【1月1日午前0時】
「全く…巨大なGなんて妬ましい…」
ん、さっきの受付嬢とは違う人になったな。
さっきの人は大丈夫だろうか?
モロにオッサンのアレを見てしまったもんなあ。
目の前の受付嬢が…ん?なんか俺のこと睨んでないか?
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':, ', / / ヽ / あ
':, ,. / / / \ | あ
':, / 人 | 妬
': / / ヽ i. ま
. \ .| r ) | し
\ | ,' ,'! / 人 ヽ ( | い
人! / ! _. /:::::\ i i ! ハ! i\ ヽ | :
`"'' 、..,,_ / / )/)/)/)/::::::::::::::)/)/)/)/ヽ、」ニ/'7 | ') |. !!!
(..( \( レ r ヽililililiililililir ヽ:::.,、/ | / ∠
─-- ) ) 人 O ノllllllllllllllllllll、 O ノ! // | / `ヽ
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,. -──-'、 , 人::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| !. | \
ヽ.ソ `: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 人 )
妬 あ i )ーナ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/,___ | )/
ま あ .|__ノ|/レへ:::::::::::::::::::::::::::::::::ノ)ノヽノ)ノ (
し ! _イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r
い | /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
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…って、よく見たらゆっくりパルスィじゃないか。
睨まれてる事には変わりないんだが。
俺、何もしてないよな?
「男1人に女4人でホテル…妬ましい…」
またそれか。
だから違うっての。
「あまりにも妬ましいからこの前穴が開いた部屋にしようかしら…」
何だよその部屋!!
何故部屋に穴が開くんだよ!!
ここはどういうホテルなんだよ!!
しかもそれを放置かよ!!
さらに受付がその部屋に客を泊まらせるって何だよ!!
その部屋に泊まった客の中に努力マンでもいたのかよ!!
ツッコミ所が多すぎて自分でも訳がわからん。
俺の口がもっと回ればな…。
「弟君はムッツリだもんね~」
やかましい。
知らない人が聞いたら誤解するだろうが。
ていうか、今は姉貴はどうでもいい。
マッチョリーはもっとどうでもいい。
さっさとチェックインを済ませないと。
勿論普通の部屋で。
「…普通の部屋でお願いします」
「チッ!!」
うわっ、こいつ舌打ちしたよ!?
でも相手をする気力がない…。
早くゆっくりしたい…。
「404号室と405号室の鍵よ…妬ましいから早く行きなさい…」
もうどうでもいいわ。
俺は黙って鍵を受け取る。
「行くぞ、れみりゃ、ちびりゃ、姉貴」
「うっう~♪おへやでゆっくりするぞぉ♪」
「あぅ~…ゆっくりしたいどぉ…」
「あぅ~!!お姉さんはお腹すいたぞぉ!!」
「私は筋肉チャーハンwith黒酢ね」
なんか声が一つ多い気がするけど気にしない。
気にしない気にしない。
エレベーターに乗って4階へ。
俺は階段でもよかったのだが、姉貴が嫌がった。
全く年寄りって「グハッ!!」…こ、後頭部を不意打ちとは…。
一瞬意識が飛んだぞ…。
「あ、ごめんね~。あまりにも隙だらけだったから」
こ、こんなことじゃ泣かないんだからね!!
「偉い偉い」
…くすん。
部屋の前に着いた。
404号室と405号室…間違いないな。
普通、4ってあまり使われない部屋番号かと思っていたんだが…まあどうでもいいか。
「で、部屋割どうするんだ?」
「私とれみりゃとちびりゃで良いんじゃない?」
…おい。
俺は一人かよ。
「弟君はマッチョリーと一緒にいれば良いじゃない」
…は?
「むっきゅっきゅ…やむをえない」
「いや、お前はもう帰れよ」
何故苦労してホテルまで来てマッチョリーと一緒の部屋で寝なきゃいかんのか。
俺だってれみりゃやちびりゃと一緒に寝たいぞ。
あの暖かい肉まんボディを抱き枕にしたいんだよ。
…ん?
何かに引っ張られるような感触が。
下を見ると、涙目のれみりゃが俺の服を手で引っ張っていた。
「おにいさ~ん…れみぃとおちびちゃん…おなかすいたぞぉ…」
「れみぃ…ゆっくりしたいどぉ…」
そうか、今日のれみりゃ達はまだおやつと晩飯を食べてないんだっけ。
さっきの姉貴のプリンを入れても晩飯の分には足りていない。
というか俺もさすがに腹減ったよ。
部屋割のことは後にしてさっさと飯に行くか。
「そうだね~。れみりゃ、ちびりゃ、御飯食べに行こっか♪」
「あぅ~♪ぷっでぃんたべたいどぉ♪」
「うぁうぁ♪れみぃはぱふぇをたべたいぞぉ♪」
「れみぃもぉ~♪」
姉貴がれみりゃとちびりゃと両手に手を繋いで歩いて行く。
その場には俺とマッチョリーと荷物だけが残された。
…どうして?
