※俺設定で俺解釈です。さらに
三番目の卵生型に関して、
愛でWiki掲載。話の長い人氏 作 「
ゆっくりの産卵」を参考に、
自己解釈をしています。
ご了承の上で、どうぞお進みください。
以下、愛でスレ6内に有った表示を使用
※以下注意
大筋:シ、
内容:性、家
人物:一応、書いた作者と言う形で人間が存在
舞台:
ここに私が知ることが出来たゆっくり達の最大の喜びの一つである「出産」のことを書き記そうと思う。
どうか、これがゆっくり達との相互理解の一つの足掛けとなることをせつに祈って・・・。
Y教授
『Y教授の書記 ゆっくりの生殖 ~子供達とゆっくりしていってね!!!~』
~茎型の喜び~ おはよう、我が子たち。
「ゆっくりおちてきてね!!!」
「ゆっくりがんばってね!!!」
まりさが見守る中、れいむが生やした茎から、5体のゆっくりが産まれそうだ。
一週間前、すっきりの後から少しずつ芽吹いた茎の実がようやく目覚めるところだった。
平均3~4cm程度、もう既にゆっくりの姿が出来上がっている。
それぞれがゼリー状の薄膜でおおわれ、今か今かと誕生を待っているようだ。
ぱちりっ!!と
各々目が開いていく。もうすぐ生れ落ちる兆候だ。
「ゆっくり~!!!ゆっくりおちてね!!!!」
「ゆ~!!もうちょっとだよあかちゃん!!ゆっくりがんばって!!!」
その様子をまりさが歓喜し、れいむは上目で応援をする。
ぶるぶると身体を震わせる赤ちゃんたち。
産まれる為の一番初めの大仕事。それがこの身体を震わせる行為。
この行為をもって、それまで生命を支えてきた母なる茎から地に、新たな一つの存在として地に降り立つのだ。
ぼと、ぼとぼとぼとぼと!!!
全身を覆うゼリー状の薄膜が着地の衝撃から護る。
無事に生まれ落ちる子供たち
そして第一声。
「「「「「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!」」」」」
この発生こそが人間の産声と同意である。
そして産声と同時に、未熟で柔らかな表皮を護っていたゼリー状の薄膜が口の中に流れ込む。
味は無いがこの無意識の吸収が始めての食事であり、同時に免疫抗体を作る為の大きな一つとなる。
口に入らなかった分はその身体自体に吸収され、皮膚外部の菌への防御の為に皮膚組織の抗体となるのだ。
茎が即座に枯れ、頭頂部からボロボロ崩れながらポロリと外れた。
出産と同時に役目を終えた茎は頭から抜け落ち、崩れて土へと帰る。
プルプルと身体を横に振り頭に残った茎の破片を落す母れいむ。
プルプルと身体を横に振り体に残った薄膜の水分を飛ばすちびれいむ、ちびまりさ。
その光景を涙を流し、しあわせな顔で見つめる父まりさ。
「ゆ、ゆ、ゆゆっくりしていってね!!!」
「とっても、とってもゆっくりしてね!!!!」
「「「ゅ~!おとーしゃん、おかーしゃん!」」」
「「ちょってもゆっくち、とっちぇもゆっきゅり!」」
夫婦は喜びに満ち溢れ、その歓喜につられきゃっきゃとはしゃぐ赤ちゃんたち。
だが、本当の苦労はこれからだ。
ちびゆっくりは言葉は知っているが、どの言葉が何を意味するかほとんど理解していない。
ゆっくりするイメージとほんの小さな知識を、僅かにぼんやりと持つだけだ。
しかし、夫婦は彼女たちの生の中で培った知識を教え、皆で仲良くゆっくりする。
悲劇も襲ってくるかもしれないが、それでも懸命に家族で生きていくだろう。
~胎生型の思い~ 後世に響け、我等がゆっくり。
「ゆぅぐぐぐっぐぐ・・・!!!」
「ゆっくりしてね、ゆっくりうんであげてね!!!」
ここのまりさはありすとのすっきりの末、自らの胎内で育むことを決意した。
近くに手軽な餌場が無く、水場が近いがゆえ外敵も存在するため、子供の安全性を求めたのである。
「ゆっくり、ゆっくり、まるでとかいはのように!!!」
「うるさいよ!!ぅっ・・・これからこどもうむんだからしずかにしてね!!!」
通常時には存在しない産道が開いて、中の子供が見えている。
そのせいかまりさの気が荒い。考えれば当たり前のことである。
子供が飛び出しすぎず、それでもなお楽に出て来れる様、産道として構築された穴に細心の注意を払っているのだから。
とはいえありすに悪気が無いことは、まりさとて承知ではあった。
2ヶ月ものの間、60cm程にまでなった身体を支える為の多くの餌を、一人危険の中駆け回り集めて来てくれたのだ。
帽子が身体に合わない大きさでちょこんと乗った、その愛しい妻の身体からまもなく子供が生まれる。
その喜びにはしゃいでいるだけだと、まりさも理解していた。
「う、う゛ばでるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうぅぅぅっぅ!!!」
「ゆっくり、ゆっくり、してねーーーーーーー!!!」
まりさが呻き、ありすの興奮が頂点に達する。
入り口にまで出てきた子供の目がついに開いた。
「ゆっっ!!」
ぽん!!
