「結局、一人きりの理想郷か」
【名前】 |
ユートピア・ドーパント |
【読み方】 |
ゆーとぴあ・どーぱんと |
【声/俳優】 |
コン・テユ |
【登場作品】 |
仮面ライダーW など |
【分類】 |
ドーパント/NEVER |
【メモリ】 |
ユートピアメモリ |
【綴り】 |
UTOPIA |
【頭文字デザイン】 |
手を取り合うような二人の人間(U) |
【デザインモチーフ】 |
朽ちていく理想郷を 体現する怪人 |
【生体コネクタ位置】 |
ガイアドライバー(腹部) |
【仮面ライダーW】
「ユートピア(理想郷)」のガイアメモリで「
財団X」の園咲家担当エージェント「加頭順」が変身した幹部
ドーパント。
メモリは加頭が「スポンサー特権」で入手したゴールドクラスのメモリで、の適合率は98%と驚異的な数値を示している(加頭は「まさに運命」と称していた。)。
人々の生きる感情や力、つまり「希望」の力を吸い取って自分の力に変える能力を有し、変身する前後には周囲の物体や人間が空中に浮かび上がる。
「理想郷の杖」と呼ばれる杖の動きに合わせて重力を自在に操る。対象を浮遊、落下、粉砕させ、近距離攻撃や飛び道具も途中で停止や歪曲させ寄せつけない。
使用するメモリのデザインは手を取り合うような2人の人物に見えるといわれるが、よく見ると手を取り合ってるわけではなく、1人が相手に対して手揉みして媚びを売る構図ともいわれている。
更には加頭順自身がクオークスとしての処置によりサイコキネシスやパイロキネシスといった超能力を使うことも出来、ウェザー・ドーパントのように炎や雷、竜巻や地割れといった属性攻撃も使う。ライダー達を遥かに超える驚異的な攻撃力、アクセルトライアルと互角のスピードがある。
また、他者が使用しているガイアメモリの効力を奪う事が出来、劇中ではアクセルトライアルからトライアルの力を奪ってアクセルに戻したり(トライアルメモリはドライバーに刺さったままだった。)、
タブー・ドーパントから力を奪って変身解除に追い込んでいる。
目的はガイアインパクトを地球規模で行う事で、ガイアメモリに適性のある人間以外を全て消滅させる事。
一命を取り留めた園咲若菜(
クレイドール・ドーパント)をデータ化して衛星にインストールし、「ガイアインパクト」を引き起こそうと目論む。
若菜と一体化し地球に近付き過ぎたフィリップが、間もなく分解されて消滅してしまう事を知った翔太郎は動揺しつつも、加頭順のいるガイアメモリ生産工場に向かったが、若菜を救出する寸前に「ユートピア」が立ち塞がり、立ち向かったアクセルトライアルを苦しめ重傷を負わせる。
感情が全く感じられず、園咲冴子に向けていた好意は伝わる事がなく、故に冴子が加頭順の好意に気づいたのは48話と遅く(「好きだ」と度々口にされてはいたのだが、本気にしていなかった)、妹を利用される事に反発し反抗してきた冴子を殺害。
その後、ダブルと文字通り最後の決戦に挑んだが、驚異的な力を発揮するCJX(エクストリーム)のパワーを吸収しようとするも2人の強い思いは吸収しきれるものではなく、オーバーロードを起こし弱体化、最後の力を振り絞って必殺技を繰り出すが「ダブルプリズムエクストリーム」を受けた事で変身を解除。
「お前の罪を、数えろだと? 人を愛する事が、罪だとでも」とつぶやき再度変身しようとするが、ユートピアメモリはすでにメモリブレイクされており、加頭順も他の
NEVERと同様に蓄積されたダメージによって粒子化し消え去った。
加頭順の死をきっかけに、「
財団X」はガイアメモリから正式に手を引く事を決定。
全ては「
ミュージアム」に復讐する事を望んだ冴子に、「
ミュージアム」の計画を乗っ取って冴子と共にガイアインパクトを成し遂げる行動。冴子を匿い、知られても平然とし、若菜をさらうという行動に出た。
好意は伝わる事なく、結果として最悪の結末を迎える事になる。上記の台詞は冴子を殺し、地面に横たわる亡骸を前につぶやいたときのもの。加頭が本気で冴子と共に"理想郷"をつくろうとしていた事が解る一言。
デザインが左右非対称なのは「未来的な高層ビル群(デザイナーのイメージする理想郷の象徴)」、「それが崩壊していく様(理想郷は永く続くものではないというデザイナーの認識)」を半々にモチーフとして取り入れ(全体のカラーリングも「少しずつ朽ちてゆく理想郷」のイメージとして褪せた金色になっている)。
『
仮面ライダーエターナル』にも登場。
クオークスの支援担当エージェントとして「ドクター・プロスペクト(
アイズ・ドーパント)」と接触しており、試作型のT1エターナルメモリを使って仮面ライダーエターナルレッドフレアに変身し、大道克己達の目の前に現れるも、メモリに惹かれた大道克己がベルトに手を伸ばしたとたん機能を停止。
加頭順は「試作品ゆえの機能不全」と判断したが、実際はメモリ自体が大道克己と引き合って加頭順の方を拒絶していた。
大道克己(
仮面ライダーエターナル)を始末するの
ドーパントに変身し斥力や本人が「クオークス」としてサイコキネシスやパイロキネシスを使って対処するも、エターナルメモリの力を使いこなす大道克己に歯が立たず、エターナルレクイエムによって変身を解除され強烈なドロップキックで命を落とした。
上記のとおり失う事のデメリットから、「
財団X」に残されていた
NEVERの技術資料から蘇生兵士として蘇る事になる。いつメモリを手に入れたのかは不明。
W本編であれだけの強さを発揮していたのは本人の素質に加え「クオークスとしての超能力」と「
NEVERの強靭な肉体」を兼ね備えていた事だとOVで判明する。
【オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー】
復活したダブルサイクロンジョーカーと交戦。
最終更新:2018年10月23日 16:22