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ドナート - (2017/10/07 (土) 01:22:33) の編集履歴(バックアップ)


【種別】
人間

【初出】
II巻(名称はX巻)

【解説】
中世の中部イタリア、ウルビーノ出身の芸術家。
ガヴィダの親友であり、また若い頃はリャナンシーと恋仲だった。ガヴィダ曰く「純情な爺い」。

リャナンシーが人を喰らう様を見て怒りと悲しみをぶつけたことで、リャナンシーが衝撃のあまり彼の前から去ってしまった後も、彼女への想いと交わした約束を生涯忘れず、リャナンシーの絵を描き、そのことを伝えるようガヴィダに言伝を頼んでこの世を去った。
彼の描いた絵はリャナンシーが見る前にローマ劫略で失われてしまい、それを復活させるために、リャナンシーは“屍拾い”ラミーとして、長い時間をかけて少しずつ“存在の力”を摘み集めていた。

最終巻で、創造された新世界『無何有鏡』へ旅立つ際に“”たちがこの世に置いていった莫大な“存在の力”を使用して、リャナンシーが復元の自在法を発動させて、長年の願いであったドナートの板絵が復元された。

【由来・元ネタ】
恐らくルネサンス期の巨匠、ドナト・ブラマンテ(Donato Bramante)と思われる。生没年は1444年頃~1514年。
出身は、ウルビーノ近くのモンテ・アズドルアルド(現フェルミニャーノ)である。
最初は画家を志したが、その名声は建築の分野の方が大きい。

【コメント】
☆彼の描いた絵が失われたのは、焼失などの物理的な原因か長らく不明だったが、最終巻でローマ劫掠によって失われたことが判明した。
☆↑II巻でラミーが美術館で、聖人画のステンドガラスが宗教改革の際に破壊されたことを吉田一美に話していることから、ドナートの絵も同じような理由だったな。
☆元ネタのドナト=ドナートとすると、マクシミリアン一世の在位期間(1493年~1519年)も併せて考えれば、中世の『大戦』最終決戦は1514年~1519年まで時期を限定できる。
ゲオルギウスコーエンエリュービリー・ホーキンハリエット・スミスと同じく、“徒”に関わった人間であった。
アニメ第3期終盤でドナートの板絵が復元されたが、ドナートという名前は語られなかった。
☆番外編『かぐやひめのしゃな』には登場しなかった。
☆番外編『おじょうさまのしゃな』にも登場しなかった。
☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、序幕で観客の一人として登場している。