考えるようになってくれればそれでいい。

「それと――」

さとりはちょいちょいと一行を手招きした。
皆首をかしげながらもさとりの誘いに乗って近寄ってくる。

「私のことを想ってくれたことはすごく嬉しいわ。これは私の気持ち」

さとりはうにゅほを、お空を、お燐を、力一杯ぎゅぅぅっと抱きしめた。







「ごめんなさい、私も大人気なかったわ」

さとりは平手を打った右手をさすった。平手を打った時のうにゅほ達の痛みは文字通り伝わってきた。

「う~、お空達だけずるい~。私も反省するから抱きしめてよお姉ちゃん~。ねぇってば~」

こいしが頬を膨らませながら不満を露にするのを見て、さとりが「はいはい、こいしもね」と苦笑しながらぎゅっと抱きしめる。
「えへ~」とこいしは幸せ一杯の顔をしながらさとりの胸に頬ずりをする。

「……ねぇお空、私が一番嬉しかったことって何だかわかる?」

さとりがこいしを抱きしめながらお空に向かって言った。

「え? 美味しい晩御飯を食べたときとかですか?」
「え~とゴメンね……。ちょっとわかりにくい言い方だったわ……。じゃあお空、貴方ってその核の力を使わないで私に何をしてくれたの?」
「何、ですか」
「貴方が私にしてくれたこと、貴方は忘れた?」
「え~と、灼熱地獄跡地の管理をしていたこと……ですか?」

お空がさとりのために、さとりの負担を減らすために行なうようになった仕事だ。

「そう。それに核の力って使っていた?」
「いえ、使ってないです」
「だったら、誰の力で灼熱地獄の管理をしたの?」

一拍間をおいて、お空は答えた。

「私……自身の力ですか?」
「そう、その通りよ」

さとりは頬を少し綻ばせて笑う。続いてお燐の方を見る。

「お燐は怨霊の管理をしてくれたわよね。そのことはすごく助かったわ。ありがとう」
「えへへ……」

お燐は改めてお礼を言われて照れる。
別に見返りなんて求めていなかった。ただ好きな人の役に立てればそれで嬉しい。
だけど、好きな人に感謝される。それはこの世のあらゆる歓びの中でも特に心に響く。お燐は票錠以上に耳がぴくぴく動いてその感情を表現していた。

「ねぇうにゅほ」

そしてうにゅほの方を、今回の事件の元凶にして最も力の及ばない子供の事を見る。

「ナニ?」
「貴方は自分がお空みたいに核を撃てないことについて、あまり強くないことについて気にしてたわよね」
「……うに」

うにゅほがしょんぼりと頭を床に向けて傾けながら目を伏せる。
さとりは抱きしめていたこいしから身を離し、そんなうにゅほに対してさとりはその身を屈ませながら両頬を掴んで自らと顔をしっかりと合わせさせる。

「でもね、私の力になってくれたのはお空自身の力なのよ。それはつまり貴方の元になった力」

目の前の小さな小さな愛するペットより生まれた存在に――

「お空が、お燐が、みんなが頑張ってくれたから私はこうやって仕事の負担が減ったの」

一字一句全てに心を込めながら言う。

「私はお空が核を撃つことよりも、自分の力で頑張って灼熱地獄跡地の仕事を出来るようになってくれたくれたことが一番嬉しかったわ」

心を読む程度の能力なんて無くても、心が伝わる時がある。

「そして今も嬉しいわ。私の娘達が妹のために頑張ってくれるようになるなんてね」

お空が顔をほころばせながら照れ、お燐がぴくぴくと先ほど以上に耳を激しく動かせる。
喧嘩をして帰ってきたのに喜ぶなんて駄目な母親だとさとりは苦笑する。

「だから貴方は貴方自身の力で頑張ってくれればいいの。無理に背伸びする必要なんてない。健やかに育って、自分で出来る事を見つけて、自分の力で私を手伝って。それが私は一番嬉しいの」

