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トム・クランシーシリーズ スプリンターセル パンドラトゥモロー - (2024/07/13 (土) 14:48:18) のソース
<p> スハディ・サドノ率いるインドネシアの武装集団ダラ・ダン・ドア(血と祈り)が、東ティモールのアメリカ大使館を襲撃し、多数の外交官や駐在武官を人質にとって占拠する。</p> <p> NSA(米国家安全保障局)サードエシュロンの特殊工作員サム・フィッシャーは人質を救出するためではなく、機密保持のため痕跡をすべて消去するか、代償を払ってでも取り戻すために秘密裏にディリに投入される。</p> <p> サードエシュロンのディレクター、アーヴィン・ランバートはフィッシャーに、民間軍事請負会社ディスプレース・インターナショナルのCEOで海兵隊時代の旧友ダグラス・シェットランドが人質の中にいることを知らせる。 大使館に潜入したフィッシャーはシェットランドとコンタクトし、サドノが "モーティファイド・ペンギン "と名乗る正体不明の人物とともに仕事をしていることを聞き出す。</p> <p> 「mortified_penguin」に関する暗号化されたメールを受け取ったが、しかし、そのメールは珍しいインドネシアの方言だった。そこで大使館の通訳兼CIA分析官イングリッド・カールソンを見つけ、メッセージを翻訳させる。 その情報から「mortified_penguin」とフランス・パリのソルニエ低温物理学研究所とのつながりが明らかになる。 米陸軍デルタフォースが突入し大使館を制圧する中、フィッシャーはオスプレイで脱出する。サドノもまた姿を消した。</p> <p>ダラ・ダン・ドアは、1990年代にCIAがレッドバード作戦の期間中、インドネシアで反共ゲリラを訓練する一環として創設された。 スハディ・サドノも訓練された多くのゲリラの一人であった。</p> <p> しかし、やがてアメリカは、みずからが訓練したさまざまなグループの過激な思想に不満を募らせ、インドネシアとの同盟を解消し、東ティモールの独立運動を支援した。 それに反発するダラ・ダン・ドアは西側世界に対して独自のキャンペーンを展開し始め、サドノのカリスマ的指導力は若者を奮い立たせ、新たなゲリラの勧誘は膨れ上がった。アメリカが東ティモールに軍隊を駐留させる計画を発表したとき、サドノは反撃のときだと判断した。</p> <p> フィッシャーはパリのソルニエ低温物理学研究所に潜入する。研究所自体は、フランスとシリアの傭兵に乗っ取られており、彼らはmortified_penguinに雇われていた。 傭兵たちは、人間の脳を極低温で輸送・保管するための自己完結型の極低温コンテナ、ND133を調達するために侵入していたのだ。</p> <p>フィッシャーはラボを進み、「mortified_penguin」の正体が元CIAエージェントのノーマン・ソスであることが判明する。</p> <p>フィッシャーはソスを乗せたフランスのニース行き高速列車TGVに乗り込む。 彼の任務は、ノーマン・ソスの意図を直接問い質して確認することだ。</p> <p> ソスが義足であることを突き止め、サーマルスコープで本人を特定する。サムおじさんだよと個室車両に忍び込み、サドノとの関わりを問いただす。彼は自分がCIAのために秘密裏に動いているのだと説明するがどうにも歯切れが悪い。 傭兵がドア越しにソスに電話がかかってきたと告げ、会談は中断される。 フィッシャーはソスが去ると身を隠し、上司のランバートはソスが嘘をついているのではないかというフィッシャーの疑念を裏付ける。</p> <p>フィッシャーはソスを列車の先頭まで尾行し、彼の電話での会話を録音する。 この重要な録音から、ソスがサドノの「保険証書」のためにエルサレムに向かっていることが判明する。撤収時、ヘリに乗ったソスの部下に銃撃され、フィッシャーは跳躍してオスプレイのロープにぶら下がる。</p> <p>フィッシャーはエルサレムに向かい、徒歩で潜入する。 パレスチナ問題を巡り、この地域の緊張が高まっているため、夜間外出禁止令が発令されている。 衛兵とおそらく一握りの民間人を除いて、通りは閑散としているはずだ。</p> <p>サードエシュロンはサムのSC-20Kを市内で改造するよう手配し、任務を続行する前にそれを回収する。 鍛冶屋に到着したフィッシャーは、店を襲う2人の泥棒を退治し、ついでに武器の動作チェックを済ませる。 </p> <p>フィッシャーは古代都市を通り抜け、接触相手であるシン・ベト(イスラエル総保安庁)の潜入捜査官ダリア・タルに会う。 ダリアはソスがシリアの傭兵からバイオ兵器を引き取りにやって来たことを明かす。 