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F-2-165

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匿名ユーザー

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Top > ファンタジーっぽい作品を創作するスレ > スレ2 > 2-165 『勇者「俺達四人そろえば怖いものなし」その2』

『勇者「俺達四人そろえば怖いものなし」その2』


2-120の続き

165 :創る名無しに見る名無し:2011/03/14(月) 00:05:08.44 ID:cIVnG5xA

勇「…ど、童貞だからよくわからないけど…結婚って、好きな人同士じゃないとしちゃいけなかったような…」

賢「…」

勇「…えと…よくわからないけど…童貞だから…」
賢「…」

勇「…童貞だから…」

賢「あたしも処女だからよくわかんないけど…」

勇「…」

賢「…結婚…してみる…?」

勇「あ…えと…」

賢「…」

勇「す、好きなの…俺のこと…?」


賢「…そ、そういうこと聞くぅ!?」

勇「いやだって…」

勇「うぅ…」

賢「そういうとこ本当に意気地なしなんだから…」

勇「シュン」

賢「…嫌いな人にそんなこと聞かないわよ…」

勇「」

勇「ラブオールプレイッッッッッッ!」

賢「!?」


勇「あ、ごめん…うれしさのあまりつい…」

賢「っ!?」

勇「あ、いや、その、これはあの…えと…ごめん童貞だから…」

賢「クスッ」

勇「な、なんで笑うんだよ」

賢「処女だからWWWW」

勇「なんだよそれぇ」

賢「あははははっ」


賢「…手、つないでいい?」

勇「…あ…うん…」

賢「…」ギュッ

勇「…」ギュッ

賢「…温かい…あなたの勇気が伝わってくるみたい」

勇「…戦士の言ってたこと、なんとなくわかる気がする…今なら…なんでもできる気がするよ…」


狩「チクショウチクショウWWWW青春しちゃって」

戦「うんこ、出たのか?」

狩「おならだけ、虚しいもんさ」

戦「冷やかしにいくなよ」

狩「わかってるよ、こういう時ぐらい」


戦「なにせ…最期だからな…」


戦「そろそろ戻るか」

狩「もう充分だよねWWWあれぇどうしたの二人とも手なんかつないじゃってフヒヒWWWWW」

勇「あ…その…な?」

賢「うん…ね?」

狩「」

狩「レベルアップしている…だと…?」

戦「皆準備はいいか?」

狩「ハハッWWW今日はやけ薬草WWWグスッ」

戦「開けるぞ」ギギギ


「よくここまでたどりつきましたね」

勇「朱雀将軍…!」

朱「よもや三人を倒しここまでくるとは思いませんでした…賞賛に値します」

朱「この最後の門は呪術士朱雀将軍の私がお相手致します」

狩「フェミニストの僕ですがWWWW…世界の命運がかかってるんだ、女だから
って容赦しないよ」

賢「行くわよみんな」

勇「必ず生きて帰る、みんなで」


戦「皆では無理だわ。すまん」


狩「?」

勇「戦士…?」

賢「…何…?」

戦「悪い、俺はここまでだ」

狩「…うぇ?」

賢「え…え?どうしたのよ…?」

勇「え…何…何…俺…よくわかんないよ…皆で…生きて帰ろうって!いった
ろ!諦めんなよ!俺達皆の力が合わされば!絶対!」


戦「…だから…いったろ…」カツンカツン

狩「戦ちゃん…?」


賢「一人じゃむりよ!戦士!」

勇「皆!援護を!」

狩「ふんっ!」ビュッ

賢「サンダーボルト!」ビカビカ

勇「ブレイブソード!」ブン

戦「いいいいいらぁつ!」ブォン

勇「ぐはっ!」

賢「勇者!」

狩「せ…戦ちゃんなんで勇者を…?まさか…あんた…」


戦「…そう…」カツンカツン

戦「悪い…色々時間かかったけどここまできたぞ…朱雀」

朱「…戦士さん…」

勇賢「!?」

狩「…ぁ」

いいか、お前の生き方は辛いものになるだろう。二人を守る為に戦いたくな
い相手と戦うこともあるだろう、傷つき苦しいことになろうともそれはお前
の決めた道だ。

どんなことになってもどんな敵が現われても、お前のその信念の赴くままに戦え。いいな?

