【2011年春企画】緩慢刀物語 彼方章-終



 時は睦月の終わりごろ、日元では正月と浮かれる時期であったが西行では依然桜が咲き誇る。
そんな西行国の一角にある大きな屋敷に一人のゆっくりみょんがぴょんぴょんと入っていった。
 名は真名身四妖夢、傍目から見ると普通のゆっくりみょんだが、右半身は靄のようにどこか透き通っているのが特徴的だった。
「あ~お父様もお母様も元気でなによりみょん。しかしスィーが無いのはやっぱりきついでござるな」
 このみょんは以前スィーで二回人身事故を起こしておりそのせいでスィーの免許を止められてしまった。
それに半分が霊体となったことで以前のような体力が無くなっており、遠く博麗の紺魄の実家からこうして屋敷に帰ってくるのに時間がかかってしまうのだ。
 しかしそれでも彼女は父と母に会いたかった。成長した自分を見てもらいたかった。
実際『みょんは頭が柔らかくなりましたね』と父に言われた時は心が躍ってしまったのだ。その後ヴァンガードをしたり、お雑煮を食べたりと有意義な正月であったように思える。
 みょんはただいまと言って屋敷の戸を開けるが迎えてくれるものは誰もいない。その代わりに手紙入れには沢山の葉書がぎっしりと詰まっていた。
「全く杜撰に入れて……ホタテ運輸はちゃんとしてほしいみょん」
 ぶぅぶぅ言いながらもみょんはそれらのはがきを取り出し、自分の部屋の布団の上で全部広げてみた。
広告のはがきも入っていれば不幸の手紙が入っていたり、それらの益体の無いはがきを取り除いて他のはがきを読んでいくうちにみょんは懐かしい気分になった。
「……思えば、長い旅だったみょん」
 どうやってこの住所を知ったのかは分からないけれど、今までの旅で出会った人々から年賀状が届いていた。
みょんはまず一枚目の葉書をゆっくりと眺める。
『ハッピーニューイヤー、みょんさん。(←アバロン風の新年のあいさつ)あれから暮内は人が帰ってきてより賑やかな町となりました。
 そしてちょっと早いかもしれないけど私の店もようやくオープンいたしました。広告も一緒に送ったのでぜひ来てください』
 これは柏木重、暮内で出会った料理人の女の子から送られた手紙だ。
完全にトラウマを克服したようでなによりである。あの時食べたショートケーキの味は今も忘れられない。
みょんは除けた広告の中から重の店の広告を取り出し、まだ見ぬ外国の料理に心を躍らせた。
「流石に手紙では噛まないでござるな、おっと次々……」
 二枚目。
『新年明けましておめでとうござます。守矢は神様達のおかげで平和を保っております。
 すわこ様もみんなのおかげですっかり大きくなりました。初詣も守矢を御頼り下さい』
 これは埴良美苗、あの神の郷にいた心優しい巫女から送られた手紙だ。
円剣もあと一個しかないしまたどうなつを食べに行ってもいいかもしれない。
思い返すと怪異というものは意外と身近な所にあったりするものだ。あの郷ではそれを教えてくれたような気がする。
「初詣はもうしちゃったけど……またすわこ殿に会いに行くでござるか」
 三枚目。
『はっぴいにゅうにゅあ、あけましておめでとうだよぉ。
 おばあちゃんもらんしゃま達も元気にしてるからまたあそびにきてね』
 これは迷僻の葵と一緒にいたちぇんのものだろう。
拙い字が頑張って書いたことを思わせてなんともかわいらしい。でも端にあった狐の絵は完全に達人クラスだ。
恐らくどっちかが描いたものだろう。狐年なんて干支はそもそもない。
「というかすぐに会えるのでござるがな」
 四枚目。
『明けましておめでとうございます。慣れない筆ですがこうして新年の葉書を出させていただきました。
 お嬢様はあなたを紅魔館に招待したいとおっしゃっております。お暇がおありでしたらどうぞお寄りください』
 これは紅き吸血鬼に仕えた少女、裂邪から送られた手紙だ。
れみりゃから髪の毛を何本か持ってかれそうになったのも今となってはいい思い出だ。
今は平和に暮らしているようで何よりである。
「御髪をちゃんと整えてから行くでござるか」
 五枚目。
『忍者であり幽霊である俺がこうして手紙を書くのも』
「呪いの手紙みょん」
 そう言ってみょんは蝶の模様で彩られた手紙をぞんざいに投げ捨てる。