「むっきゅっきゅ…仕方ないわね」
こいつはスルーだ。
部屋に荷物入れて俺も行くか…。
「よっこら、えいこら…」
マッチョリーが荷物を部屋に運ぶのを手伝ってくれている。
こいつも案外良い奴だったのかもしれない。
「マッチョリー、ありが…」
「よっこらアッーーー!!」
うわっ!!
俺が礼を言おうとしたところにマッチョリーが突然叫び出した。
ん?
ああ、荷物を足に落としてしまったのか。
今のは悲鳴だったのか…。
よくわからんな。
俺はマッチョリーの足に乗っている荷物を持ち上げる。
…結構重いな、姉貴の荷物か?
これが足に落ちると確かに痛いかもしれないな。
しかもマッチョリーは靴はいてないし。
ん?
俺の両肩が誰かに掴まれる。
といっても、ここは俺以外には一人しかいない。
正面を向くと、マッチョリーが俺の両肩をその極太い両腕で掴みながら、俺の顔を見つめているのが見えた。
よく見ると、マッチョリーの瞳が潤んでいる。
「ありがとう・・・トシ」
誰だよ。
俺とマッチョリーは階段を下りて行く。
目指すは1階にあるレストラン。
階段を一段下りる度にマッチョリーの足音が響く。
…本当にどうしてこいつと一緒に歩いているんだろう…。
勇気を出して聞いてみることにする。
聞かないままってのも恐くなってきたからだ。
そのままずっと付いてきそうで。
「なあ、お前は誰かと一緒に来たんじゃないのか?」
俺の後ろを歩くマッチョリーに話しかける。
「ビオランテ」
…ビオランテ?
「え~と、ビオランテって人と一緒に来たのか?」
「そうなるわね」
そうなのか。
…
会話が続かない。
姉貴の存在って結構貴重だったんだな…。
「…え、え~っと、そのビオランテはどこに行ったんだ?」
いつまで付いてくる気か分からないが、こいつを保護してもらわないと困る。
「麻布よ・・・いわば東京」
ああ、東京に行っちゃったのか~。
そりゃここにはいないわな。
ん?
「…何故に?」
「まぁ色々あるわよね…」
…こいつとビオランテの間に何があったのだろう。
非常に気になったが、聞くのは躊躇われた。
心なしかマッチョリーが落ち込んでいるように見えたからだ。
「ラミレスビーッチ」
気の所為だったようだ。
というかこいつ本当に大丈夫なのか?
ここまで話が通じない奴だったか?
「…どういうことなの…」
こっちが聞きたい。
俺とマッチョリーは1階のレストランに到着した…はずだった。
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…どういうことなの…。
暖簾があるってことは、レストランというより和食料理店だよな。
…いやいや、突っ込むべきところはそこじゃない。
そう、筋肉だ!
何だよ筋肉って…。
ここに本当にれみりゃ達がいるのか!?
ここだけはありえないんじゃないか!?
「落ち着きなさいって!」
マッチョリーに窘められる俺って一体…。
なんかここに来てから人間として色々ダメな気がする。
「ついて来なさい、カモン!」
マッチョリーが我先にと暖簾を潜っていく。
どうして無駄に男らしいんだお前は。
…ここで行かなかったらマッチョリーはもう付いてこないかな?
…
やっぱ行くか。
ここにれみりゃ達がいるかもしれないし。
はぁ…。
思わず溜息が出てしまう。
「おにいさ~ん♪」
「あぅあぅ♪ぱふぇはとってもゆっくりできるどぉ♪」
「うめぇっ!めっちゃうめぇっ!」
「ウィスキーもらえるかしら?」
こっちを見て可愛く手を振るれみりゃの姿が見える。
本当にいたよ。
でも、まあ中は思っていたより普通だな。
姉貴は丼を犬食いなんかしてんじゃねえよ。
少し落ち着け。
お前は子供か。
マッチョリーがれみりゃ達と自然に一緒にいることはもうどうでもいい。
しかしこの店にウィスキーはないだろ、さすがに。
…っていうか、お前酒飲めるんだな。
やっぱ酔っぱらってるのか?
