「やだなあ、琢磨君」
【名前】 |
ドラゴンオルフェノク |
【読み方】 |
どらごんおるふぇのく |
【声/俳優】 |
藤田玲(555) CHIKARA(ディケイド) |
【登場作品】 |
仮面ライダー555 仮面ライダーディケイド |
【分類】 |
オルフェノク/ラッキークローバー |
【モチーフ】 |
ドラゴン、ブラックドラゴン |
【詳細】
龍の特質を備えた
オルフェノク。『555』作中に登場する怪人で唯一の架空生物モチーフ。
両腕に龍の頭部を模した手甲を備える「魔人態」、外装を脱ぎ捨てアクセルフォームを上回る速さで移動する「龍人態」の二種類の姿を自由に扱う事ができる。
また、設定上では両腕の手甲を取り外し遠隔操作、竜巻や雷を巻き起こして攻撃したり、飛行する事も出来るらしい。
【仮面ライダー555】
ラッキークローバーの一員、北崎を名乗る少年が変身する(16歳で、メンバーの中では最も若い。)。
非常に飽きっぽく幼稚な性格で、
スパイダーオルフェノクからデルタギアを貰い、長い間デルタに変身していたが、「飽きた」という理由で澤田亜希にデルタギアを返却してしまう。
同窓会の日、「
スロースオルフェノク」と共に流星塾の面々の命を奪った張本人。
強い力がありラッキークローバーの中でも随一の戦闘力を誇り、力は強すぎるあまり人間の姿であっても触れたものが灰化してしまうほど。
相手が
オルフェノクであれば効果は弱まるが、触れた部分から徐々に灰化していく事になる。
同じラッキークローバーの「
センチピードオルフェノク」をよく虐めており、上述の灰化能力を使ってからかったり、デルタかオルフェノク態になって何度も痛めつけたりした。
無邪気かつ、自身の力に絶対の自信がある。
実際、デルタに変身しライダー達を苦しめる。更に
オルフェノクとしての実力で無敗だったファイズアクセルフォームを敗北させるほど。
自身に対する自信が強すぎて、ブラスターフォームとの戦いで敗北した際には激しい憤りを見せる。
オルフェノクの「王」の存在を知った北崎は王を倒した者が新しい王というゲームルールを定めて行動するが、生き延びたい「
センチピードオルフェノク」や「
ロブスターオルフェノク」は拒否。
ファイズやデルタとの交戦中に逆に2人が攻撃してきたので龍人態となって2人をはねのけ、瞬時に魔人態となってファイズ達を締め上げるがデルタのビームを顔面に当たった事で隙が出来、クリムゾン
スマッシュ、ルシファーズハンマーを同時に受ける。
だが、浮かび上がる紋章を破壊し場を逃走するも、ダメージを殺し切れず弱りきっており、
センチピードオルフェノクにこれまでの鬱憤を晴らすかのように痛めつけられた直後、現れたオルフェノクの王(
アークオルフェノク)に殺害され、遺骸を貪り食われるという壮絶な最期を遂げた。
放送当時発売された格闘ゲームでは使用可能キャラの1人として魔人態が登場。両肩のパーツを武器として両腕に装備するという原作番組にはない能力を披露。
小説『異形の花々』では後述する初期設定を採用、本編での最初のデルタ装着者・木村沙耶が変身する
オルフェノクとして登場。小説に登場する沙耶は本編とはキャラクター性が大きく異なっている。
『小説 仮面ライダーファイズ』としての再録時に加筆された5年後では木村沙耶も
オルフェノクとしての宿命で短命に終わった事が判明、結果遺されて衰弱死した草加雅人が
オルフェノクとして覚醒する切っ掛けを作ってしまった。
【仮面ライダーディケイド】
「ファイズの世界」にもラッキークローバーの一員として登場。
「玄田(クロダ)」という粗暴な男性が化身する。
最初は龍人態の姿で登場しディケイドと交戦、ディケイドブレイドが発動したライトニングブラストにより倒される。
【余談】
『キカイダー01』に登場する「ギルハカイダー」の怪人体「ブラックドラゴン」のオマージュ怪人。
『555』で北崎役を演じる藤田玲氏は劇中でデルタギアを簡単に放棄してしまった事について「自分だったら勿体無くてそんな事できない」と、当時の『特撮ニュータイプ』のインタビュー記事で述べている。
また、『555』製作当初の構想では「木村沙耶がドラゴン
オルフェノクに変身して北崎を殺害し、後釜としてラッキークローバーに加入する」というストーリー設定が予定されていたが、沙耶役の女優のスケジュール面での都合からレギュラー出演が不可能となり、代わりにゲストキャラの予定だった北崎がレギュラーとなり
オルフェノクとしての沙耶の役割を担う事になった経緯がある。
最終更新:2019年06月12日 22:00