「仕方ない、買ってやるよ」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!」
「やったどぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
れみりゃとちびりゃが歓声を上げながら「ばんじゃ~い」と両手を頭上に上げている。
やれやれ、今月は少し苦しかったんだが。
れみりゃと姉貴には勝てない、ってか?
せめてマッチョリーには勝てるようになりたい…。
「うっう~♪さっそくかいにいくぞぉ♪」
「れみぃじゅんびしてくるどぉ♪」
「まんまぁもだぞぉ♪」
「お、おい…」
いや、今から買いに行くなんて言ってないんだが。
俺もう疲れたんだけど。
「おにいさんもゆっくりじゅんびしてねぇ~ん♪」
「あぅ~♪あぅ~♪」
こいつらすっかり乗り気だし。
あ~もう…行くしかないのか…。
俺は重い重い腰を上げることにした…。
「すぴあ☆ざ☆ぐんぐにるだっぞぉ♪」
「まんまぁかりしゅまだどぉ♪えれがんとだどぉ♪きゅーてぃくるだどぉ♪」
「そんなにほめられるとぉ♪まんまぁてれちゃうぞぉ♪」
ああ…財布が随分軽くなってしまった。
いや、紙幣で払ったんだから気のせいだろうけど…。
俺の諭吉が一枚消えてしまった…。
野口英世なんていらんかったんや…いや、いるけど。
「つぎはれみぃのばんだどぉ♪」
「うっう~♪おちびちゃんかりしゅまだぞぉ♪ぷりでぃだっぞぉ♪」
「あぅあぅ~♪」
まあ、こいつらが喜んでるから良しとするか。
俺は気持ちを切り替えることにした。
いい加減腹減ったしな。
「すぴあ☆ざ☆ぐんぐにるだどぉ♪」
「ぎゃお~!もけ~れはおぜうさまのぐんぐにるにやられてしまったぞぉ♪」
「おい、れみりゃ、ちびりゃ。飯食うぞ飯」
「う~♪ぷっでぃん♪ぷっでぃん♪」
「あぅあぅ~♪ぐんぐにるとぷっでぃんはとってもゆっくりできるどぉ♪」
れみりゃとちびりゃの笑顔はゆっくり出来る。
グングニル代はそれで返してもらったと思うことにした。
れみりゃとちびりゃのスマイル=プライスレス(金では買えない貴重なもの)なのだ。
俺にとってはな。
,.-─- 、
∧_,,∧\書/
/\ ( e'ω'a)∩‐
| 後 ⊂ /
ヽ/ r‐' /
`""ヽ_ノ
企画SSの合間に書いてみました。
選択肢実装実験+私のれみりゃ分補給の為ですw
もし皆さんがこのような立場になったならどちらを選びますか?
あと、買ってあげないという選択肢は無いのでそれはご了承ください。
最終更新:2011年03月22日 00:22