※ゆっくりえちぃ注意!
※おこちゃまはみちゃだめ!
『となりのお姉さんゆっくり』
ぽわぽわぽわ。
まだこどものゆっくりまりさが目を輝かせて歩いている。
今日は、一週間待ちに待った日なのだ。
「あら、いらっしゃい。きょうもきたのね」
山窪みの巣で出迎えたのは、ゆっくりありす。
成人になる一歩手前の、うら若い乙女だ。
「こ、こんにちは。ほ、ほんじつはおひがらもよく」
なれない言葉を使うまりさは、目に見えてどぎまぎしている。
ありすはそんなまりさを見て、うふふと笑いながら、巣へと招き入れる。
「ゆっくりしていってね……」と、ありすはいった。
いつ来ても、ありすの巣の中は新鮮だった。
きちんと整頓された部屋。
木の皮でできたテーブル。
草で編んだ座布団。
採光窓や光ゴケなど、穴倉の中でも十分な明かり。
いいにおいがする、とまりさは思ったが、
それが壁に飾られた桃の皮によるものとは気づかなかった。
勿論、目立たないようにしているのである。
「どうぞ。ゆっくりのんでね」
まりさの前に、葉っぱで作った
コップが差し出される。
中の水は朝露を集めたものであり、隠し味に柑橘汁を数滴垂らしていた。
それをちろちろとのみつつ、まりさはこれがとかいはなんだな、と思った。
(ともだちのありすとはちがうね……)
あの子がする事といえば、脈絡のない自慢話ばかり。
ちょっと気に入らないことがあれば、「これはとかいはのすることじゃないわ」と我侭ばかり。
遊び場も巣の中も散らかし放題。
“えれがんと”なところなんて、ちっともみたことがない。
そんな話を目の前のありすにすると、
「ふふふ。おおきくなればそのこも、きっとりっぱなれでぃになるわ」
って。
これがとかいはなんだな、とまりさは思った。
餌取りのことやともだちと遊んだときのこと、山での小さな冒険のこと。
まりさは息つく間もなく、話を続けた。
ちょっとでも話を途切れさせようものなら、その静寂にいたたまれなくなってしまうのだ。
「ゆっ、そうだ」
ゆうかりんの話の最中で、まりさは大事なことを思い出した。
「おねぇさん、こ、これ……ゆっくりあげるねっ」
と、帽子の中から取り出したのは、一輪の花。
今朝摘んでから時間が経って、やや萎れていたが、ありすは嬉しそうに、
「まぁ、ありがとう。ゆっくりかざるね!」
と喜んだようだった。
そしてきょろきょろと花瓶を探している。
――いま、ありすの顔が間近にある。
自然、それに吸い寄せられるかのように、まりさはその背に寄り添う。
触れ合う、肌と肌。
ありすの肌は、もちもちとして気持ちがよい。まるで早熟な果実のように瑞々しい。
いやそれ以上に、ありすと触れ合っている、その事実こそがまりさをくすぐる。
まりさは己の内から沸きあがる、甘酸っぱいにおいを感じ、そして――
――「……さ! まりさ!」
「……ゆぅ……ありすおねぇしゃん、もちもち~♪」
「むきゅ! まだねぼけてるのね! ゆっくりおきてね!!」
ばちこーん
「! ゆ、ゆゆ!?」
寝ぼけ眼を開くとまりさが擦り寄っていたのは、あのお姉さんありすではなく、実の母のゆっくりぱちゅりーだった。
はたかれたであろうほっぺたがヒリヒリする。
「むきゅ。ごはんよ!」
まりさはもう覚醒したと見て、親ぱちゅりーはむきゅむきゅ言いながら部屋を出て行った。
そう、ここは自分の部屋である。
あのあと、ありすとは何事もなく取りとめもない話を続け、日が傾く頃にそのまま帰ってきたのだった。
欠伸をしながら居間に行くと、親まりさや妹達が、親ぱちゅりーの盛り付けたサラダの前に集まっていた。
ちなみにこのサラダの野菜は、親まりさがのうかりんの手伝いをして、その報酬として分けてもらった物である。
「ゆゆっ、みんなそろったようだね! それじゃ、ゆっくりたべようね!」
親まりさの号令により、子ども達は一斉に食べ始める。
「「「「むーしゃ、むーしゃ、しあわせ~♪」」」」
そんな子らの様子をほほえましく見つめる親まりさと親ぱちゅりー。
と、親まりさはまりさに声をかけた。
「ゆう(YOU)、そういえば、きょうはあのありすちゃんちにいったんだって?」
「むーしゃ、むー……ゆ?」
食事を一旦やめ、ぴょんこぴょんこと親の前へ出るまりさ。
「……ゆぅ。それがどうかした?」
「あそこはひとりぐらしでしょ? あまりめいわくをかけちゃだめだからねっ」