ND133はその輸送に必要で、シリア人の隠れ家にはND133が1台残されていた。 彼女はフィッシャーをND133が保管されているアジトに案内する。</p> <p>アジトのエレベーターに乗り込んだとき、唐突にランバートはサムに彼女を殺すよう命じる。 サムは地下アジトに入り、バイオ兵器のサンプルを見つける。ダリアはシリア側の内通者、ダブルスパイだったようだ。</p> <p> サードエシュロンは、フィッシャーがエルサレムで回収した生物兵器が天然痘ウイルスの遺伝子組み換え型であることを知る。サドノはND133にウイルスを積載し、全米に配置させた。 サドノは毎日暗号化された電話をかけてウイルスの放出を止めている。 サドノが電話をかけなければ、ウイルスは24時間以内に放出される仕組みとなっている。 これによって、サドノが現地で米軍に殺されたり捕らえられたりすることを防ぐ保険として機能しているわけだ。</p> <p>インドネシアの森にある民兵キャンプがサドノの居場所だ。 フィッシャーはダグラス・シェットランドと落ち合う。 シェットランドは米軍の要請で、ディスプレース・インターナショナルのコントラクターとともにそこにいた。</p> <p>ランバートはサムにサドノの電話を盗聴するよう命じる。 サムはトリップワイヤーの地雷に遭遇し、それを解除した後、シェットランドが標的として指定したサドノの飛行機に爆弾を仕掛ける。</p> <p>そしてダラ・ダン・ドアの基地でサドノを尾行し、サドノが毎日のアクセスコードを副官に渡すのを傍受する。 サムは"パンドラ・トゥモロー"が不測の事態に備えた計画の合言葉であることを突き止める。</p> <p>脱出ルートで待ち伏せされ、ゲリラに銃を突きつけられるが事前に包囲していたシェットランドの狙撃チームに運良く助けられる。</p> <p>フィッシャーは、通話が傍受された潜水艦が存在する冷戦時代の古い海上ドッキングステーションに潜入する。 メンテナンスと偽って潜水艦を浮上させ、サドノの部下と交戦する。</p> <p> 潜水艦に潜り込んでメインフレームコンピューターにアクセス。ND133の位置を特定しサムが潜水艦からゾディアックで外洋に脱出すると、シャドーネットのチームが召喚され、アメリカに対するサドノの巨大な脅威に終止符を打つべく天然痘ウイルスの無力化作戦に投入される。</p> <p>シャドーネットの努力で全米各地のND133は取り除かれ、「保険証書」が無効にされた後、サドノは自分の残り時間が限られていることを悟った。 サードエシュロンはインドネシアの放送局でサドノの居場所を突き止めた。</p> <p> 過去にグルジアのニコラーゼ元大統領を暗殺した際に国際的な非難が高まった点を考慮し、ホワイトハウスはサドノを殉教者にするのではなく、生け捕りにすることを要求する。</p> <p> サドノを局内のニューススタジオまで追跡したフィッシャーは、サドノが反米運動をさらに強化するために、支持者に向けて発表される政治的プロパガンダ・メッセージを録音しているところを目撃する。 フィッシャーはサドノを捕らえ、無事に撤収することに成功。サードエシュロンは、ノーマン・ソスが最後のND-133を所持し、ロサンゼルス国際空港で天然痘を飛散させるつもりであることを突き止める。</p> <p>ロサンゼルス空港へのテロ未遂で、ソスの動機が純粋に個人的なものであることが明らかになった。 インドネシアでCIAとアメリカの同盟相手が変わったとき、ソスの忠誠は永久に失われた。その片足と一緒に…。政治的都合で自分を裏切り見捨てた国への復讐を実行しようというのだ。</p> <p>急を要する事態であることを知ったサードエシュロンは、急遽フィッシャーを現地に潜入させ、コーエンをサポートにつけた。 彼はランバートからソスの傭兵がLAXの職員を装っていることを知らされる。 ソスの部下はおそらく天然痘ワクチンを接種しており、体温が数度高いことを示唆する。サムは傭兵たちを無力化。 そして、空港で天然痘ウイルスをばら撒く前に、ソス自身を排除するために、動く。</p> <p>時間内に爆弾を安全な距離まで持ち出すことができなかったフィッシャーは清掃員を装い、空港の警備員近くに爆弾を放置する。 ロサンゼルス市警のEOD(爆弾処理班)が迅速に呼ばれ、強化鋼鉄を使用した無人車両で制御された爆発を行い、天然痘パンデミックの脅威をすべて終わらせた。</p> <p> 指導者サドノが捕らえられ、ダラ・ダン・ドアの脅威が低下したため、東ティモールにおける米軍のプレゼンスは後退した。合衆国、ひいては世界の危機を救ったサム・フィッシャーをはじめとするサードエシュロンの面々は、これで暫くぶりの休暇を楽しむことができる。</p>