狩「う…嘘だ…」ガクッ


朱「…正気なのですか…?人間を裏切り魔族の味方をするなど…」

戦「…アプローチはお前からだったはずだが?心変わりしたならこのまま引き下がるが…」

朱「…本当に、私のもとに来てくださるのですか…?」

戦「ああ」

朱「…あなたは大馬鹿者です…」

戦「ああ、自分でも馬鹿だと思う」

朱「…あなたの、そういうところ嫌いです…」

戦「困るなそりゃ」

朱「…勇者を裏切ることになるのですよ?人間を裏切ることになるのですよ?辛い生き方になるのですよ?」

戦「それが、俺の選んだ道だ」

朱「嬉しい…」

戦「その言葉で俺も嬉しいよ」

朱「戦士さん…」ギュッ

戦「朱雀…」ギュッ


勇「な…なんで…」

賢「嘘…嘘よ…」

狩「…っ…なんでだ!なんでだーッ!答えろ戦士ーッ!」

戦「…さっきも言ったはずだがな」

戦「愛するものさえいれば他に何もいらない」

戦「愛のためならなんだってするって」

戦「最初にも言ったはずだ、用事があるからそこまで一緒にって。だからこ
こまでだ」

勇「本当に俺達の敵になるのか…嘘だろ…嘘だって言えよ戦士」

賢「さっきまで一緒に戦ってきたじゃない…なのになんで…」

狩「魔族は人間を苦しめて来たんだぞ!魔族に味方するってことがどういうことかわかってるのか!」

戦「…」

朱「わかっていないのはあなた方だ」


朱「あなた方は魔族に苦しめられてきたなどと仰りましたが、それと同じ分
人間も魔族を苦しめてきたのです」

朱「あなた方の道理はこちらにもあるのです!自分たちが正義なのだと思い込まないでいただきたい!」

勇「…っ」

戦「確か、勇者家族を魔物に殺されたんだよな?」

勇「っ」

戦「俺達が殺してきた魔物にだって家族はいたんだぞ?そしてそいつらに憎まれてるんだ」

賢「…っ」

戦「魔族だって、笑うし喜ぶし泣くし怒るんだ。同じだろうが、人間と何が違う。言ってみろよ勇者」

戦「魔族だけが悪いものみたいに言うよな、人間だって同じぐらい汚いものだろうが。俺は「人間」だからわかる」


狩「違う!人間はそこまで愚かじゃない!」

戦「ならなぜ国は援軍を送らない?勇者に魔王討伐を押しつける?」

戦「なぜ賢者の村の孤児院が異端狩りに遭わねばならなかった?」

戦「なぜ狩人は引きこもりにならなければならかった?」

戦「なぜ…なぜ俺の家族や仲間は人間に殺されねばならかった?」

勇「…!」

賢「ぁ…」

狩「…ぅ」

戦「お前らだって人間に苦しめられてきた…」

戦「魔王を倒せば平和?万々歳か?…こねぇよ…平和なんてこない。魔王がいたところに人間がすっぽりおさまるだけだ」

勇「そ、そんなことは!」

戦「…戦うばっかりで、考えたことなんてなかったよな…」

勇「…ぅ…」


朱「…戦士さんは私の話をちゃんと理解してくれました。彼はちゃんと…私達のことも考えていてくれていたのです…真に平和を乱すのは…種族ではなく個々の在り方です」

賢「あんたが戦士を誑かしたのね!」

戦「…そうだな…そういうかたちになるのかもな…な?」

朱「た、誑かしたなどと…///!下品な言い方はおよしなさい!あなたも私に振らないでください!」

狩「…なんで…なんで相談のひとつもしてくれなかったのさ…!仲間だろ!?」

戦「……」

戦「…言いたくなかった…」

戦「だってお前ら…いいやつすぎんだもんよ…?」


朱「…戦士さんは私の話をちゃんと理解してくれました。彼はちゃんと…私達のことも考えていてくれていたのです…真に平和を乱すのは…種族ではなく個々の在り方です」

賢「あんたが戦士を誑かしたのね!」

戦「…そうだな…そういうかたちになるのかもな…な?」

朱「た、誑かしたなどと…///!下品な言い方はおよしなさい!あなたも私に振らないでください!」

狩「…なんで…なんで相談のひとつもしてくれなかったのさ…!仲間だろ!?」

