石川博也
石川博也(いしかわひろや)は駿台予備学校数学科講師.東京大学教養学部基礎科学科卒,同大学院数理科学研究科博士課程単位取得満期退学.専門は複素領域における微分方程式論,数理物理学.
東大進学塾エミールにも出講.
人物
外見は真田広之や金城武に似ている.女子生徒の熱烈なファンも多い.
浪人時代に,一番レベルの高い校舎を聞いたところ
市谷校舎と言われたため入学したが,師は医学部コースとは知らず困惑したという.
野球が好きらしい.授業では度々野球の話題を絡めながら解説する.
授業の最後には,質問があれば来て下さいと必ず言い,丁寧な対応から質問待ちの長蛇の列が出来ることもしばしばである.
駿台勤務2年目にしてお茶ノ水京大コースに出講,翌3年目の市谷校舎出講は異例のスピード昇進であった.また,
小林隆章・
雲幸一郎・
森茂樹などと共にお茶ノ水新設の東大理系演習コースにも抜擢されており,若手ながらも既に一流講師である.
授業
授業は問題に関する考え方を説明することに重点を置き,学生の理解度を確かめながら進める.同じコースであっても上位クラスと下位クラスでは授業で扱う解法を変えているとの事.板書だけでなく口頭で重要なことを繰り返し説明するので,メモを取るとよい.
時々生徒を指名し答えさせることがある.しかし事前に丁寧な解説のもと,答えられて当然,ということを聞くのでそんなに心配することはない.ただしろくに考えず「わかりません」と即答して逃げようとすると激怒する.当然逃げようとするほうが悪い.
解法は基礎に忠実である.師にとっての基礎とは一部大学の範囲も含むことがあるが,それらに関しては丁寧な解説がある.これらを身に付けられれば、大学での学習が大いに捗るという卒業生の声もある.しかし,高度ゆえ試験中に容易に扱えるような代物でないこともしばしば.
行列をこよなく愛し,その問題の解説には熱が篭る.2009年度スーパー医系数学研究では,大学範囲の技術を解説し,一題の行列の問題に2時間半使った.また2013年度のXS§4の確率漸化式や整数問題などでも行列を絡ませて解説した.
多くの受験生が選択していないであろう解法を意図的に選択する傾向がある.良くも悪くもぶっ飛んでいるようなものが多い.
彼の真価は全分野を扱う研究系の教材に現れる。キレッキレの解答をスピード感あふれる板書にのせ「ボクにはこの問題はこう見えるんですけどねえ」とか言う。開いた学生の口を眺めるのが趣味。
一年間受けるともれなく石川信者が出来上がる。信者判別のしかたは、不等号の書き方である。
授業は丁寧なはずなのだが、なぜか時間が余る.余った時間は演習や発展事項などで有効活用してくれる.
授業中に寝ると教室から摘み出される(勿論寝る方が悪い.師も初回授業時で寝るなと注意している).どんな席であろうと寝ている人間を瞬時に見抜く.また,学生への愛情故に,態度の悪いものには大変厳しい.
重要な点はしっかりと解説してくれる上,所々でセンスの良い冗談を飛ばすなどユーモアもあり,通常授業を受ける生徒からの人気はとても高い.
通期授業ではテキストを早く終わらせ,余った時間で生徒のリクエストにこたえて様々な数学的に意義のある話をしてくださる.(本人曰く「余裕がなければ出なくてもいいです.受かるほうがあなた方にとって大事なことですから」)とのこと.ただし,コースやクラスのレベルによって進める速さが違うためテキストだけで終わるクラスも存在する.
講習で時間が余ると,先の問題のコメントをしたり,戻って別解や背景の解説をする.
冬期講習満点へのセンター数学IAIIBにて,1次変換を使って数題解き,生徒の度肝を抜く.それを使って解けば異常に早く解けることは言うまでもない.
講習会では主にお茶ノ水校,市谷校舎,横浜校,津田沼校に出講し,主に以下を持つ.
「これ分かりますか?本当に分かってるんですかね」が口癖で、その後に注釈をつけて詳しく説明して下さることもある
- スーパー数学ⅠAIIB
- スーパー/スーパーα数学IIIC
- 東大理系数学
- 医系数学
- 京大理系数学
最終更新:2016年05月21日 12:16