なんか知らないけど来るはずの無い人から手紙が来た。もう見たくも無い。
 改めて五枚目。
『寒い日々いかがお過ごしでしょうか。以前お茶をお出しいただいたヨコハマサクヤでございます。
 この度は再び妖夢様のおちゃをおぜうさまにお出しいただきたくてお手紙を出した次第です。どうぞよろしくお願いいたします』
 年賀状ではなかったが、あの時お茶勝負したときに会ったヨコハマサクヤだ。
あの時は参加者が少なかったから優勝できたようなのかもしれない。二回目は無いとみょんは少し暇な時間で本格的に茶道をしようと思った。
「どうせ暇でござるからな」
 六枚目。
『面白かった漫画:星屑巨人ダブルヘッダー、つまらなかった漫画:どっこいすいかちゃん。
 希望プレゼント:「ゆっくりスカル一九」のタオルケット三枚組が良いです。
 住所:(個人情報保護バリア)
 氏名:床次紅里』
「………………………」
 これ、年賀状じゃないよね?と思ったけど氏名には見覚えがあった。
堕菓子剣の時一緒に戦ってくれたあの胸の薄い眼鏡の少女だ。誤配だとは思うけど見てるとあの勇ましい顔が思い出されて少し懐かしく思える。
「……とりあえずしまっておくでござる」
 七枚目。
『みょん!みょん!みょん!ようむぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!みょんみょんみょんぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!みょんたんの銀髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ』
「呪いの手紙だああああああああああああああああああ!!!!」
 これはヤバいと思ってみょんはその手紙を棚の上に載せて一心に祈った。
なんでこんなのばっかり来るんだ。流石に今回は全然心当たりがない。
「ハァ……ハァ………」
 気を取り直して八枚目。
『歯の治療費 千円お支払いください。 若論えーりん』
「年賀状で送ってくるなぁ!!」
 今みょんは長らく家を開けていたせいで(ついでに長炎刀の出費によって)結構貧乏になってしまったのだ。
しかも歯の治療に千円って完全にぼったくりだ。普通の値段じゃなかったのか。みょんはその手紙を丸めて投げ捨てた。
 いかん、落ち着いて、ゆっくりして九枚目。
『明けましておめでとうございます。あなたのおかげで永夜国はようやく普通の国として再出発が出来そうです。
 とりあえず顔の治療費 十円お支払いください。 不死射心えーりん』
「また請求書かぁぁぁ!!!!」
 いや、これはさっきと違って怒るべきではない。
みょんは一度永夜国に行って左目の治療をしてもらってなんとか失明から回復したのだ。
流石は月の医学と言ったところであろうか、一応治療費もあっちに比べれば断然安い。
「……はぁ、なんで年賀状でこんないやな思いを…」
 そして十枚目。
『妖怪の私がこんなこと言うのも変かもしれませんが明けましておめでとうございます。
 私達は今も元気に退治されたり襲ったりしています。またよかったらいつでもいらっしゃってください』
 これはあの地底の街の覚りの妖怪だろう。
…………相変わらず妖怪の考えてることは分からない。
まぁ分からないなりに付き合い方はあるはずだ。行くようなことがあったら残った八人に加勢してやろう。
「……………………」
 残りは友人や上司、部下達の手紙であり全ての年賀状を見終わってみょんはふく溜息をつく。
やはり無かったか。分かってはいたけれどどうしても心惜しくて仕方がない。
 今まで出会った人から送られた手紙には一部を除いてこう書かれていたのだ。
『彼方さんも一緒にお越しください』と。
「………かなた殿、今一体どうしているのでござるか……」
 便りが無いのは元気な証拠、とは言うがどうしようもない虚無感がみょんを包む。
大丈夫だろうか?他の人に迷惑かけてないだろうか?変に憎しみとか抱いていないだろうか?
どちらかというと真白木といちゃいちゃしてるんじゃないかって思ってついみょんはパルパルしてしまう。
 どうしてこんな気持ちになるんだろう。あの元気な顔がずっと思い浮かんできてご飯も一日に三杯食べてしまう程だ。