戦「……」

戦「…言いたくなかった…」

戦「だってお前ら…いいやつすぎんだもんよ…?」


勇「…戻ってこいよ!だったら!」

戦「…俺、お前らのこと大好きだよ…だけどこいつの方が大好きなんだ…」

戦「どっちかとらなきゃいけないなら…こっちだな」

朱「戦士さんっ…」

賢「嫌よ!戦士と戦うなんて!」

戦「…勇者、お前いったよな…どんな犠牲払ったって魔王を倒すって…その覚悟ってこんなもんか?」

戦「賢者…生きて帰って勇者と結婚するんだろ?…その願いってこんなもんか?」

戦「狩人…二人が大事なんだろ?守るんだろ?その友情ってこんなもんか?」


戦「そんなものならこの斧で真っ二つにしてやろう」

戦「…愛の為に砕いて壊す、我が力の源はただひとつを守る為の愛。どんなときも苦楽を共にし、その生涯を捧げる愛の戦士」

戦「勇者…お前の力が勇気なら」

戦「賢者…お前の力が叡智なら」

戦「狩人…お前の力が絆なら」

戦「俺の力は…愛だ。いくぞ…」


勇「い、嫌だ!」

賢「やめてよ!」

狩「…」ググッ

勇「狩人!?」

狩「ぅぁぁっ!」ビュッ

朱「憎悪!」ボコボコ

ブジュッグジュ

朱「私がいることをお忘れなく」

朱「我こそは全ての呪術を司る朱雀将軍!深く堕とし暗く飲み込み冷たく溶か
す!我が闇とくと味わいたまえ!」

勇「か、狩人!」

狩「ぅ…ぅ…絆を守る為に…絆を断たなきゃならないなんて…チクショウチクショウ…笑えよ神様…メシウマだろ…?」ポロポロ

勇「…狩人…」


賢「どうしてよ…どうしてこんなことに…」

狩「本当に悪趣味だな…神様ってやつはよぉぉぉぉ!」ビュッビュッ

戦「同感だ!フンッ!」ズハッガシャッ

狩「貫けぇ!トルネードアロー!」ギュババババ

戦「ふん…」ズシッ

戦「潰れろぉ!」ブォン!ドガァァァァア

狩「束ね撃ちだぁぁ!」ドドドド

戦「うぉぉぉぉ!」ブンブンブンブンブン!キンキンキン!

戦「いいいいいらぁつ!」ブンブンブンブン!

狩「うわっ!」狩人は身をかわした

勇「や、やめろ!二人ともやめてくれ!」


賢「こんなのおかしいよ!なんであたし達が戦わなきゃいけないのよ!」

朱「では私に殺されますか?」

勇「う…う…お前が…お前が戦士を!そうか!呪いで操っているんだな!?」

賢「そうだわ!そうじゃなきゃ戦士が裏切るわけないもの!」

朱「いい加減にしなさいっ!」カッ

朱「あなた方はいつもそうやって都合の悪いことがあるとすぐ何者かによって災いをふりかけられているように言う!理想ばかりを追い求めているからいざ現実を前にした時そんな風に言うのです!見なさい!その眼で戦士さんの姿をッッッッッッ!」

戦「呼んだ?」

狩「よそ見するなっ!」ヒュッ


戦「愛する女に呼ばれたら返事をするもんだ。童貞にはわからないか?」

狩「惚気るなっ!あんな鳥女とセクロスしたぐらいで!」

朱「は、破廉恥ですッッッッッッ!け、結婚前の男女がせせせせせ性交など破廉恥極まりないッッッッッッ!」

狩「」

勇「」

賢「」

戦「…」

戦「かくいう俺も童貞でね」


朱「と、取り乱してしまいました…コホン。わかりますか?…彼が…操られているように見えますか?今まで共にしてきたあなた方ならわかるはずです…彼は彼だ」

朱「確かに私は呪術を使って人を操ることができます。しかし心までは操ることなどできません」

朱「まだ彼が彼ではないと疑うのならそれは彼に対する侮辱に他なりません!あなた方が彼をそこまで理解していなかったと言うことです!」カッ

勇「そ…そんな…」ガクッ

賢「勇者…」

朱「私に呪い殺されるか、戦士さんに斬り殺されるか、選ばせてあげましょう」


賢「キッ!やらせないわよ!タイダルウェーブ!」ドバドバ

朱「飲め!暴食!」ゲバゲバゲバ

賢「ハヤクナール!ピカピカ!はぁっ!」ブン!