「ゆゆっ! そんなことわかっているよ! こどもあつかいもほどほどにしてね!」
ぷくーとふくれ、まりさは子ども部屋へ駆け出していった。
「むきゅう。あなたって、ほんとでりかしぃがないのねぇ」
「ゆゆゆ。こ、こういうことは、ゆっくりいっておくものだよ?」
呆れ顔の親ぱちゅりーに、苦笑いを返す親まりさ。
「ゆー、まったく。いつもあなたはそうやってごまかすんだから。
……ところであなた。そのあほげはどこでつけてきたものかしら?」
「ゆゆっ? ま、まりさはあほげなんてしらないんだぜ! ぱちゅりーのみまちがいなんだぜ!」
「むっきゅ! むきゅむきゅむきゅむきゅむきゅむきゅむきゅむきゅむきゅむきゅむきゅむきゅ……」
「ゆ、ゆるじで……!」
あーあ、またちわげんかがはじまったよと、肩を竦める子まりさや子ぱちゅりー達。
今日もまりぱちゅ一家は平和だった。
そんな喧騒を尻目に、まりさは部屋の隅でひとりふてっていた。
いかな子どものまりさとて、
一人暮らしのありすにとっては一日まりさの相手をするだけでも、
大きな負担となることくらいわかっているのだ。
だから、ありすの巣へ遊びにいくのは週に一度きり、との約束なのに。
まったくあの親ときたら、こちらの気も知らないで――
顔を上げれば、採光の為の窓から星明りが見える。
あのありすおねえさんも、おなじほしのしたにいるんだね。
そう思うと、ゆっくり眠れる気がして、まりさはゆっくり目を閉じた。
――同じ星の下。
ぴちゃり、ぴちゃりと音がする。
月明かりを背に受けて、薄暗い巣へと戻る影。
まりさにおねぇさんと慕われたゆっくり。ありす。
瞳の焦点は定まらず、日中のような理知的な光はない。
閑かに、ゆっくりと、身を滑り込ませる。
「……ゆふぅ……ん、ふぅ……」
しかしそのわずかに生まれる振動こそが、ありすの大事な部分を苛むのだ。
しっとりと濡れそぼった肌は上気して、うっすら桃色に染まっている。
火照る体を冷まそうと、3度川で水浴びをした。
しかし、ふやけそうになるまで水を浴びても、体の奥底は熱いままだった。
軽い絶望を覚えながら、ありすはゆっくりと巣に戻ってきたのだった。
――とくん――
(ゆはぁあん……)
青草のかをりが、鼻をくすぐる。
まりさの、におい。
日中にいたゆっくりのにおいなど、既に消失している。
だが、ありすの餡子にこびりついたそれは、逢瀬の記憶とともに蘇るのだ。
――あの時、肌と肌が、一瞬触れ合った。
ゆっくりの柔らかさは、乳房のそれに似ている。
ゆえに、ゆっくりが体を重ねるということは、お互いの乳房を揉みしだくに等しい。
「ま、まりさぁ……♪」
ああ、もっと、激しくもつれ合いたい――
そんなありすは、青臭いゆっくり臭を思い返してしまえば、淫らな想いに耽ってしまうのだった。
残り香を追うように、ありすは這いずり回る。
「!」
気がつけば、部屋の中央に来ていた。
昼間にまりさが座していた場所である。
「ゅ、ゅぅ……」
ありすはそこで、己が何をしようとしているかをうすぼんやり自覚し、その破廉恥ぶりに戦慄した。
「らめぇ……い、いけないわ……」
否定の言葉をゆっくり口にして、わずかに首を振る。
だが、ありすはやはり自覚するのだ。
もはや抗うことはできないのだと。
ありすはゆるやかに、快楽へと身を沈ませた――
ゆっくりと、のしかかる。
ああ、この座布団にまりさが座っていたと思えば、切ない想いに愛液が溢れるのを感じてしまう。
――
「ゅふぅ!?」
刹那、一筋の電流が体を貫いた。
ありすの大事な部分はしとどに濡れつつ、やわら赤くなっている。
そこを押し当てれば、電機が抜けるような衝撃とともに、快楽が体中を駆け巡るのだ。
興奮冷めやらぬままに、ありすは体を動かし始める。
「ぁん、ゆふん、ゅん、ゆん……っ」
はじめはゆるやかなストローク。
だが次第にその動きは激しくなり、体全体を使って打ち付けるようになっていく。
「ゆふぁん、やん、やはん、まりさ、まりさぁあはァ……っ!」
ありすはいま、まりさの座っていた座布団の上にいる。
その下の地面からは、小さな突起が突き上げていた。
ちょっとした悪戯である。
まりさがもぞもぞとしてくれればいいな、その程度にしか考えていなかった。
(ま、まりさもっ、こ、ここにすわって、このぽっちりに、このぽっちりにぃッ!)
