れみりゃ達のおねだり-2


「仕方ない、買ってやるよ」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!」
「やったどぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

れみりゃとちびりゃが歓声を上げながら「ばんじゃ~い」と両手を頭上に上げている。
やれやれ、今月は少し苦しかったんだが。
れみりゃと姉貴には勝てない、ってか?
せめてマッチョリーには勝てるようになりたい…。

「うっう~♪さっそくかいにいくぞぉ♪」
「れみぃじゅんびしてくるどぉ♪」
「まんまぁもだぞぉ♪」
「お、おい…」

いや、今から買いに行くなんて言ってないんだが。
俺もう疲れたんだけど。

「おにいさんもゆっくりじゅんびしてねぇ~ん♪」
「あぅ~♪あぅ~♪」

こいつらすっかり乗り気だし。
あ~もう…行くしかないのか…。
俺は重い重い腰を上げることにした…。


「すぴあ☆ざ☆ぐんぐにるだっぞぉ♪」
「まんまぁかりしゅまだどぉ♪えれがんとだどぉ♪きゅーてぃくるだどぉ♪」
「そんなにほめられるとぉ♪まんまぁてれちゃうぞぉ♪」

ああ…財布が随分軽くなってしまった。
いや、紙幣で払ったんだから気のせいだろうけど…。
俺の諭吉が一枚消えてしまった…。
野口英世なんていらんかったんや…いや、いるけど。

「つぎはれみぃのばんだどぉ♪」
「うっう~♪おちびちゃんかりしゅまだぞぉ♪ぷりでぃだっぞぉ♪」
「あぅあぅ~♪」

まあ、こいつらが喜んでるから良しとするか。
俺は気持ちを切り替えることにした。
いい加減腹減ったしな。

「すぴあ☆ざ☆ぐんぐにるだどぉ♪」
「ぎゃお~!もけ~れはおぜうさまのぐんぐにるにやられてしまったぞぉ♪」
「おい、れみりゃ、ちびりゃ。飯食うぞ飯」
「う~♪ぷっでぃん♪ぷっでぃん♪」
「あぅあぅ~♪ぐんぐにるとぷっでぃんはとってもゆっくりできるどぉ♪」

れみりゃとちびりゃの笑顔はゆっくり出来る。
グングニル代はそれで返してもらったと思うことにした。
れみりゃとちびりゃのスマイル=プライスレス(金では買えない貴重なもの)なのだ。
俺にとってはな。



            ,.-─- 、
        ∧_,,∧\書/
   /\  ( e'ω'a)∩‐  
   | 後 ⊂     /
   ヽ/ r‐'   /
      `""ヽ_ノ

企画SSの合間に書いてみました。
選択肢実装実験+私のれみりゃ分補給の為ですw

もし皆さんがこのような立場になったならどちらを選びますか?
あと、買ってあげないという選択肢は無いのでそれはご了承ください。


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最終更新:2011年03月22日 00:22