小ネタ412 エコでゆっくり涼んでいってね!!!

「う~あづい~・・・」ゆっくりれみりゃがだれている。
今、幻想郷では諸般の事情から電力が不足しており「欲しがりません秋までは」のスローガンの元、絶賛節電中。
ここ、こうー♪まかんでもエアコン使用禁止令が出てしまったのだ。
「おぜうさま、そんなだらしないことでは瀟洒なゆっくりにはなれませんよ」ゆっくりさくやがたしなめる。
「エアコンが使えなくてもゆっくり涼む方法はあります。まずは水風呂に入りましょう」
れみりゃを水風呂に入れると、風呂上がりに爽快バブシャワーを全身に塗る。
「う~♪ひえひえ~♪」
「仕上げよ!めーりん、ペットボトルの水持ってきて!」
「じゃおっ!了解!」冷蔵庫の前に立つめーりん。
「違ああああう!そこじゃない!」
さくやのナイフがめーりんの帽子に刺さる。
「ちょ、帽子に少女ゆっくりを仕込んでなかったら永遠にゆっくりしてたよ!」
「冷蔵庫の正面に居たら扉を大きく開けなくちゃならないでしょ!側面に立って開け幅を小さくしなきゃ」
「あっ、そうか」
「取る前にどこに何があるかイメージしてから素早く取るのよ」
「じゃおっ!」めーりんの三つ編みがヒュンヒュンと素早く取り出す。

仕上げにペットボトルの水をれみりゃにかける。
「う~!ちべたあぁぁぁい!」
れみりゃの体をバスタオルで微妙に水滴が残る様に拭く。
すかさず扇風機の前に座るれみりゃ。ドロワ一枚の姿はカリスマブレイクにも程があるがこのさいそんな事は言ってられない。
爽快バブシャワーの冷んやり感とさらさら感が風による気化熱冷凍法の効果をアップさせる、しかし水が乾くと風はむしろ温風に変わる。
さくやはそこでおもむろに扇風機のスイッチを切った。
「う~なんでぇ~」
さくやは霧吹きでれみりゃの体を湿らせると、めーりんは冷凍庫から凍ったペットボトルを扇風機の前に置いて再び扇風機のスイッチを入れた。
「うー!」
再び体が冷んやりし始めた上に風そのものも冷んやりして来た。
「おぜうさま、ペットボトルに足をつけてみてください」

「足が冷えれば全身も冷えてきますよ」
「う~♪涼しい~♪」れみりゃがようやくゆっくりしはじめると
「うー!さくやー!氷が溶け始めたよー!」
子供プールに氷を入れてつかっているふらんが叫ぶ。
「あっ!いもうとさま!しかしもう氷は・・・」
「そんなことよりおうどんたべましょう!」
ざるうどんを抱えためーりんが入って来た。
「う~・・・でもぬるいんじゃ・・・」
シャキーン!
「冷たーい!」
「これも仕上げに冷やしたペットボトルの水で締めてますからね、コシが違いますよ!」
「めーりん、ぱちゅりー様は?」
「アイスノンの上でこあくまが選んだホラー小説を読んでるわ」

見ると疲れて眠っているこあくまの羽はそれでも緩やかにぱちゅりーに風を送っている。
お腹が膨れたふらんも、ようやく落ち着いたれみりゃも寝付いたようだ。
「私たちもそろそろゆっくりしましょうか・・・」
「そうですね~・・・」
さくやとめーりんはのろのろと冷蔵庫に向かう。
「ゆふぅ~冷えたシリコンのPADはゆっくりできるわねぇ~・・・」
「めーりんはこのアイスノンでシエスタするよ・・・」
「それじゃゆっくり・・・」
「していってね~」

zzz...

夏は知恵を絞ってゆっくりしていってね!!!

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最終更新:2011年07月20日 15:51