まあいいや。
俺が何言ったって無意味だろうし。
若干この世の不条理に悲しくなりながらも、俺もれみりゃ達と一緒の座敷に座る。
「うっう~♪ここのぱふぇもあまあまうまうまだっぞぉ♪」
「あぅあぅ♪れみぃはおかわりしたいどぉ♪」
「良かったな、れみりゃ、ちびりゃ」
正確にはパフェじゃなくて餡蜜だな。
ちびりゃはあんまり食い過ぎるとまた太るぞ。
と、思ったが、そんなこと言ったらまた怒らせてしまうなあ。
「おかわりぃ~♪」
姉貴はマジで自重しろ。
太ったらどうしようもなくなるぞ。
「女の子に向かってそんなこと言うもんじゃないぞ!!」
誰が女の子だ。
人間は二十歳過ぎたら太りやすくなるんだよ。
また絶食ダイエットしたいのか?
「う~…」
姉貴が唸っても可愛くない。
むしろキモイ。
「うぁ~~~~ん!!弟君がいじめるぅ~~~~!!!!」
姉貴が顔を机に突っ伏してしまった。
どうせ嘘泣きだろうけどな。
無視無視…と。
さて、俺は何を頼もうかな、と…。
メニューを見ることにする。
いい加減腹が減った。
筋肉定食、筋肉チャーハン、筋肉丼、筋肉味噌汁…etc。
どれを見ても筋肉だらけだ。
何故この店は筋肉を全力プッシュしてるんだ?
…というか、チャーハンって和食だっけ?
周りの席を見ると人間だけでなく、ゆっくりも普通に食事をしている。
…ゆっくりにも筋肉はあるのか?
「あん肝チャーハンよ!」
ああ、そういやいたな。
ゆっくりなのに筋肉がある奴が。
ゆっくりってのは饅頭なんじゃなかったのか?
「ぬっぷぬっぷ」
出されたウィスキー(あったんだな)を飲みながらゲップ(だと思う)を出しているマッチョリーを見る。
こいつを見ていたらそんなことどうでもよくなってくるな。
正面を向くと、姉貴が2杯目(だと思われる)の筋肉丼を食べてる姿が見える。
「あげないよ?」
いらねぇよ。
でも、姉貴が美味そうに食べてるの見たら俺も丼食いたくなってきたな。
「ちなみに3杯目だよ」
マジで自重しろよ…。
「お待たせいたしましたでみょん」
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/ y' / / ! ,! `ヽ.
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`ヽレヘ. |7>,、 _____, ,.イ ! |
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へ___/!ゝk'-‐ヘ':::!_ハ」i_!ヘ!,
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ウェイトレス(?)のゆっくりみょんが注文した料理を運んできてくれる。
結局迷いに迷ってシンプルに筋肉定食にした。
丼は姉貴が食べている姿を見るだけで腹一杯になりそうだった。
さて、見せてもらおうか!!筋肉定食とやらの実力を!!
「弟君も大分順応してきたみたいだね?」
さて、まず一口…。
「う~…無視された~…」
!?
う、美味い…。
成程、これなら姉貴が丼を3杯も食っただけある…。
やべぇ、箸が止まらん。
「うっう~♪おにいさんもゆっくりしてるんだぞぉ♪」
「あぅ~♪れみぃはきんにくきんにくぅ♪」
…ん?
ちびりゃが今変なこと言ったような…。
「おい、ちびりゃ、今なんて言った?」
「あぅ~?れみぃはきんにくきんにくなんだどぉ?」
…は?
まさかちびりゃまでここの雰囲気に飲まれて?
帰ってきて!!俺の良心!!
「筋肉が通過しまーす。白線の内側までお下がりくださ~い」
ん?
何だ?
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,.ィイ `ネ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ、_ ''.  ̄`` ヽ、
.〃 ; 、ン 'r ´ ヽ、 \
り; ,′ ,r i ,'==ル\イ人レン/i==',.;;ト、 ゙.,
}1;,' ``ー-y'´| i./イル rr=-, r=;ァイ i′ >….::;; ,;. }
,′;;', ,入 ||. i、|. | "  ̄ | ヽ  ̄"/iイリjr'" .::;'´ .〃,′
i; ;;~`ヽ i | iヽ「 ! 'ー=‐' !Y!. .;;' 〃/
l; ;; ', i、.| |ヽ L」 'ー=三=-' ,.'」 .:;;' /〃
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i1 ミミy′ j毟彡;;;/
i1 `ミミy'′ jミミミヲ´
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うわああああああああああああ!!
何だこの筋肉!!
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'r ´ ヽ、ン、
,'==iゝ、イ人レ/_ル==', i
i イi rr=-, r=;ァ ヽイ i |
レリイ"  ̄ / |  ̄ ".| .|、i .||
!Y! 'ー=‐' 「 !ノ i |
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_,.r'´ ̄ | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /!