「…………いや、わかってるっつうの」
 流石に自分の気持ちに整理を付けられないほど子供ではなくみょんは帰省の疲れを取ろうと布団の上に寝転がる。
あぁ、これがNTR(ねとられ)というのだろうか、いや、元々彼方は真白木に思いを寄せていたのだ。自分が持っていってはこっちがNTR(にとり)となってしまう。
そう何もせず思案にふけていると玄関の方から戸を叩く音が聞こえてみょんは仕方なく起きて玄関に向かった。
「はいはい……こちら真名屋敷でござる……」
「どうも、お久しぶりです」
 玄関から現れたのはあの刀剣研究家の近藤平であった。
そういえば菓子剣の修復のために呼んだんだっけとみょんは笑顔で近藤を家の中に招き入れた。
「いや、久しぶりでござるな。どうぞどうぞ羊羹とお茶でござる」
「ありがとうございます」
 みょんと近藤は同時に羊羹を食べほぼ同時にお茶を啜る。
思えばこうして息があってお茶を飲むと言うのは久しぶりかもしれないとみょんは感慨深く思う、彼方はいつも早めにがぶがぶ飲んでいたからだいつも調子を狂わされたものだ。
 ……また彼方の事を思い出してしまった。寂しくなって仕方がないと言うのにいつもいつも思い返してしまう。
「あの……どうかいたしましたか?」
「え、あ、なんでもないみょん!えっとこれが直すべき菓子剣みょん!」
 みょんはそんな表情を近藤から隠そうと慌てて菓子剣を出す。
外郎剣「羊羹剣」、泡剣「升斗形鬼」、甲剣「千兵」、円剣「胴夏」、正剣「魂閉刀」、重剣「芭宇夢 玖雨変」、突剣「突身弾護」、千剣「千歳雨」。
ついうっかり無事な菓子剣まで出してしまったがみょんは千歳雨を出した後にもまだないかと口の中を探してしまう。
 そしてみょんは口の中から一本の刀を取り出した。
「あ……それは」
「みょっ!し、しまったみょん」
 それはかつて少女が命がけで直した剣、覇剣「舞星命伝」。魂すら生き返らせる命の力に溢れたこの世界最高の覇剣である。
「そう言えばその覇剣直ったらしいですね。ちょっと見させてもらってもいいですか?」
「……そ、それはご勘弁願いたいみょん」
 世界最高であるがゆえに下手に見せびらかしたら評判を呼んでしまいどこかの誰かに奪われかねないだろう。
近藤を信用していないわけではないが何時何処で目が光っているか分からない世界だ。因幡忍軍だって少ない情報で覇剣の位置を探し当てている。
「そう言えばたいら殿、少し聞きたいのでござるが魂閉刀で物を封じておくことは出来るのかみょん?」
「そうですね……魂閉刀は魂や邪なものを封じるものですから難しいと思いますよ」
 そっかとみょんはふぅと一息ついて覇剣を仕舞う。
ならば彼方が帰ってくるまでにこの覇剣はこの自分が守りとおさないといけないだろう。
それは再会の誓い、壁に立てかけてある長炎刀とともに再び相見えるための楔となるだろう。
「………よし、それじゃあお願い……」
 と、そこで言いかけた瞬間再び玄関の戸が鳴り響く。
先ほどは違って品の無い戸の叩き方だ。みょんは近藤に断りを入れてしかめっ面のまま玄関へ向かう。
「どなたかみょん?」
「あ、真名身四妖夢さんですか?いやーさがしましたよ」
 それは藍色の髪を纏った女性であった。背中には数十本の弓と数百本と思われる矢を背負っており、何かやたらニヤニヤしてる。
「…………何の用みょん?」
「いや、私こうして弓を売り歩いているのが生業なんですけど西行国ここ最近取引してくれなくて。
 そこでご先祖様と名乗る人から真名身四さんのご自宅を」
「押し売りは受け付けておらぬみょん!!!」
 みょんは戸を勢いよく閉めるがその女性の足に阻まれ隙間を許してしまう。
「そんなー!!この弓は在処家から引き継いだ烏丸家の伝統と技術の粋を集めた最高の弓なんですよー!
 買ってくださいー!買わないとー!買えばー!買ってけれー!」
「在処家は刀鍛冶の家系みょん!なんでそれが弓になるのでござるか!!!」
 玄関先の喧騒はふとどこか彼方との喧騒を思い起こさせる。
そして今、分かった。彼女は今も元気に真白木と旅をして、出会う人々に明るさと積極性で希望を振りまいているだろう。
だから約束は絶対に守ろう、時に取り残された彼女の帰る場所を自分が作ってあげるのだ。


