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チェンジ・ザ・ワールド☆
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花火を見よう

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streetpoint

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 花火を見よう








もう、何回目だろう。

今隣りにいる美奈子に視線を送ると、同じように俺を見上げて美奈子が笑う。

その笑顔につられて俺も自然と笑顔になる。

握った手は柔らかくて、小さくて。

俺の大きくてごわごわした手とは正反対だ。


ドドン


と大きな音が闇夜に響いて、ぱあっと鮮やかな色の花火が浮かび上がった。


「綺麗だね、珪」

「ああ」


花火と観客の騒音で、美奈子の声は大きくなる。

俺は美奈子の声が好きだ。

ずっとずっと聞いていたいと思う。


ドドン


次々と打ち上がる花火に、俺達は見蕩れていた。

初めて一緒に行った花火大会。

俺はあの時美奈子が誘ってくれたことを、今でもすごく感謝している。

他の誰でもない俺を、毎年誘ってくれる美奈子。

高校を卒業してすぐに友達から恋人になり、同じ大学に行って卒業して、そして今も

こうして一緒に花火を見上げて。

時間が止まれば良いと、何度思ったか分からない。

ただ、ずっと美奈子と一緒にこの美しくも儚い花火を見ていたい。

ずっと美奈子と一緒にいたい。

そう思っている。


「珪?」


ふと美奈子の手が俺の目の前に近づく。


「どうした?」

「……ううん。なんかぼーっとしてたから」

「俺がぼーっとしてるのはいつものことだろ?」

「ふふっ。それはお互い様……ってそうじゃなくて、何かちょっと寂しそうだったから」


いつも美奈子は俺のことを気づかってくれる。

天然でどこか抜けてるくせに、意外と勘がいい。

自分のことに関しては天然記念物級に鈍いのだが……

俺は少し笑顔を作って首を振る。


「寂しくなんてない。お前がいるのに」

「やだ、そのセリフ相当きざっぽい」


そう言って照れる美奈子の手を、ぐいと引き寄せた。


「わっ?」


小さな体を俺は包んで、耳元でこう言った。


「美奈子……愛してる」

「ーーーうん、私も」


ドドン


とまた花火があがって、俺は美奈子の体を解放した。

二人で空を見上げる。


「綺麗だね……」

「ああ……」


また来年も、一緒に来たい。

その時は、恋人同士ではなく、新たに踏み出した二人としてーーー








                                END








=あとがき=

お疲れさまでした~いやあ、短いですね。えへ。
久しぶりのときメモ。。なんか書きながら脳内で緑川ボイスに変換されちゃって、自分で書きながら照れてしまいました……(アホ)
葉月の3回目の花火ときめきデートの会話とスチルが好きなんですよね。
なので、葉月で書いてみました。
やっぱりあれっすか? 恋人っていったら花火なんすかね?
彼氏と花火大会に行ったのって、1回だけしか記憶に無い。。
それではまた、See you!




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