_,..r'´,,.... _ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ `ヽ、
,'´ _,r'´ ⌒ヽ< /_∠、_ 〃′ __ `ヽ、
i ,r'´ ` `/ ⌒ ⌒ヽ' ̄ `ヽ `)、
!_ ⌒/ ,r'´ ̄ _ , ;;,,, ヽ.
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/ ! ,′ ′ !
,i !、 i 入. _,、_ ,. !
!/ ト、_,.-‐´ `、 ノ / `´ `Y'´ Y
,イ ⌒ヽ、 ,!、 ` ‐ 、. ′,′ `i
_ノ、 Y、i、 _,..-―-.、_ ` ヽ 、_,.-l,i .l !
./ .!、 `ト、_ \!' `ヽ、_ ,; イ il , i __、 )
〈 ヽ `ヽ、_. `ヽ、 、 、_人 Y 〉 ' V
`、 ヽ、 ヽ、>ー-- !^ ,l、|_, ! !
`;、 ` \__,..--..、 ヽ ',r'´ 〈. !
ヽヽ、 ,r'´ ̄ ヽ ̄`、 ヽ-‐'´ ̄ ) !
しかも俺の目の前でポージング始めるんじゃねえ!
さっさと通過しやがれ!!
「ちょっとだけなら触っても良いのよ?」
触らねえよ!!
い、一体何が…。
あれはマッチョリーの仲間か?
「うっう~♪きんにくきんにくぅ♪」
「あぅ~♪きんにくきんにくぅ♪」
ヤバい。
れみりゃにまで感染したようだ。
これは非常にヤバい。
混乱してる俺の肩を誰かが叩く。
振り返ってみるとそこには姉貴がいた。
「弟君…」
何だ!?
これは一体何なんだ!?
「これは筋肉革命(マッスルレボリューション)よ…」
何それ!?
「俺の筋肉に勝てるわけがない!!」
「拙僧の筋肉門が破られた!? 」
うおっ!?
周りの席からもおかしな声が聞こえてくる!!
キモイ!!
果てしなくキモイ!!
…え、筋肉?
なんか筋肉って良くね?
いやいや、ちょっと待て。
俺の中で変な考えが浮かんでる…。
筋肉が良いって何だよ。
いやいや、筋肉は良いって。
素晴らしいじゃねえか。
ちょ、誰か助けて!!
俺が…俺じゃなくなる!?
今だ!
叫べ!
「きんにくきんにく~!!」
さ、叫んでしまった…。
俺が筋肉だとか訳のわからないことを…。
「うっう~♪きんにくきんにくぅ~♪」
「あぅあぅ♪きんにくきんにくぅ~♪」
「きんにくばんざ~~~~~~~~~い!」
最早それが誰の声なのかもよくわからない。
あ、なんか目の前が真っ白になってきた…。
やべ、これもう無理。
意識を手放す前の俺が最後に見た物は…。
_,,,, --──-- ,,,__
, '´ __ `ヽ、,ヘ
___,,, ll.llヽ_r'_ヽ 、 ,、_) ヽ ,______r'´イ´
//7/ ['、イ_,-イ、ゝ,_, ,イ_,-,_ゝヽ、__〉
~ // ,! 、!-|ーi、λ_L!」/_-i、|〉',ヽイ
~ i_ノL.イ (ヒ_] ヒ_ン ).!_イ | |´
lj.lj//. ヽ! |.i"" ,___, "" | ! | |
// ..| ! ',. ヽ_ン .,! ! .| |
・ | |ヽ、 イノi .| .|
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・ / _,-/,,_::|::i ''  ̄ /\ し
/ i l /ヾ,,_ /,,___ノ/___ >ヽVヽ
/`ヽ y/ .... ,/:::' '⌒ ~ ヽ,
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\ヽ \i:: メ:: ヽ- " r'了 _>⊥, |
r=-,_ヽ ~ - ~ヽ---" ̄ ̄ _,,, l
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 ̄,二) __, ' ~' ~~  ̄ ̄``~~""T ̄
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iレ' - - - |
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目の前でポージングをしているマッチョリーの姿と…
マッチョリーの帽子に付いている『筋肉亭オーナー マッチョリー』と書いてあるバッジだった…。
- マッチョなれみりゃってデビルマンみたいw -- 名無しさん (2011-01-18 17:20:47)
- あんな最低な話をクロスさせていただけるとは、本当にありがとうございます。 -- かに (2011-01-19 22:18:39)
- ブロリー映画のタイトルに似てるからって期待した俺が馬鹿だった
面白かったけどwwwwww -- 名無しさん (2014-03-21 19:17:13)
最終更新:2014年03月21日 19:17