一生懸命遊んで、楽しく生きてほしい。そうすることが何よりも自分への恩返しになるのだから。












「何よ私だけ悪者じゃない! うー!」

あまり姉を手伝う仕事をしていないこいしはぶぅたれながら先ほどより一層不満を露にする。

「こうなったらお姉ちゃんを満足させてあげるしか。性的な意味で」
「こいしっ! ちょっとやめなさい! 姉へのセクハラなんてやめなさい!」
「え~、スキンシップして癒してあげたいのに~。お姉ちゃんを癒すのが私の仕事なの~」

揉みくちゃにされるさとりを見ながら、お空とお燐は笑う。楽しい。みんな一緒で楽しい。この人達に会えて良かった。幸せになれてよかった。恩返しが出来てよかった。自分達の主人がこの人達であることを誇りに思った。
そして今度はうにゅほの方を見る。受け取った幸せを継ぐ存在を。そう、幸せというものは積み重ね、伝え、受け継いでいくもの。
受け取った幸せを誇りとし、輪廻させ、そして次なるものへとまた受け継がせる。それは幸せの螺旋。

「頑張りなよ、私の妹分」
「私達の、だろ」

お燐がぱしっとお空に突っ込む。自分だってうにゅほのことは可愛がってきたのだ。正直言ってお姉さんぶるお空の事を羨ましく思っていたことも一度や二度ではない。姉貴面する権利ぐらいはあるかと思った。

「あたいのゆっくりはいつ見つかるのかねぇ。あたいみたいな性格しているのか、それともあたいに似ないやんちゃ小娘なのか、楽しみにしておくよ」

お燐はしみじみとした顔でそう言うと、ぽんとうにゅほの頭に手を置いた。

「あたいもまだまだのようだね。これから頑張ってお互いいい大人になろうね、うにゅほ」
「うん! わたしがんばる!」

うにゅほは決意の炎を目に灯らせながら言った。







あれから数年が経過した。
地霊殿は増築され高層マンションとなり、地上を突き抜けてそれどころか見下ろすほどの高さになった。
世界観をまるで無視した幻想郷中を見渡せるこの建築物はさとりの物だ。そう、これはうにゅほからの贈り物。うにゅほはそういう意味では地上をプレゼントすることが出来たことになるといえよう。

「ふふふ……」

けれどさとりは浮かない顔をしている。
振り向くと目を血走らせながら紙にペンを走らせている生首がそこにいた。
うにゅほだ。うにゅほはあれから自分にできる事を探した。力を貸してあげようかと面倒見のいい神に対してその力を借りる事をせず、自らの力だけでさとりの役に立つ事を誓った。
別に神の力を借りることは後になっても出来る。だが自分の主人のために頑張って努力することは今しか出来ない。だからうにゅほは頑張るのだ。
うにゅほは今、口でペンを咥えながら白い紙に絵を描いている。マスコットが口でペンを持ってお絵かきなどという生易しいものではない。その必死の形相は生きるか死ぬかの戦いのような雰囲気を醸し出していた。戦い。そう、これは戦いなのだ。
四肢が千切れても首だけで敵の喉笛に食らい付く獣のように、うにゅほは首だけで必死に原稿を描いていた。
それが四匹。お空のゆっくりだけではない。お燐のゆっくり。こいしのゆっくり。さとりのゆっくりまでもいる。あれから一匹、また一匹と現れてきた地霊殿の住人達のゆっくり。皆が皆必死にペンを走らせ、パソコンを弄くり、原稿を次から次へと完成させていく。
どのゆっくりもうにゅほのように色々と問題を起こしたが、今一生懸命仕事に精を出している様子を見ると、立派に育ってくれていると誰もが断言できる。

「うにゅほ……立派になって…………」

お空が妹分の成長に感極まって涙した。自分は報われた。妹分が成長し、地霊殿の母への恩返しが出来るようになった。そのような時に泣かなくていつなくのだろう。
そんなお空の隣ではお燐が困った顔をしてキョロキョロと視線を泳がせている。

