「悪の大宇宙ハイウェイを完成させるまでは、何としても生き続けてやる!」
【名前】 |
暴走皇帝エグゾス |
【読み方】 |
ぼうそうこうていえぐぞす |
【声】 |
小林修 |
【スーツ】 |
福沢博文 |
【登場作品】 |
激走戦隊カーレンジャー |
【登場話】 |
第37話「恐怖の大宇宙ハイウェイ計画」~ 最終話「いつまでも交通安全!!」 |
【分類】 |
暴走皇帝(宇宙の地上げ屋)/ラスボス |
【モチーフ】 |
ファラオ、星座 |
【名前の由来】 |
エグゾースト(エキゾースト)パイプ |
【詳細】
終盤から本格的に登場した黒幕。
ハザード星の正義の星座伝説と対を成す悪の星座伝説の力を持つ全宇宙に君臨する悪の支配者。
性格は残忍で冷酷だが、「
宇宙暴走族ボーゾック」の馬鹿ゆえの残酷さや凶悪さとは異なり、何処か人間臭い所がある。
命令は絶対で、作戦が失敗すると左手からの電撃でボーゾックを罰する。
1+1すら満足に出来ないボーゾックとは格が違う頭脳を誇り、本を読む事も作る事も大好き。趣味は暴走する車を見る事。
人型ではあるが凄まじい巨体で、エグゾスに取っては惑星レベルの大きさを有する「
バリバリアン」ですらも地球人に取っての野球ボール程度の大きさでしかない。
大きさはある程度は可変可能で、劇中最大時は恒星すらも人間に取ってのBB弾程度までに巨大化している。
また、瞬間移動で何処にでも移動が可能で距離の概念すら持たない。
最終決戦前には5つの車型星座を全て飲み込んでしまうなど計り知れないスケールを見せる。
一方、宇宙の悪人達向けの『宇宙ランド』なる雑誌を発行している、宇宙宅配便を普通に利用する等庶民派な一面も(『宇宙ランド』は毎月組み立て式の巨大ロボ「ノリシロンシリーズ」や悪の組織のボス用のパワードスーツなど、豪華な付録が必ず付く(テレビランドのパロディ)。他にも、応募者全員サービスとして特製の巨大ロボ(
スカイギギューン、
ランドズズーン、
マリンザブーン)が必ず貰える素敵な雑誌。)。
計画の規模だけではなく力もまた絶大で、前述のように5つの車型星座全てを飲み込む事でクルマジックパワーを封印したり、5色(赤、青、緑、黄、桃)の吸った者を洗脳するガスを生み出しポリス星全土を洗脳、シグナルマンをボーゾックと組ませたりする(その際「ダップ」から「ボーゾックの作戦にしては偏差値が高すぎる」と評された。)。
また、流れ星を握り潰して付着したあらゆる物の時間を巻き戻す若返りパックを作る事も可能。
最大の能力は宇宙に満ちる邪悪なエネルギーを飲み込む事で何度でも蘇る事が出来るというもの。宇宙には無限の邪悪なエネルギーがあり、事実上不滅。
暴走皇帝を名乗るが、実は趣味でスピード違反は当たり前、交通事故も起こし放題の「恐怖の大宇宙ハイウェイ」を建設する事を目論む強大な力を持った宇宙の地上げ屋。
本来はボーゾックとは無関係だったが、ハイウェイの建設予定地にハザード星や地球などの惑星が点々と存在している事を知り、自分の手を汚さずに惑星を始末しようという考えからボーゾックをそそのかして操っていた。
一方のボーゾックはエグゾスを終盤まで「ボーゾックのファンで、色々物をくれる気前の良いおっさん」程度の認識にしか思っていなかった。
「占い師スゾグエ」を名乗り、「
総長ガイナモ」に「今年『ハ』の付く星を徹底的に壊滅させると良いでしょう」という年賀状を送って、ハザード星を滅ぼさせるよう仕向けた本作の元凶。
同様に地球も滅ぼそうとしたのだが、ボーゾックが旨い具合に地球に向かい、そのまま静観。
いつまで経っても地球が無くならない上、彼らがスランプに陥ってしまった事に業を煮やし、遂にボーゾックの前に姿を見せ、雑誌の付録・ノリシロンシリーズ、覇者シリーズを与えたりと手を出す事に。ハザード星人・ダップからは過去にもエグゾスを見た事があるらしくボーゾック以上に警戒されていた様子。
長々と作戦失敗を重ねたものの、100万年に一度、酒樽座の流す酒で全ての星座が酔っ払う時を利用し正義の星座伝説の5つの星座を飲み込んで封印、カーレンジャーの能力を消失させる。
同時に行われた
ノリシロン-最終を用いた最終作戦でボーゾックがカーレンジャーを撃ち破るのを見届けた後、バリバリアンをゴミ捨て場として炎上、チーキュにぶつけて宇宙の花火にしようと目論む。
バリバリアンはチーキュに落下するも、ボーゾックの手で火が消し止められており、チーキュの花火化には失敗。遂に自分が打って出る事を決意する。
ところが
美女ゾンネットにより全宇宙に悪事を暴露され、利用されていた事を知ったボーゾックが離反。
カーレンジャーによってバリバリアンを腹部に打ち込まれ、大爆発を起こすも宇宙の邪悪エネルギーを吸収して復活、巨大な状態(とは言え、今までの彼のサイズから考えると遥かに小さい訳だが)「
エグゾス・スーパーストロング」に変貌しカーレンジャーを苦戦させる。
ガイナモが食ったのと同じ腐った
芋長の芋羊羹を食べ、腹を下して等身大にまで縮小し、姿も元に戻る。
最後の足掻きとして大火球で反撃するが、最期はカーレンジャーの必殺技「カーレンジャークルマジックアタック」を受け爆散し、建設中の大宇宙ハイウェイと共に宇宙の闇に葬られた(その際は「悪の大宇宙ハイウェイ計画があああ!」と発言。)。
正義の星座伝説を持つハザード星人が普通の宇宙人なのに対し、自身は宇宙人ではなく上述の能力から体内がブラックホールのようになっているなど、悪の星座そのものが意思を持って具現化した存在だと思われる。
【占い師スゾグエ】
第42話「全車エンスト!巨大ロボ絶対絶命!!」の回想で「暴走皇帝エグゾス」がハザード星を滅ぼすのに名乗った名称。
「総長ガイナモ」に「今年『ハ』の付く星を徹底的に壊滅させると良いでしょう」と書いた年賀状を送り、ハザード星を滅ぼさせるように仕向けた張本人。
同様に地球も滅ぼさせようと目論むが、「ボーゾック」が上手い具合に地球に向かい、そのまま静観する事になる。
【余談】
声を演じる小林修氏は2011年6月に亡くなり、本作が特撮作品において最後の出演となった。
最終更新:2016年02月08日 16:07