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3匹の子豚

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ssmrowa

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だれでも歓迎! 編集
3人の参加者が、同じ場所へと転送された。


ドバーン!


そして落ちた。



「ぶひぶひ!」
「ぶひー!」
「プギー」

3匹の黒豚が、なにやら話している。
みな元々は人間の身体を持っていた。
しかし、この殺し合いが始まった直後、ある泉に落ちてこんな姿となってしまったのだ。



時間を少し巻き戻そう。


「ぶひぶひ、ぶひぶひぶひ~(やれやれ、いきなりひどい目にあった)」

開始早々の出来事に、兵部京介―――という名の豚はため息をついた。

「ぶひぶひぶひぶひ、ぶひぶひ(なんとか荷物と衣服は回収したけど、びしょ濡れです)」

そんな少佐と対峙するのはヘンリエッタ―――という名の豚だ。

「ぶひ、ぶひぶひぶひぶ(はあ、それにしてもこの身体はなんなんだ)」
「ぶひぶひ……ぶひ(分かりません……あ)」
「ぶひぶひぶひ、ぶっひぶ(どうしたんだい)」
「ぶひ(あそこ)」

エッタが示した場所を見てみると…

「プギー!(助けてー!)」

自分たちと同じ境遇の豚が、溺れていた。


「ぶひぶひ、ぶひぶひぶひひ(ありがとう、助けてくれて)」

天道あかね―――という名の豚は、溺れていたところを2匹の豚に救出してもらった。

「ぶひぶひぶひ(礼にはおよばないよ)」
「ぶひぶひ、ぶひぶひぶひ…(それにしても、ここはいったい…)」
「ぶひぶひぶひ、ぶひぶひぶひぶひ(呪泉郷、看板が出てた)」

エッタの返答に、あかねは目を丸くした。



「ぶひぶひぶひぶひ!?(呪泉郷ですって!?)」



こんなやり取りの後、冒頭へとつながる。
現在あかねは、京介とエッタに自分たちがこんな姿になった理由を説明していた。



「…ぶひぶひ。ぶひひ、ぶひぶひぶひぶひ(…なるほど、つまり僕たちがこんな姿になったのはこの泉のせいだと)」
「ぶひひ、ぶひぶひぶひぶひ(そして、お湯につかれば元に戻るんですね)」
「ぶひ、ぶひぶひぶひぶひぶひ(ええ、豚に変身する泉は初めて聞くけど、ここが呪泉郷なら、間違いないわ)」

※あかねはPちゃんの正体が良牙であることを知りません

あかねの話を聞くと、京介はしばらく考え込んだ後、先ほど念動力で開けたデイバックから地図をこれまた念動力で取り出すと、二人に見せた。
あかねとエッタの二人は突然デイバックから地図が出てきたことに驚きつつも、京介に従って地図を見る。


「ぶひぶひぶひ。ぶひぶひぶひぶひぶひぶ(そうとわかれば話は簡単だ。僕が君たちをテレポーションでココから近い温泉旅館まで連れて行く)」
「ぶひ?ぶひぶひぶひ…?(え?テレポーションって…)」

あかねが言葉を言い切るよりも前に、彼らの姿は呪泉郷から消えた。



10分ほどの瞬間移動により温泉旅館にたどり着いた3匹。
あかねとエッタは突然の不可解な出来事にポカーンとしている。
そんななか京介は、一人男湯の方へと入って行った。

「ぶひ、ぶひぶひぶひ?(わ、私たちも行こうか?)」
「ぶひ(はい)」



温泉につかり元の姿に戻った京介は、すぐに湯から出て、びしょ濡れになっている元の服の代わりに旅館に用意されていた着物を着た。
ちなみに下着も濡れていたがさすがにそこまで用意はされてなかったためノーパンだ。
ペットボトルにお湯を入れ、自分の荷物を取ると、兵部京介は温泉旅館から出ていった。
ちなみに荷物については、衣服ともども3人分をしっかり旅館まで瞬間移動で移動させていた。

