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チェンジ・ザ・ワールド☆
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チェンジ・ザ・ワールド☆

act.13(白波瀬)

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streetpoint

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就職難民 黙って俺についてこい!










 私たちから遅れる事2年後、御影山社長も実業家の女性と結婚した。

 今日は政財界のパーティーで、4人とも招待されている。


「やぁ、御影山。今期の新作はどうだい?」

「はっはっは、お前に言う事など何もないな。また情報でも盗まれては堪ったものじゃないからな」

「またそんな昔の事を……」

「水に流せるほどの昔の事か? ん?」


 いつもの事ながら一触即発なムードの2人の間に、私は慌てて体を滑り込ませる。


「ま、まぁまぁ。今日はこういう場ですから」

「ほう、随分と偉そうな口を利くようになったじゃないか」

「おい、美成堂の社員だった時なんてたかだが数か月だろうが。それをいつまでも……」


 陽が今にも黒い部分を出しそうになり、私がオロオロしていると御影山社長の奥さまがさっと2人に近づいた。


「いつまでも子供っぽい事やってないの。綾人、ネクタイ歪んでるわよ、みっともない。こっち向きなさい」

「う、うむ」


 完璧な御影山社長も奥さまには頭が上がらないみたい。美しくて頭も切れる奥さまは御影山社長とお似合いの夫婦だ。

 そんな2人を微笑ましく見ていると、陽が私の耳にそっと口を近づけた。


「ね、ちょっと抜け出しちゃおうか」

「えぇ!?」

「大丈夫大丈夫、ちょっとだけだよ」


 そう言うと陽は私の手を取り、優しく導く。御影山社長はその事に気付いているのに、咎めるような事はしない。


 ――――あの日みたい。


 新作発表会の後、一緒に登った空中庭園。私が告白した場所。

 過去の自分を思い出して思わず赤面しそうになる。


 そんな私の回想を知ってか知らずか、陽は私に向って微笑むと優しい声音で囁いた。




「水那、愛してるよ」






END





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