概要
CV: 八奈見乗児→ 置鮎龍太郎→武内駿輔
- 誕生日:9/12
- モチーフの動物:狼
- イメージカラー:紫
- 愛称:なし(仲間たちの中で唯一公式からの愛称が設定されていない)
- 一人称:「オレ様」「俺」(稀に「私」)
- 二人称:「お前」「あんた」等
引用
「アレハンドロはローボ村の領主(りょうしゅ)で、先祖は偉大(いだい)な魔法使いだったんだって。だから、彼のお城には魔法の本や水晶玉など不思議な物がいっぱいあるらしいよ。自分も偉大(いだい)な魔法使いと思っているらしいけど、いろんな魔法を使ってみても成功したためしがないんだって。ダルをめぐって、ドンキーといつも争っているけど、本当は照れ屋で寂しがり屋らしいよ。」
_志摩スペイン村 キャラクター大図鑑
「アレハンドロはローボ村の領主(りょうしゅ)で、先祖は偉大(いだい)な魔法使いだったんだって。だから、彼のお城には魔法の本や水晶玉など不思議な物がいっぱいあるらしいよ。自分も偉大(いだい)な魔法使いと思っているらしいけど、いろんな魔法を使ってみても成功したためしがないんだって。ダルをめぐって、ドンキーといつも争っているけど、本当は照れ屋で寂しがり屋らしいよ。」
_志摩スペイン村 キャラクター大図鑑
人物像
ドンキホーテと対を為す、いわゆる敵役・悪役・ライバルポジションのキャラクター。
400年前のスペインではローボ村の領主を務めていたとされるが、そのローボ村についての詳細な描写はショーやアニメーション作品、書籍などでほとんど言及されておらず、彼がどのような領主だったのかは謎に包まれている。また、「いろんな魔法を使ってみても成功したためしがない」と公式紹介にあるものの、アニメーション作品やショーによって魔法の使用可能レベルには大きな差異が見られる。
プライドが非常に高く、自分を偉大な魔法使いの末裔と自負する傲慢さを持つ一方で、計画性の甘さやドジな一面も。魔法や自作マシンを駆使して意地悪や悪巧みを仕掛けるが、自身の性格的欠点やドンキホーテたちの活躍によって頓挫することが多い。感情の起伏が激しく、場当たり的な行動が目立つ衝動的な性格である。
仲間たちとの関係性
ダルシネアに恋心を寄せており、恐らくまだそれほど親しくもない400年前の段階から彼女の肖像画の描かれたブローチを私的に所持していたり(『ドンキホーテ夢見る騎士』)、自作の巨大マシンで誘拐拉致を試みたり(『空飛ぶドンキホーテ』)、彼女のために冒険に出るドンキホーテ一行に執拗に嫌がらせをしたり(『ドンキホーテ幻の花を求めて』)、仲良くしたいがために嫉妬でイカ墨まみれにしたり(キャラクターショー『ドンキホーテのゴーゴー‼︎アドベンチャー』)と彼女へのアピールが発端で事件が巻き起こることも多い。またパーク内でも彼女に熱心にアプローチする姿が見られるが、そのほとんどが実を結ばないようである。
他の6人と比べて1人行動を好んでいるためか、みんなで一緒に何かを準備したりつくったりする行事はサボっていることの方が多いが、その場所には大抵皮肉や文句を垂れながらも同行している。
実際は、照れ屋で寂しがり屋で、仲間たちのことが大好き。相関図によればドンキホーテに対しては(本人の自覚外で?)尊敬すら抱いているらしい。
ちなみに、「本当は寂しがり屋」という情報は、志摩スペイン村の開園初期から現在に至るまで、公式の紹介文に一貫して記載されている。
「大きく開いた口が印象的なアレハンドロ。ときどき見せるすねたようなしぐさは、寂しさの裏返し。 いつもひとりでいることが多い彼だけど、心の中ではみんなと仲良くしたいと思ってるはず。見つけたら声をかけてあげてね。」(株式会社志摩スペイン村,『まるごとパルケエスパーニャ』,初版,近畿日本ツーリスト出版部,1995)
「こわそうだけど、''ほんとうは おもしろくって さみしがりや。''ともだちに なって あげてね。」(富山ジョージ,『パルケエスパーニャえほん ドンキホーテむらのマラソンたいかい』,初版,株式会社小学館,1997)
「コワイ顔をしていますが、本当は人なつっこく淋しがりやです。」(志摩スペイン村 キャラクターガイド ※最終更新2000年9月)
「アレハンドロはローボ村の領主(りょうしゅ)で、先祖は偉大(いだい)な魔法使いだったんだって。だから、彼のお城には魔法の本や水晶玉など不思議な物がいっぱいあるらしいよ。自分も偉大(いだい)な魔法使いと思っているらしいけど、いろんな魔法を使ってみても成功したためしがないんだって。ダルをめぐって、ドンキーといつも争っているけど、本当は照れ屋で寂しがり屋らしいよ。」(志摩スペイン村 キャラクター大図鑑 ※2025年5月現在)