「全く、とんだ時間をくったな」

旅館を出た京介は、毒づいた。
最初のあの場所には、チルドレンの3人もいた。
彼女たちを、こんなわけの分からない殺し合いで失うわけにはいかない。
ゆえに、急いで3人との合流を果たそうと思っていたのだが…(向こうからは警戒されるだろうが承知の上だ)


「あのハト野郎、殺す…」


殺し合いの宣言をしていた男の顔を思い出し、京介の中で怒りが再熱していた。
彼は歳の割に(約80歳)、見た目も若いが中身についても、普段は飄々としているがその実短期で子供っぽい所があるのだ。
こんな殺し合いに呼ばれた上、黒い子豚に変身するというわけの分からない体質にされたことにかなりのご立腹だった。

「(そういえば、さっき使った念動力と瞬間移動…いつもよりも疲労が大きかった。これがあのハト野郎の言っていた『仕分け』とかいうやつか?)」

もしそうなら、なおさら合流を急いだ方がいいかもしれない。
ECM(超能力対抗装置)すら無効化する自分でさえこのざまなのだ。
チルドレンの3人はかなりの弱体化を強いられている可能性が高い。


「女王たちは絶対にやらせない…!」


たとえ、この身が尽きようとも。


【G-3/平地/一日目-朝】

【兵部京介@絶対可憐チルドレン】
[参戦時期]:少なくとも小学生編のどこか
[状態]:健康、疲労(小)、怒り
[装備]:旅館の着物
[道具]:基本支給品*1、不明支給品(1~3)、お湯の入ったペットボトル、京介の衣服一式
[スタンス]:対主催
[思考]
基本:チルドレンの3人を保護し、脱出する
1:あのハト野郎、殺す
2:チルドレンの3人を探す
3:超能力を使用した際の疲労が普段よりも大きいような…?
【備考】
※水を浴びると黒い子豚になります

一方こちらは取り残された二人の少女。
彼女たちは京介とは違って10分ほど温泉につかりその温かさを堪能していた。
そして温泉から出た後、旅館に用意されていたTシャツ(いい湯だな~と書かれている)と短パンを着た。
着物だと動きにくくてお互いに戦うのには不便だったからだ。
そして京介同様ペットボトルでお互いにお湯を回収すると、女湯からでた。


「私たちをここまで連れて行ってくれた人は先に行っちゃったみたいだけど…私たちはどうしよっか」


あかねがこれからの動向についてエッタに意見を求める。

「私は…いるのかわからないけど、ジョゼさんと合流したいです」

それに対するエッタの返答は、担当官である愛しき人・ジョゼとの再会だった。

「そう…私も知り合いが呼ばれてるかもしれないから、探そうと思ってるの。一緒に行かない?」

あかねの問いに、エッタはしばらく考え込んだ後…コクリと頷いた。


【G-2/温泉旅館/一日目-朝】

【天道あかね@らんま1/2】
[参戦時期]:不明
[状態]:健康
[装備]:旅館のTシャツと短パン
[道具]:基本支給品×1、不明支給品1~3、お湯の入ったペットボトル、あかねの衣服一式
[スタンス]:不明
[思考]
基本:とりあえずまずは知り合いを探す
1:ヘンリエッタと共に知り合いを探す
【備考】
※水を浴びると黒い子豚になります


【ヘンリエッタ@GUNSLINGER GIRL】
[参戦時期]:少なくとも大量投薬が行われる以前
[状態]:健康
[装備]:旅館のTシャツと短パン
[道具]:基本支給品x1、不明支給品1~3、お湯の入ったペットボトル、エッタの衣服一式
[スタンス]:不明
[思考]
基本:ジョゼとの合流
1:あかねと共に知り合いを探す。ジョゼ優先
【備考】
※ジョゼが参加していないことを知りません
※水を浴びると黒い子豚になります


拳VS蹴!王子様は止まれない! 投下順 D-6地区 デパート地下パーラー桜が丘のクリームソーダとフルーツパフェ
GAME START 兵部京介
GAME START 天道あかね
GAME START ヘンリエッタ

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