「……何時までもゆっくり、ゆっくり待つでござるよ」




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「さてぇ、今日も料理頑張るぞ!ミンさん!こいしさん!準備はいいですか?」
「重さんも頑張りますね、ワタクシも頑張らなくては!」
「悪霊退治はもう飽きた!こうしてかさねちゃんの料理を食べられるだなんて地霊殿を抜け出したかいがあるね!」
「カシワギレストラン!今日も開店でふ!!噛んだ!」

 緩慢刀物語 紅魔章    脚本:鬱なす(仮)の人




「あー!!なんで通訳係なのに内政をしなくちゃならないんですかー!?」
「ゆゆぅ!(そんなことよりお菓子ちょうだい!)」
「えーん、幽微意様が仕事してくれないよー!おかあさーんたすけてーーー!!!」
(頑張ってね薫、私は死しても幽微意様の中で見守っているわ!)
(というか南さん……驕るつもりは無いんですが私がいなくなってから目に見えるように国が傾いてます)

 緩慢刀物語 妖夢章・英  脚本:鬱なす(仮)の人




「あーうー、そろそろ時間だね」
「そうですね、それでは祈りましょう。タツミ様とシノコ様に……」
「おとーさん、おかーさん、スワコは一生懸命生きてるよ!だからゆっくり見守ってね!!!」
「あなた達が残したものは私達がしっかりと継いでいきます………」

 緩慢刀物語 風神章・微意 脚本:鬱なす(仮)の人




「おばあちゃんそんなふるえてどうしたの?」
「あーなんか幽霊が出たとか何とからしいわよ、なんで今まで遭遇しなかったのか不思議。仙人の癖に恐がりなんだから」
「あわわわわわわ、真白木さんが、真白木さんが………なななななななな」
「はいはい、おばあちゃん、もうお昼ごはんですよ」
「ボケてなんか無いわよ!」

 緩慢刀物語 妖夢章・微意 脚本:鬱なす(仮)の人




「この紅魔館も……今では少し寂しく思えますねお嬢様」
「うー!だったらお友達呼ぶぞぉ!一緒に遊ぶのぉ!」
「お友達ですか……いいですね、お嬢様。パーティも豪勢に催しましょう!」
「たのしいぱーてぃ!う~う~うあうあ♪」

 緩慢刀物語 双魔章    脚本:浅井隊員26号




「次こそは、次こそはちゃんと優勝するぞ!そのためにゆっくりというものを学んだ!」
「ゆっくりしてるのはいいけれど、肝心の味は落ちてますねー」
「マズイ、もう一杯!」
「何がいけないんだよォォ!」

 緩慢刀物語 ゆっくり茶道 脚本:もっちり




「戦国時代の次は西部かぁ。なんとまぁ対極的な……」
「まぁでもやることは変わんないよね!」
「おねーさんの弾幕は敵を狙いうつぜ!!」
「そうよね、まぁ今日も頑張っていきますか!」

 緩慢刀物語 堕壊章    脚本:えーきさまはヤマカワイイ




「いくよ!合体攻撃!」
「「「とりにてぃゆっくらっしゃー!」」」
「ぐふっ!私が死んでも………第二第三の私が現れるでしょう……」
「そのの台詞もう4度目だよ、一体あんたは第何のようかいなんだよ!」
「むむ定番だとは思ってましたが、そろそろ口上も変えるべきですね……」

