夏期講習社会
文化史など授業で扱えない部分は校内生は必修とされているが、自習でまかなえるならば、無視して取らない方がよい。
その分、対策がしづらい論述対策の講座を取るべき。
浪人生の世界史の場合、週4時間配当のクラス(東大文系など)では、欧米編とアジア・アフリカ編に分かれている。通常授業で扱うのは、欧米編が前期にギリシア・古代ローマ・中世西欧、後期に近世西欧(露土戦争頃まで←注意!)、アジア編が前期に中国史(古代から清・乾隆帝)、後期にインド史・イスラーム史。ゆえに周辺地域史・近現代史・戦後史は扱われない。
日本文化史は古代・中世が夏期必修、近代・近現代が冬期必修とされているが、とるならば夏に近現代の方も取った方がいい。浪人の場合暗記系は直前になると意外と覚える時間がなかったりする。
特に国立志望の場合は、センター対策等で慌ただしい冬に講義系の授業を受講して消化するのは容易ではないので、受けておきたいと思う講座は夏にとっておくのがよい。
また同じ講座でも講師によって論述系の授業をする講師と私大系の授業をする講師がいるので注意が必要。
- 日本史特講2 社会経済史
- テキスト作成者は福井紳一
- テキストは高卒通期テキストの該当範囲をさらに詳しくした感じ。普段通り書き込みさせるスタイル。初日に、テキストとは別にプリントの束が2つ配られる(福井手書きのものと、そうでないもの。2部とも図が主である)。
- 土地制度史、社会経済史に焦点を絞り、4日間(1~3日目は4,50分程度、4日目は2時間程度の延長があるので注意!!!)徹底的に講義調で進む講座。なお、延長に加え左翼的な雑談(福井本人は雑談と認めていないが)もほとんどなく、政治史の復習をしつつ経済史と絡めたりと、内容はとても濃いものとなる。ただ戦後は時間の制約上ほかの時代と比べて早足で進む。
- この講座で扱った内容は、経済・商・経営系の学部に進んだ場合、大学での専門科目の基礎にもなったという声も卒業生からあるほど中身が濃く、充実している。
- 独習では理解しにくい分野である為、個人的に福井の講義のやり方が嫌でないならば数ある必修講座(文化史など)を無視してでもとったほうがいいと思われる。
- ライブ授業があるのは夏期のみであるので注意。(冬期は映像授業のみとなる。)
最終更新:2018年02月20日 02:14