朱「遅いですよ!」バサッ

賢「降りてきなさい!」

朱「あなたが上がってきなさい。高飛車!」ググッ

賢「!?地面がせりあがって…!」メキメキ

賢「きやぁぁぁ!?」ドゴーン

朱「惑迷!」ギルギルギル

賢「あぁぁぁぁぁぁぁあ!?」ギルギルギル

勇「けっ…賢者ーッ!うぉぉぉぉ!」バリバリバリ


勇「ブレイブロングソード!」ズキュゥゥゥン

朱「重責!」ビュギュン

勇「ぐあぁぁぁ!?か、体が…重い…!?」メキメキ

賢「あぁぁぁぁぁぁぁあ!」ギルギルギル

勇「ぐっ…うぅ…!」メキメキ

狩「勇ちゃん!賢ちゃん!」

戦「助けにいかないのか?」

狩「…戦士ぃ…!」


戦「…」

狩「…」

狩「あんたはまだ迷っている、僕なんかすぐ殺せたはずだ。なのにそうしな
いのはあんたの中にまだ僕達への「愛」があるからだ。どうしていいかわからないんだあんたは!」

戦「……」

戦「…」

狩「あんたは僕達を殺したくないんだ!苦しいはずだ!辛いはずだ!あんたは…」

狩「あんたは優しいから!」


戦「…」

戦「…」ポタポタ

朱「戦士さん…!」

戦「全部お前の言う通りだよ狩人…さすが絆の力を持つ者だ」ポタポタ

戦「…だけどお前らを殺す」ポタポタ

戦「…あわれだろぉ…?おれぇ…」ポタポタ

狩「戦士…」


戦「アァァァァァァックスッ!」ガッシャァァァ

狩「ぐぁぁぁぁぁ!」

狩「がはっ…くっ…」ボタボタ

勇「かりゅ…うど…」メキメキ

戦「とどめだ…」ポタポタ

朱「戦士さん辛いなら私が…」

戦「いいや、これは俺がやらなくちゃいけねぇ」ポタポタ

朱「…」


戦「何か言い残すことはあるか狩人」ポタポタ

狩「はぁ…はぁ…そんなに好きなの…朱雀将軍のこと…」

戦「あぁ…」ポタポタ

狩「朱雀将軍も…?」

朱「…コクン」

狩「…はぁ…はぁ…なんで皆…二人みたいにわかりあえないのかな…グスッ」

戦「…」

朱「…」

狩「…賢ちゃん今だ!」

戦「!」

賢「ぁぁぁぁぁぁぁぁセイントジャァァァァァァァッジ!」

キラン

朱「全てを浄化する神の息吹!?」


戦「朱雀っ!」ドンッ

朱「…っ!?」

…ォンッ!カッ!----ッッッッッッ!

戦「ぉぉぉぉぉ…!」

朱「戦士さぁぁぁぁぁん!いやぁぁぁぁぁ!」

勇「っ…体が自由に!?」

賢「うっ…フラ」

勇「賢者!賢者!?」

賢「力…使いすぎたみたい…」

勇「無茶しやがって…!」ギュッ


戦「ぉ…お」フシュゥゥ…

勇「!」

賢「うそ…あたしの最大魔法よ…?」

戦「きいたぞ…くっ…さぁまだ俺は死んじゃいないぞ」フシュゥゥ…

勇「や、やめろ!もうくるな!」

朱「戦士さんもうやめてください!あなたが死んでしまいます!」

戦「立て!勇者ぁ!」

勇「ぅ…ぅ…」

賢「ゆうしゃ…」

 狩「ピューゥイ!」

 戦「!」

狩「…エンペラーペンギンッッッッッッ!4号ォォォォ!」ギュンギュンギ
ュンギュン!ズキュゥゥゥン!

戦「しまっ…!」


朱「戦士さんっ!」バッ

ピェェェェ!ドンッ!

朱「がはぁっ!?」ブシャァア!

戦「すざ…く…?」

狩「うぉぉぉぉ!」

戦「!?」

ドスッ!

戦「…た、短剣も使えたのか……ごふっ!ぐっ!」ボタボタ

狩「…っあぁぁ!」ザシュ!