大きな音と共に、だいたい1mの距離を飛び出す約10cm程の子まりさ
「ゆっくりしていってね!!!」
突撃のショックを和らげる為の粘液をブンブンと振り払い、子が放つ第一声。
胎内で害にならない程度の菌を受けながら成長して母体から抗体を得る為、茎型の薄膜のように吸収する必要は無い。
「ゆっくり、とってもゆっくり!!!ゆっくりしていってね!!!」
「ゆ・・・ゆっくりしていってね・・・。」
父ありすは焦りながらも挨拶を返し、疲れた様子の母まりさも息を切らしながら返す。
だが次の瞬間。
「ゆうっぐぐぐぐぅぅぅぅう!!!」
「どうしたの、まりさ!!」
「ゆ?どーしたのおかーさん?」
出産の喜びに一時は歓喜を浮かべていた母まりさの顔が再び紅潮し、緊張する。
「ゆっうううううううう、ま、ま゛だ、うまあれえるうううう!!」
「まだうまれるのね!!ゆっくりがんばって!!!」
「おかーさん!!ゆっくりがんばって!!!」
二ヶ月間胎内に居た子まりさは、ある程度の知識と身体を受け継ぎ、持って産まれてきた。
これこそが胎生型の最大の利点である。
親が得た知識を全てではないものの、鮮明に引き継ぐことが出来る上に
産まれ出た時に、ある程度の大きさを持つ子ゆっくりとして、ちびゆっくりよりも頑強な状態で母体から出て来れるのだ。
ただ、一度に産める数が少ないし、母体にかかる負担が大きい上、さらには長い時間がかかってしまう。
その困難を夫婦で乗り越えた先にある喜びは大きいが、その分辛い選択ではあろう。
新たに生まれた子まりさと夫ありすの声を受けて母まりさは力を振り絞る。
「ゆっ!!!!!!!」
歓喜の顔、俗にヘブン顔と呼ばれる顔に近い表情でもう一人の子を産み出す母まりさ。
「ゆっくりしていってね!!!」
子の生への喜びの第一声。
「ゆぅ~ゆ、ゆゆゆ、ゆ!ゆっくりしていってね!!!」
「これからおねーちゃんたちといっしょにゆっくりしようね!!!」
産まれ飛び出た子供、子ありすの第一声を迎える父ありすと子まりさ。
皆感動のしあわせ顔で子ありすを受け入れ、共に母の元へ向かう。
母まりさの身体は妊娠前の元の大きさに戻り、ようやく安心した表情で横たわっていた。
そして皆でそろって一声
「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」
その引き継がれた身体と知識で、この家族は皆で苦難を乗り越え生きていくだろう。
皆の楽しげな声が住処の中に響いていた。
~卵生型の悲哀と決意~ 亡き父と母に送る、ゆっくり。
それは秋の終り
卵を吐き出したぱちゅりーに、その上から命の源を吐きかけ終えたちぇん。
「わかるよ~・・・また・・・いっしょに・・・とっても・・・ゆっくりしようよ・・・。」
先に逝ったぱちゅりーを舐め、慈しむ様に身体を擦りつけるちぇん
その心地よい感触の中やがてちぇんも安らかに眠った・・・。
厳しい冬を越え、やがて春は訪れた。
ここは厳しい山岳、岩山に囲まれた地方。
来る者を拒み、出て行こうとするものを阻む陸の孤島。
そんなところであろうと、力強く生きているゆっくり達が居た。
そのうちの一つの家族。
かつて親が残した深い、深い、洞穴の中。
微かに漏れる春の日差しにの中、彼女たちは産まれ出でた。
既に大きさは20cm程、成体ゆっくりと呼ばれるほどのサイズだった。
冬の間。
生命を賭して生み出された多くの卵は親の振りかけた命の粘液を通じ癒着し、一つの集合体と成る。
こうして寒さに負けてしまった卵を自己の栄養として生きた卵が吸収していくのだ。
命に成ることの叶わなかった兄弟達を、さらに生き延びる兄弟に渡していく・・・。
厳しい環境の中、卵生型に進化したゆっくり達の産まれる前からのリレー、ゆっくりさせる心の真髄だった。
そして春の始り。
多くの兄弟達の卵が寒さに負けていく中、
春の訪れを迎えた3つ程の大きな卵が出来ていた。
ピキッピキピキ!!