(え~と、あたいあの時はああやって威勢よく言ったけどいくらなんでもこれはないか……いやありか。ありだな、うん)

ねぇよ。さとりは心の中で常識人の皮を被ったボケ役に突っ込みを入れる。
こいしにいたってはそのマンション最上階から地上を見下ろしてキャーキャー言っている。空ぐらい飛べるだろうにこの嬉しがりよう。
畜生やってられねぇ。頭痛に頭を抱えるさとりのところにぱさりと紙が一枚落ちてきた。

「さとりさま、それとって!」

うにゅほがさとりに向かって声をかける。その響き渡る声を聞けばモチベーションが漲っていることが心を読まずとも伝えられる。そう、うにゅほは一生懸命だった。しかも誰にも迷惑をかけることなく、それどころか広く人々の役に立つ仕事をするようになった。
さとりはしゃがんでその紙を拾う。








内容はスモックっぽい服を着た紫色の髪をしたショートヘアの女の子がフルネッチョにされる漫画だった。
名前はさよりちゃんというらしい。

「………………はい」
「さとりさまありがと!」

さとりはうにゅほに紙を渡すと。うにゅほはさとりに太陽のように眩しい微笑を見せた。さとりはあいまいに頷いて渋みの混じった顔で微笑むと、再び窓際に歩いていって地上を見下ろす。

「えろ同人御殿。まさか地霊殿がそう呼ばれる日が来るとは思わなかったわ……」

あははうふふと乾いた笑いを漏らすさとり。
そう、今の地霊殿はうにゅほが描いたえろ本の売り上げで大改築を行なった結果なのだ。
大好きな主人であるさとりさまに地上を渡したい。そのためにはお金がいる。
さとりさまがいやらしい妄想が苦手に思っている。だったら他のものに夢中にさせよう。
その事実を踏まえてうにゅほはえろ同人作りを仕事に選んだ。必死に画力を磨き、シチュエーションや構図を勉強し、マーケティングも学んだ。一片たりとも妥協しない努力はうにゅほをプロにした。
あの時アリスから受け取ったえろ本はうにゅほにとって永遠の教科書であり聖書でもある。あの苦く熱い思い出こそがうにゅほの将来を左右したのだ。
そんなうにゅほの描いた同人は売れに売れた。だがしかしいくら世の中にえろ本が流通してもネチョい妄想はなくならない。売れては売れて売れ続け、お金のみが次から次へと手に入る。さとり達の生活は潤い、気が付いたら世界観を足蹴にするかのようにこの高層マンションが建った。
お母様、娘は立派なエロ漫画家になりましたよ、褒めてあげてくださいね。

「職業に貴賎はないの……どのような仕事も必要としている人がいるのよ…………差別しちゃ駄目……うにゅほは今一生懸命なのよ……」

さとりはそう自分に言い聞かせえる。
その目の前では外の世界では即アグネスを召喚できるような魔法の本が次から次へと作られていく。

「さーせん、無理っす……」

思わず口調が崩れる。それほどまでさとりの心的疲労は大きい。いや、別にうにゅほがいかがわしい本を描くようになったことはあまり疲労の原因とはなっていない。それ以上にさとりを蝕むのは――

「できたー!」

うにゅほがぱぁっと瞳を輝かせながら天を仰いだかと思うと、ふにゃりと脱力し蕩ける。原稿の完成は作家にとって至高の時間なのだ。
だが今日はそれで終わりではない。うにゅほはさとりのところに先ほどまで必死で描き続けた紙束を咥えながら持ってくる。