戦「ぁぁぁぁぁっ!」ブシャァア

戦「く…そ…」バタッ

朱「戦士さん…戦士さん…」ズルズル

戦「朱雀…」ドクドク

戦「…愛している…」ガクッ

戦「…」

朱「戦士さん…?いやっ!いやっぁぁぁぁぁっ!?うわぁぁぁぁぁぁ!ぁぁぁぁぁっ!」


勇「…戦士…」

賢「…」

狩「裏切るからWWWWフヒヒWWマジ迷惑WW」

勇「狩人お前っ!」ガシッ

勇「!」

狩「グスッWWWWズビッWWWWうぐっWWWWうっ…マジ迷惑なんだよぉ…グスッ…何が悲しくて…仲間殺さなきゃなんねぇんだよぉ…うわぁぁぁぁぁぁ!うわぁぁぁぁぁぁ!」

賢「狩人…」


朱「戦士さん…グスッ…戦士さぁん…ううっ」

勇「…」

朱「キッ!」

賢「…なによ…恨めしそうな顔して…あなたが招いた結果よ…」

朱「…あなた方と私、双方言い分はあるでしょうがお互いを決して許すこと
などできないでしょう…しかし、私達は今憎み合っているのにも関わらず同じ悲しみを抱いているのです」

朱「彼からは沢山のものをもらいました…」


朱「私は呪術士です。人に災厄を病魔を振りまく術です…人を苦しめるためのものです…呪術が人を苦しめることはあっても人を幸せにすることなどなかったのです…」

朱「…私はある日は呪いを受けました…最初は意味もわからず苦しいばかりのものだったのに…いつしかそれを心地よく感じることもありました…」

朱「…彼もまた私と同じ呪いにかかっていました…そうしてやっと気づいたのです」

朱「これは「恋」の呪いなのだと…こんな気持ちは初めてでした…こんなに優しい、明るい、楽しい呪いがあったなんて…」

朱「…戦士さん…戦士さん…うっ…うっ…」

勇「…」

賢「…もう行きましょ…彼女はもう戦えないわ」

狩「…」


賢「ここが魔王の間…みんな、準備はいい?」

勇「…」

狩「ちょっと薬草食べさせて」モフモフ

勇「…」

賢「勇者…」

勇「…」

賢「勇者っ!」バシッ

賢「しっかりしなさい!あなたが選んだ道でしょうが!辛いのはあなただけじゃないのよ!そういうみんなを助けるって言ってたのは嘘だったの!?」ポタポタ

勇「…う…」


狩「モフモフ」

狩人は薬草を食べた

しかしこうかはなかった

狩人は薬草を食べた

しかしこうかはなかった

狩人は薬草を食べた

しかしこうかはなかった

狩人は薬草を食べた

しかしこうかはなかった

賢「狩人…?」

狩人は薬草を食べた

しかしこうかはなかった

狩「モフモフ…」

賢「狩人…どうしたの…?」


狩「この薬草おかしいんだよ、なんか全然回復しない。賢ちゃん回復かけてよ」モフモフ

賢「体力…全快じゃない…何言ってるの…?」

狩「おかしいなぁ」モフモフ

賢「もうやめて!狩人のHPはとっくに満タンよ!」


狩「そんなわけないよ、だってむちゃくちゃ痛いもん」モフモフ

狩「むちゃくちゃ…痛い…傷塞がんないんだ…グスッ」ポタポタ

賢「…どこが痛いの…?」


狩「こころが」ポタポタ


狩「グスッグスッ」バクバクムシャムシャ

狩「痛いよ…痛い…」ムグムグ

狩「賢ちゃんWWWWこの薬草不良品WW全然効かないWWメーカーどこ?WWWWどこで買ったの?WWWWクレームつけようぜWWWW」ポタポタ

賢「…心に薬草は効かないわよ…狩人…」ポタポタ

狩「うっそマジで?WWWWじゃあ賢ちゃん治してよWWW」ポロポロ

賢「心を癒す魔法もないわ…」ポロポロ

狩「じゃあどうしたらいいの?WWWWフヒヒWWW」ポロポロ

狩「ウヒヒッ…ヒッ……………」ポロポロ

狩「…つうこんのいちげきだよチクショウ…」ブワッ


賢「二人ともしっかりしなさい!」ブワン

勇「…」ポロポロ

狩「フヒヒWWW」ポタポタ

賢者の声がむなしくこだました…

賢「もう知らない!あたし一人でもいくから!」

勇「ま、待って!」ガシッ

賢「なに?戦う気になった?」

勇「…」


勇「俺さ、小さいころ家族殺されてずっと一人だった。まだ俺小さかったか
ら、わんわん泣くばっかりで「家族を失う苦しみ」ってものをよく理解していなかった」

勇「だけど今ならわかる…家族を失う苦しみ…」ポタポタ

賢「…」

勇「おはようを言う相手がいる、一緒にごはんを食べる相手がいる、
いってきますを言える相手がいる、誰かの為に働く仕事がある、
一緒に汗を流す仲間がいる、ただいまを言う相手がいる
、温かいシチューとともにおかえりって迎えてくれる相手がいる、
おやすみを言う、相手が、いる…
「家」があるって、そういうものだろ?」ポタポタ