だがまりさの局所を突付いていた事を想像すれば、ありすの敏感な部分を自然と重ねてしまう。
「ゅ、ゅ、ゆふぁん……ッ」
あまりの快楽の奔流に、ありすはたまらず倒れる。
――だが、その動きは止まらない。
いま、花瓶が倒れ、目の前には一輪の花が横たわっていた。
まりさがぷれぜんとしてくれた花。
その茎を、ありすは、口に含んだ。
「れろ、ぇろ、くちゅ、くちゅ、ちゅぱ……」
まりさが咥えていた花を口に咥えつつ、
“ズルリ、”
青臭いまりさのいた場所で、いけない部分をしごきあげる。
“ズリ、”
その目は潤み、
“ぬぷっ、”
息は荒く、
“ぴちゃり、”
そして愛液にまみれていた。
“ぴちゃあ、”
ありすは、そんな自分が、
“ズルリ、ズル、にゅぷる、”
ゆっくりという性の奴隷であることを自覚し――
“――ふ、ふるるっ”
――果てる。
「すぅっきりぃーッ!」
ビクンッ!
ビクンッ!
ビクビクッ!!
絶頂を迎え、ありすの体は激しく律動する。
それは、まりさに対する、狂おしいまでの愛の形であった。
「あはァ……また、すっきり……し、ちゃった……ぁ♪」
・
・
・
快楽が過ぎると、一筋の涙が流れる。
「ゅ……ありすのからだ、とってもえっちになっちゃった……」
まりさとの逢瀬は、週に一度と決めていた。
それは会う日ごとにこんな調子であり、毎日ではとてもまともな日常生活がおくれないからなのである。
ありすは気だるげに、あしたのあさはおそくまでゆっくりしなきゃね、そうつぶやいて愛液の海に体を横たえた。
明日からはまた、“すてきなとかいはおねぇさん”になるための一週間がはじまるのだ。
顔を上げれば、採光の為の窓から星明りが見える。
あのまりさも……、おなじほしをみているのかしら……。
そんなことを思えば、あの星がまりさのつぶらな瞳と重なり、まるで痴態を覗き見られていたような心地になって。
――――否が応にも、ありすのいまもっとも雌らしくなっている部分が、再びいやらしく湿り始めるのであった。
「ゆん、ゆ、ゆふぅ?……ゆっ、らめぇ……、ッ! んっ、んッッ!」
――――『恋するありすはせつなくて、まりさを想うといつもすっきりしちゃうの』ゆらんす書院 刊
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ありすはゆっくりの中でもえちぃらしいと聞いたので、確認のために書いてみました(挨拶)
中坊レベルのゆっくりが興奮して読み耽りそうなものをイメージしたのですが、どうにもこういうのはむつかしいですね。
-- うりとぅん ばい "むの人"
- 某板に挿絵っぽいのをのせました -- むの人 (2008-09-20 10:29:09)
- これがゆっくりじゃなかったら、と思うと危ない所だったぜw GJ!! -- 名無しさん (2008-09-20 11:44:16)
- これはヘタなAVよりもヌけるレベル -- 名無しさん (2008-09-20 13:41:12)
- こここここれはああああ! ぜひ成就まで読みたいッ -- 名無しさん (2008-10-04 22:56:34)
- 元気いっぱい☆(息子が) -- 名無しさん (2008-11-23 13:43:16)
- http://www33.atwiki.jp/slowlove/pages/318.html -- かなこ (2009-02-03 18:32:03)
- 片思いと思いきや両思いでした☆ 結婚します!という続編ですねわかります。 -- 名無しさん (2014-04-05 12:55:16)
最終更新:2014年04月05日 12:55