「はい、さとりさま!」

うにゅほはさとりにそれを手渡す。さとりは引きつった笑みのまま固まっている。

「さとりさま、よんで!」

うにゅほが大好きだった、さとりの膝の上での読書。それを今お願いしている。さとりが昔「うにゅほが一人で仕事出来る様になったら何かご褒美挙げるわね」と言ったのが運の尽きだ。
うにゅほからすれば絵本の派生のようなもの。自分が一生懸命作った本。母に自分の作った絵本を読んでもらって嬉しくない子供はいるだろうか?
子供を膝の上に載せて互いの温かな体温を感じ安らぎつつ、鈴の転がるようなロリボイス優しく語りながら「悔しいっでも感じちゃうビクンビクン」。
さとりはアレを読まなくてはならない。さとりは心が折れそうになった。というか折れた。マッチ棒のようにべっきんと折れた。マッチ棒で作った船をちぇすとーという掛け声と共に橙色の胴着を着た空手家が氷の板のようにブチ折った。パーフェクツ。どや顔すんな背骨ブチ折るぞ。






「わたしもっとすごいえろほん作るね! もっとお金もらってさとりさまをもっと楽にしてあげるね!」



あぁ、娘の好意が重いです。








えろほんをよんで! さとりさま!



おしまい。

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5章、バイオというかハンターになった
6章、娘達の思い出

でした



シリーズの途中まで読んでいただいていた皆様には完結まで時間がかかった事を申し訳なく思い、ここでお詫びさせていただきます。
そして最後まで読んでいただいた方、見届けてくれた方、本当にありがとうございました。


  • 長旅お疲れ様でした。
    前の「魔理沙とゆっくりの奇妙な日々」でも思った事や、ずっと昔ここで議論にもなったりした
    「教育」とか「強さ」とかのテーマを個人的に思い切り感じました
    基本首だけで、東方キャラ本人ではない、ゆっくり というキャラクターがいなくては成立しなかった話ですね
    何度か 「幻想郷に甘ったれは要らない」 と話されていましたが、死に物狂いで戦う二人と、決してうにゅほにも
    上から目線での優しい言葉なんてかけないアリスを通して、それが改めて伝わった気がします
    そして、(本をもらえたかもらえなかったかに関係なく)その裏に「こいつらなら甘やかさないでも乗り越えられるだろう」
    という信頼や、さとりさんの様な優しさがある事も覚えました。
    書くのも大変だったと思いますが、本当にお疲れ様でした。
    素敵なシリーズをありがとう


    そしてそんな気持ちが、ラストのうにゅほの見つけた仕事とさとり様の気持ちの想像で、
    一気に吹き飛ばされました -- 名無しさん (2010-11-03 21:18:05)
  • さとり様‥いやなことは嫌と言うのも勇気ですよ。


    何はともあれお疲れ様です!歴史を感じさせる長さになりましたね。色々なものが積みあがる長大作の良さを感じられる物語でした。
    ピトー=燐の発想は新しいと言わざるを得ない。ピトーも数年前までは無敵キャラだったのに‥。
    無茶苦茶な超展開が続きましたが地の文が丁寧なので、つまずくことなく読破できました。ネタの破壊力が逐一でかいぜ!そしてタイトルにこんな深い意味があったなんて‥目から鱗です。さとり、今君は泣いて良い。 -- 名無しさん (2010-11-03 23:01:18)
  • <2010-11-03 21:18:05さん


    いえ、どこで聞かれたか、ニュアンスを違えられたかわかりませんが 「幻想郷に甘ったれは要らない」とまで言ったことは無いです
    そこはまず否定させていただきます(Q何で今まで答えなかったって? Aタイミング外しました。更新履歴に上がるので躊躇しているうちに)


    親側としてみれば甘えてくる子供程可愛いものはいないと思います
    けれども甘やかし過ぎないように、その塩梅が難しい。
    子供からすれば親側のエゴによって甘ったれに育てられたとしたら、
    その子が普通に楽しく日常を生きるための難易度が大幅に上昇することでしょう
    サバサバさっぱりな幻想郷では、それこそ特に


    甘えん坊と甘ったれ、似ているようで全く異なりますから
    (私みたいなのが偉そうなこと言うのもなんですけど) -- 6スレ (2011-02-05 18:13:08)
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最終更新:2011年02月05日 18:13