ガラガラと卵の表面が割れていく。そして中から
「「むーしゃ、むーしゃ」」
「むきゅ、むきゅ」
殻を食べて自分が出て行くための穴を作る。
ちぇん二体とぱちゅりーだった。
ぽっかりと穴の開いた殻を飛び出して一言。
「「「ゆっくりしていってね!!!」」」
しかし誰も迎えることは、無い。
「おかーさん、おとーさん・・・。」
「わかる、わかるよー・・・。」
「むきゅ・・・。おかあさんたち。ふたりでなかよくゆっくりしてね・・・。」
だが、それがなぜなのかを子供たちは即座に理解し
父と母はもっともゆっくりできる場所に二人で居るのだと、思慕を捧げた。
卵生型が卵を産む際に、ゆっくりはその命の全てを使い果たす。
この厳しい環境に負けずに“つぎ”に全てを託す為だ。
ゆえに約一季節もの長くの間、卵の中に在った子達は
もはや成体に近い体と寒さに強い皮膚を卵の中で、兄弟たちのリレーと卵自身の成長を介して得、
そして受け渡された親の知識は有精化した際に、産まれる頃に発現する情報として得ることが出来たのだ。
全てを託し亡くなった親。
その命を生き残った兄弟に分け与えた産まれえぬ者達。
それら全てを背負い、
ちぇん達はこの過酷な大地でゆっくりを求め歩き始めた。
~分裂型、水への囁き~ 激流に身を任せ、ゆっくりする。
「にーとーりー♪」
「ゆっくりしていってね!!!」
にちょりとまりさのカップルだ。
幼い頃は水中に居ることの多いにちょりも、時期が来たら川辺や湖の岬に上がって来る。
自分が水中内で発案したものを発明品として作ったり、他のゆっくり達とコミュニケーションをとる為だ。
基本的に自分の興味のある事以外はスルーしがちなにちょりも、自らの発明に興味を持ち、
製造する時に手伝ってくれる存在には、なによりも心を許していた。
それがこのまりさだった。
自己中心的だったにちょりを時に叱り、皆の輪に加われるように積極的に行動するまりさに
初めて心を奪われ、そして一緒にゆっくりしたいと思うようになったのだ。
「ぷちゅ・・・ちゅぱ・・・んぷぅ・・・。」
「ちゅぷ・・・。ねえにちょり、すっきりしよう?」
まりさとにちょりの間に透明な橋が架かる・・・。
わずか一瞬で消え去る輝く橋・・・。
「うん、すっきりでこどもをつくろ・・・まりさ。」
もう一度くちづけを交わし、二人の体が重なり、優しく触れ合うことを繰り返した後、緩やかながらも激しく振動を起す・・・。
振動行為。
これがゆっくりの生殖行為である。
人間に任意に起すことが難しい、緩急の付いた特殊な周波数の振動。
それこそが、ゆっくりたちにとってもっともすっきりと快感を得る振動であり、同時に愛の営みである。
そして、この振動は生殖器が存在しないゆっくりという生物にとって必要不可欠である、体内の劇的な変化をもたらす。
半液状化。
体内の組織と皮膚ないし皮下部を一時的に過剰なまでの柔軟化をもたらし、
上に乗り行為を行う側が絶頂の際に体内から皮膚外に分泌する、生命の源である一際に濃い粘液を受胎する側のゆっくりの体内に浸透させる。
しかし一定以上の条件を満たさない一方的な行為や、過剰な性行為は体内組織を致命的に破壊するために死へと繋がり、時に悲劇となるのだ。
「「すっきりー!!」」
同時に絶頂であるすっきりを迎え、無事に妊娠することが出来たにちょり。
そして、わずか3日後
水分が多いわらび餅である、にちょりが選んだ特殊な出産方法が始まることとなった。
「う・・・きゅう・・・いたぁいいい・・・っ!!!」
まるで胎生型の様な痛がりを示す、にちょり。
しかしまだたった3回朝が来て夜が来ただけだ。しかも、餌も何時もどおりであったし大きくもなっていない。
まりさは初めてのことに動揺した。
にちょりに、そして自分の子供になにかあったのだろうか?
