「おにぃさんおにぃさん」
「おや、溝の上にいるのはいつぞやのゆっくりゆーぎではないか」
「ゆっくりたすけてね!」
「…またはまったのか……そぉい!」
キュポォン!と漫画みたいな音を立てて、ゆーぎは再び救い出された。
「ありがとね!」
「おっと酒はいらんぞ、 ……それにしてもおまえなんでそうはまるんだ?」
これはずっと疑問だった。そう都合よく排水溝のブロックが外れるわけがない。
「なんではまるかみせてあげるよ!」
とゆーぎはティンティンと排水溝の前へ跳ねていく。
そして、ブロックの穴に角を引っ掛け
「ゆーしょ! ゆーしょ!」
すると見る見るうちにブロックが持ち上がるではないか!
しかし、持ち上がりきったと同時に足? 滑らせ、そのまま溝にスポーンと嵌ってしまった。
「と、いうわけなんだよ!」
「……全部おまえのミスじゃないか! というか、ブロック外すな!! 危ないから!!」
とりあえず、ゆーぎをもう一度抜いた後、その場に座らせ説教をしたのは言うまでも無い。
書いた人・猫が飼えない人。
- かわいい -- 名無しさん (2010-04-14 22:45:54)
- 姐さんなにしてのんよ・・・ -- 名無しさん (2010-11-29 18:24:17)
最終更新:2010年11月29日 18:24