と、プライドもへったくれもない散々な言われようである。また、現在は更新されていない先代の志摩スペイン村キャラクター大図鑑には、現行の紹介文と同様の記載の前に「ほんとうはみんなのことがだいすきなのさ」との記述が赤の太文字であったり(志摩スペイン村キャラクター大図鑑)、公式ブログ記事にて「知ってるよ!本当は、みんなのことが大好きだってこと・・・」(2017年3月30日 みんな~待ってるよ~春休みは志摩スペイン村で!)などと記述されたりするなど、普段の傲慢で不遜な態度とは対照的な「本当は寂しがり屋」という要素は、彼と接する上ではもはや周知の事実であり公然の秘密であるようだ。
度々悪事が度を超えたり、危機に瀕した際は隠れたり逃げ出そうとしたりするが、いざ仲間のピンチとなると切羽詰まってドンキホーテに助力する魔法を成功させ助けたこともある(キャラクターショー『アレハンドロと真実の勇気』)。
また、押しに弱く、人から強く頼まれた物事はその場で断れない。
アニメーションでの活躍
基本的に悪役を務めている。ダルシネアをガマガエルに変える薬をつくって結婚を迫ろうとしたり、ドンキホーテやチョッキーたちがつくった飛行機を壊そうとしたり、ドラゴンを召喚したり、動く水晶玉でちょっかいをかけたりと悪事の大小はあれど小悪党として描かれている。また、ショーやパレードとの大きな差は、薬や水晶玉、魔術書などの道具を使って魔法を使用する点である。最終的には因果応報の仕打ちを受けているが、『ドンキホーテ幻の花を求めて』ではそんな彼のちょっといいところが見られるかもしれない。
出演作品
- 『ドンキホーテ夢見る騎士』
- 『空飛ぶドンキホーテ』
- 『ドンキホーテ幻の花を求めて』
ショーでの活躍
今でこそ尊大で横柄そうな態度を取っているが、初代キャラクターショー『ドンキホーテのフェリアマヒカ』(1994~1996)や、三重県の幼稚園でキャラバン公演が行われていた『ドンキホーテ幸せの鐘』(1999)では、ドンキホーテやダルシネアに対してへりくだるようないわゆる三下小悪党のような言動が多くみられ、初代声優である八奈見乗児キャラの影響が強く見られる。
2代目声優の置鮎龍太郎に交代してからは現在のオレ様キャラへと変遷し、『ドンキホーテのゴーゴー‼︎アドベンチャー』(1999~2001)では海の王子としてダルシネアをイカ墨だらけにしたり、『ドンキホーテのバンドdeゴー‼︎』(2002~2004)ではダルシネアの声を奪ったりと悪事を働いた。しかし『アレハンドロの真実の勇気』(2005~2007)以降、露骨な悪事はなりを潜め始め、斜に構えつつも仲間と行動を共にする描写が増加。最終的に仲間のために行動するような性格描写が顕著となった。
3代目声優の武内駿輔への交代タイミング頃からは『エスパーニャカーニバル "ブエン ビアヘ"』(2024~)でロマンチックでやや大人っぽい雰囲気の曲を歌唱したり、『ドンキホーテのグラン・ガラ・デ・オペラ~帰ってきたテアトロ・ラ・マンチャ~』(2025~)ではカルメン役として舞台にあがるゲストをエスコートしたりと、紳士的な側面が目立つようになった。ただし、高慢な態度やドジなリアクションという基本的なキャラクター性は現在も健在である。
コスチューム
現在のパークで見られる衣装
- オリジナル(通年衣装)
- モダンクラシック(新通年衣装)
- クリスマス衣装
- パルケエスパーニャパレード『エスパーニャカーニバル "ブエン ビアヘ"』
- キャラクターミュージカル『ドンキホーテのグラン・ガラ・デ・オペラ~帰ってきたテアトロ・ラ・マンチャ~』
過去にパークで見られた衣装
- 7周年衣装
- 15周年衣装
- シェリー衣装
- パルケエスパーニャパレード 『エスパーニャカーニバル"アデランテ"』
- キャラクターミュージカル『パティオ デル カント~ダルシネアの秘密の花園~』
公式イラスト等の衣装
- 30周年記念コスチューム
余談
原作の『ドン・キホーテ』には魔法使いのキャラクターは登場せず、アレハンドロのモデルとなる人物も存在しないとされている。
名前の「アレハンドロ(Alejandro)」は英名の「アレクサンダー(Alexander)」に相当し、その語源はギリシャ語の「Alexandros(人を守る)」に由来する。具体的には「alexein(払いのける、守る、守護する)」と「anēr(属格andros、男)」の合成語であり、「男を守る者」という意味を持つ。