勇「俺の夢」ポタポタ

賢「勇者…」

勇「賢者…だから…帰ろう」

賢「え…?」


勇「俺と一緒に暮らそう。毎日飯つくるから、一生懸命働くから、好きだから、今から帰って、結婚しよう?な?好きだ、愛している」ポタポタ

勇「もう何も失いたくない」

賢「…」ポタポタ

賢「その言葉ずっと聞きたかった…」ポタポタ

賢「だけど今聞きたくなかったな…」ポタポタ

賢「ごめんね勇者…約束なかったことにして…」ポタポタ

勇「賢者…う、嘘…だろ?え?な?」



賢「さようなら、大好きな人」


勇「ま、待ってくれ!賢者!賢者!」

勇「ほ、ほら!賢者この装備欲しがってたろ!?やるよ!ほらこのマントあったかいって言ってたし!あと、す、少ないけどゴールド!孤児院建て直すのにゴールドいるって言ってた!」

賢「…」ザッザッ

勇「ほら!つけるだけですばやさ倍になるやつ!あとあたまよくなるたねとか!一日30分腹筋するだけで3ヶ月後にはスリムアッブする装備とか!いまならダイヤモンド研石もついてて…なんでもやるからさぁ…だから…だから帰ってこいよぉぉ!賢者ぁあ!」

賢「…」

賢「あなたが欲しい」

賢「あなたの全てが欲しい」

賢「一緒に戦ってくれる…?そしたら、あなたのものになってあげる」


勇「う…うぅぅぅ!」

賢「じゃぁね…幸せになってね…勇者」

勇「いくな…いくなぁ!」


勇者の声がむなしくこだました…

勇「うっ…うっ…うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!ぁぁぁぁぁぁぁぁ!ぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ボタボタボタボタ

狩「勇ちゃんも痛ぇの?WWWW薬草食う?WWWW」ムシャムシャ

勇「チクショウ…チクショウ…チクショウ…チクショウ…」ボタボタ


狩「勇ちゃん」

勇「狩人ぉ…」ボタボタ

狩「これ僕のお守りのナイフ」コトッ

狩「勇ちゃん覚えてる?僕がいじめっこ刺そうとしたナイフだよ。あの時勇ちゃん止めてくれたね?嬉しかったよ」

勇「狩…人…?」

狩「僕勇ちゃんの勇気あるとこ憧れてた、賢ちゃんの頭いいとこ憧れてた、戦ちゃんの面倒見いいとこ憧れてた。いままでありがとう」

勇「かりゅうど…?」

狩「もうそれいらないからあげるWWWW売ったりしないでねWWWW」

狩「…僕の「友情ナイフ」!」


狩「友情を断った僕にはご利益ないから…」


勇「狩人!狩人お前まで!」

狩「一番むかつくやつにうんこ投げつけて死ぬよWWWW死ぬ死ぬ詐欺じゃないよWWWW」

 狩「もう、生きるの辛いから…」ポタポタ

勇「待て、待ってくれ!頼む、頼むから!お前までいかないでくれ!」

 狩「アディオスwww」

狩「さようなら、僕の親友」

勇「狩人ーッ!」


勇者の声がむなしくこだました…

勇「…」ボタボタ

勇者LV62
HP338
MP191
こどく

勇「…みんなぁ…」ボタボタ


狩『勇ちゃんニンジンも食べなきゃWWW』

勇『い、いいだろうが!ニンジンなんて食べ物じゃねぇ!』

賢『なによーあたしのシチュー食べれられないっていうのー?』

戦『勇者だろ、勇気だして食べろ』

勇『い、嫌だ!』

戦『狩人、捕まえろ』

狩『ごめんねWWWW』

勇『は、はなせーっ!』ジタバタ

賢『はい勇者あーん』

勇『ぁぁぁぁぁっ!』

アハハハハ


勇「みんなぁ…もう好き嫌いしねぇよ…ニンジン食べるよ…帰ってこいよぉ…」



勇者の声がむなしくこだました…


※続きは、2-272



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