ゆっくり愛で小ネタ71 ゆっくりゆーぎ

家への帰り道でのことだ。

「おにいさん、ゆっくりたすけてね!」
声がするので足元を見ると額に角の付いたゆっくりがいる。

「……お前名前は」
「ゆ! ゆーぎだよ!!」
ゆうぎの足元を見ると排水溝のブロックが外れている。
「……嵌ったんだな」
恐らく、跳ねて移動していたところ、外れた溝にスポンと嵌ってしまったのだろう。
「おにいさん、たすけてね!」
そのまま通り過ぎることもできたが翌朝そのままだったりれみりゃに食われてたら
夢見やら後味が悪いのでゆうぎの体を引っ張る。
「そぉい!」
スポンッ!
ギャグ漫画のような音を響かせてゆうぎは排水溝の溝から抜け出した。
「たすかったよ! おにいさんありがとう!! これはおれいだよ!」
「どういたしまして……ってぇぇぇ!?」
見ているとゆうぎの角が取れた。
そして、背中に付いていた杯のようなものが取れ、俺の手の上に置かれる。
そして、角から液体が流れ出し
「さぁ、おのみなさい!」
いつのまにか角は戻っていた。
「酒かよ!」
模した相手が酒飲みだったせいか、酒を取り出せるみたいだ……。
問題は俺が酒が好きでない、ということだ。
「………」
「じーっ………」
断れる空気ではない。意を決して飲んでみる。
「………」
「どぉう?」
「う、うますぎる!」
旨かった、ホント旨かった。しかし、これアルコール度数が高い……。
しかし、ゆーぎは
「もういっぱい! もういっぱい!」
と酒を注いでいる。 どうするべきか……。ここは別のお礼にしてもらおう。
「な、なぁゆうぎ、実を言うとお兄さんあまりお酒が飲めない体質でな?」
「ゆぅ……」
「だがお兄さんの知り合いは知らずか大量の酒を送ってくるんだ。お兄さん飲めんのに」
「ゆ?」
「だからおまえがお礼をしたい、というなら俺の家の酒を飲んでくれないか?」
「おやすいごようだよ!」
「そうか、それは助かる。」
「おともだちをつれてきていい?」
「友達?」
「うん、すいかっていってね……」


我が家にあった酒の山は二体のゆっくりによって1ヶ月で消滅した。



後書き。小ネタ以外の何者でもありません。



  • ゆっくりゆーぎが
    可愛いすぎるぜ・・・ -- ゆっくり愛で派 (2010-03-16 18:32:53)
名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2013年01月21日 22:18