 緩慢刀物語 地輪章    脚本:sumigi




「ふぅ、戦いの傷跡もようやく治った、これから平和な国を目指して再出発しなくちゃならないわね」
「ヤゴコロ様……なんで資金源となる織張金を使ってあんな像を建てるんですか?」
「………あれが、精いっぱいの手向け、だと思うから。せめて月の民の形だけでも残しておきたかったからよ……姫様も賛成して下さりますよね?」
「ぐー」
「ほら姫様もそう言って「言ってませんよ!」」

 緩慢刀物語 永夜章・志位 脚本:鬱なす(仮)の人




「うにゅー(さとりさま……その頭)」
「じゃじゃーん(いや、わらうな、こらえろ……)」
「……何か問題でも………」
「な、何でもありませんよ(なんでその頭のままなんですか?)」
「治らないんですよ……この頭……」

 緩慢刀物語 地霊章・微意 脚本:鬱なす(仮)の人




「……かなた殿、みょんは信じているでござるよ。
 例えこの身が朽ちようともいつまでも待ち続けるみょん」
「真名身四さん~弓矢買って下さいよ~今ならもれなく皆死ね矢が閃けますよ~」
「人がいい気分に浸っていると言うのに!やかましいみょん!!」

 緩慢刀物語 彼方章    脚本:鬱なす(仮)の人

「でねでね!真白木さん!みょんさんがこうばしっと敵を打ち倒してー!」
「本当彼方はあのみょんの事ばかりだなぁ」
「だって私みょんさん大好きだもん!」





 刀を求め剣を治す一人の少女と一人のゆっくりの物語、これにて終結。
それでも、二人の想いは、まだ終わらない。








ゆっくりしていってね2011年春企画「緩慢刀物語」

<元ネタ>
刀語
東方project
その他

<参加者>
浅井隊員26号:双魔章
もっちり:ゆっくり茶道
えーきさまはヤマカワイイ:堕壊章、最終話チェック、絵作成
sumigi:地輪章、最終回チェック
むの人:AA作成

<スペシャルサンクス>
 ゆっくりしていってね!!!創作発表スレ、wikiの皆さま

<企画>
鬱なす(仮)の人







 緩慢刀物語   劇終




ー後書き

 もし、貴方がこのSSを見て「どこがゆっくりSSだよ!」と思うことがあるかもしれません。
その感情は大切です。是非心の奥底に大切に仕舞っておいて下さい。

 言いたいことはたくさんあって、語りたいこともたくさんあってこの場では全部言い尽くせなさそうです。
難易度の高い企画でありましたが皆のおかげでなんとか終わらせられそうでほっとしております。
また、文自体が長く好みが分かれそうな内容でもしかしたらこの企画を楽しめなかった人もいるかもしれません。
けれどひとまずこの言葉を送ろうと思います。
 企画に参加して下さった皆様、この作品を読んで下さった皆様、ここまで付き合ってくれてありがとうございました。



  • お疲れ様でした。
    よくぞ書き抜いた、という感じですね。
    正直なところを言うと紅魔章のころは、文章の余りの長大さ・設定の多さに「これはまとめ切れる話なのか?」と思っていましたが、
    その予想に反してとてもすがすがしい終わり方になったと思います。 -- 名無しさん (2011-06-16 21:09:06)
  • お疲れ様でした。
    良い最終回でした。
    上でも言っていますが、ちょっとまとまりの無さを最初の方で感じていた分、かなり自由度の高い話だったので、
    予想ができずハラハラと見守ってきましたが、本当に驚かされつつ気持ちよく終わったと思います
    考えてみると、特殊能力や弾幕ではなく、剣と剣という同じ土俵でのゆっくり同士や人間達との戦い、というのは
    ありそうでかなり革命的だったのかな?と思います。
    最後の最後に剣を持つ身としての憎しみ合いの無い決闘で終わったのが本当にシブい
    後日談として、各章の面々のその後も一ひねりあったりと面白かった
    改めてさびしい気持ちもありますが、本当に楽しい企画でした。
    こちらこそありがとうございます -- 名無しさん (2011-06-16 21:35:26)
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最終更新:2011年06月16日 21:35