不安に駆られる中、にちょりに声をかける。
「どうしたの!?いたいの!?だいじょうぶ?しっかりしてね!!」
こういう時に父親は悲しいかな情けないものである。ただ取り乱すまりさ。
「だ、だいじょうぶ、すこしはなれてて・・・。」
落ち着いた様子で話しかけるにちょり。
慌てた様子でずりずりと離れるまりさ。
何が始まるのか・・・。
「ゆっ!ううううううううううううううううううう」
プルプルと震えるにちょりをただ不安げに見つめるまりさ。
その次の瞬間だった。
「ゆっ!!」
ポロンッ!!
にちょりの頬から2cmほどの球体が分裂した。
「ゆっ!!!」
ポロンポロロン!!
12個ほどの球体がにちょりの頬から分裂すると。
そのうちの8個に徐々に目と口が現れ始めた。
しかし、肌は真っ白でまだ毛も生えていないし、飾りも出来ていない。ただ、それぞれ両親を思わせる表情があるのみだ。
まりさはぽかんと口を開けたまま終始?を浮かべることしか出来なかった。
「まりさ!あかちゃんだよ!!」
そういわれて初めてまりさは気が付いた。
言葉は「ゅ~」「ゅっくち」としか喋っていないが自分とにちょりに懐いて来ている。
そしてその表情の面影は確かに、にちょりであり。自分たちまりさなのだ。
すりすり、すりすり、弱々しい、赤ちゃんゆっくりよりもぶよぶよとしたその身体。
水気が強く、それが外界の菌に対する唯一の守りであり体内での抗体として、弱くも機能するのだ。
もっとも短い期間で大量に産む事が出来る分裂型は、まだちびにもなっていない状態で生まれる。
ゆえに過酷にも生後まもなくに死を迎えることが多いが、水中で茎型を選ぶことの出来ない、にちょりが数多く子孫を残す為に良く選ぶ方法である。
このにちょりはカップルとして地上に残ったが、多くの場合にちょりは妊娠後、水中に戻り子育てをする。
ゆえに進化の過程で作られた独特の出産法だった。
にちょりと自分に纏わり付く白いちび
その愛らしい瞳見つめられてようやくまりさはにちょりと共にあの言葉を捧げる。
「「みんなゆっくりしていってね!!!」」
「「ゅっくち、ゅっくち!」」
「「ゅ~」」
「「ゅぅ」」
「「ゅっくちぃ!」」
この子達全てが、数週を経てちびゆっくりとなり、子ゆっくりとなれるわけではないかもしれない。
だが、それでもこの夫婦は平等に愛し、ゆっくりしていくだろう・・・。
いかがであっただろうか?
ここに記したものはゆっくり達が出産の際に自己で選択する、新たな生命を目指す形のごく一部である。
そして、忘れてはいけない。ゆっくり達はその可能性のある限り様々な形を産み出し続けて行くのだということを・・・。
Y教授 著 『ゆっくりの生態』より 一文
※あとがきと言う名の言い訳
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
これは実はかなり初期に書いた「自己見解の出産もの即興」に色々付け足したものです。
ゆえに、ゆっくりの出産というのはどんな感じだろう、
とイメージされる際のアクセントにでもしていただければ幸いです。
なお、分裂型とにちょり本体については一応完全な自分設定です。
にちょりについては原作含めの完全な自分のイメージ。
分裂型については、素饅頭を組み込んでみたかったので、ああいう形となりました。
ホントはそのまま分裂でも良かったんですが色々と出産法による利点が被るかなと・・・。
後、三番目の卵生については、冒頭で述べたように無断で他作者様の作品からの自己見解を文の一部として組み込んでおります。
作者様に多大な感謝をしつつも、もし問題であるようなら修正します。
即興の人
- ゆっくり生命の神秘 -- 名無しさん (2009-07-15 21:43:19)
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最終更新:2024年11月13日 17:53