【戦争前夜? ドタバタと・・・】
作:ゲドー(PL:外道)
***********************
ここは西国猫士歩兵配給センター
「戦争が起きるんやて」
真道犀雅が固いパンを千切りながらそう呟く。
「そうか。あまり戦争は好きではないんだがな。」
白河輝はそう言い、かったいパンを噛み千切る。
「部署変えたらどうや?」
「どこにいても戦いはある。ならオレはその前線に身を置くさ。
で、どこの国が相手なんだ?」
「それがなあ・・・って磐上!こっちやこっち!」
あ、ゴメン。と言い磐上は席に着く。
「方向音痴を通り越しとるな、お前は。戦場でも、そないやったらすぐに死ぬで」
そうならないよう勤めるよ。と磐上は言った。
「ああ、今度の敵はな・・・・」
「戦争が起きるんやて」
真道犀雅が固いパンを千切りながらそう呟く。
「そうか。あまり戦争は好きではないんだがな。」
白河輝はそう言い、かったいパンを噛み千切る。
「部署変えたらどうや?」
「どこにいても戦いはある。ならオレはその前線に身を置くさ。
で、どこの国が相手なんだ?」
「それがなあ・・・って磐上!こっちやこっち!」
あ、ゴメン。と言い磐上は席に着く。
「方向音痴を通り越しとるな、お前は。戦場でも、そないやったらすぐに死ぬで」
そうならないよう勤めるよ。と磐上は言った。
「ああ、今度の敵はな・・・・」
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「要塞艦?」
「そう。要塞艦」
ゲドーはしばし悩んだあとこう言う。
「なんだそりゃ?」
ここは吏族の作業場。ゲドーは書類整理作業の手を止めて双海環の言葉に耳を傾けた。
「英語で言うとa fortress warship?」
「なるほど。それは強そうだなあ」
パラパラと藩国収益表を手に取る。
「被害総額。各藩国で燃料10万トン、資金は10億にゃんにゃん・・・てところか?」
ウチ(芥辺境藩国)、潰れるんじゃないか?一抹の不安がゲドーの心を通り過ぎる。
「大丈夫だよ。みんなが力を合わせれば何とかなるなる!」
双海環の笑顔を見て、いい加減なことをいうなあと思いつつも。ゲドーはその笑顔に励まされる。
「そうだな。やれることはするべきだな。そう言えば天領から仕事がいくつか出ていたな。それをやるか・・・」
「うん。頑張ろ~う」
「歩露さん呼ばないとな・・・」
「そう。要塞艦」
ゲドーはしばし悩んだあとこう言う。
「なんだそりゃ?」
ここは吏族の作業場。ゲドーは書類整理作業の手を止めて双海環の言葉に耳を傾けた。
「英語で言うとa fortress warship?」
「なるほど。それは強そうだなあ」
パラパラと藩国収益表を手に取る。
「被害総額。各藩国で燃料10万トン、資金は10億にゃんにゃん・・・てところか?」
ウチ(芥辺境藩国)、潰れるんじゃないか?一抹の不安がゲドーの心を通り過ぎる。
「大丈夫だよ。みんなが力を合わせれば何とかなるなる!」
双海環の笑顔を見て、いい加減なことをいうなあと思いつつも。ゲドーはその笑顔に励まされる。
「そうだな。やれることはするべきだな。そう言えば天領から仕事がいくつか出ていたな。それをやるか・・・」
「うん。頑張ろ~う」
「歩露さん呼ばないとな・・・」
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「描きあがりました!!どうしたらいいですか?」
新任技士の松林ぼたんは聞く。
「よし、森村さんちにアップしておいてくれ!」
那限逢真は手を休めずにそう言う。
「わかりました」
ここは技族詰め所。みんなデザインコンペ締め切り前に目がぐるぐるしている。
新任技士の松林ぼたんは聞く。
「よし、森村さんちにアップしておいてくれ!」
那限逢真は手を休めずにそう言う。
「わかりました」
ここは技族詰め所。みんなデザインコンペ締め切り前に目がぐるぐるしている。
そこここで「出来た!」とか「うひートレス失敗じゃん!」とか悲鳴が上がっている
「次のイグドラシルのデザインはどうしますか?」
大車座が那限逢真にそう聞く。
「そっちまで手が回らないから、とりあえずは新型コンペの方を進めてくれ」
「分かりました・・・」
那限逢真はちらりと時計を見る。時はこくこくと迫っている。
「オーマさん」
ゲラゲラと笑いながら辻斬燕丸が声をかける。
「どうしました?」
「大車座が消えましたよ?」
振り向けば確かにいない。ゲラゲラと燕丸は笑う。
「あれ?さっきまでいたはずなのに・・・」
霧原 涼(少年)はキョロキョロと辺りを見回す。
「なんだって!?よし。お供え物を用意しろ」
「御供え物って・・・なんです?」
涼少年はキョトンとした顔で聞き返す。
「任せる」
那限逢真。世に言うムチャ振りと言うものである。
「ええ~!?」
「次のイグドラシルのデザインはどうしますか?」
大車座が那限逢真にそう聞く。
「そっちまで手が回らないから、とりあえずは新型コンペの方を進めてくれ」
「分かりました・・・」
那限逢真はちらりと時計を見る。時はこくこくと迫っている。
「オーマさん」
ゲラゲラと笑いながら辻斬燕丸が声をかける。
「どうしました?」
「大車座が消えましたよ?」
振り向けば確かにいない。ゲラゲラと燕丸は笑う。
「あれ?さっきまでいたはずなのに・・・」
霧原 涼(少年)はキョロキョロと辺りを見回す。
「なんだって!?よし。お供え物を用意しろ」
「御供え物って・・・なんです?」
涼少年はキョトンとした顔で聞き返す。
「任せる」
那限逢真。世に言うムチャ振りと言うものである。
「ええ~!?」
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「いやあ、間に合った」
大車座は急ぎ足で飛行場に走っていたのだ。
「遅かったじゃないか」
ここは飛行場。パイロットスーツに着替えた歩露が待っていた。
「今日は新型I=Dの講習会が開かれるんだ。遅れちゃいけないだろ」
「ごめんごめん」
ピピピと歩露のケータイが鳴る。
「あ、ゲドーじゃないか?どうした・・・・なに文族の出番か。わかった。この仕事に藩国の未来がかかってるのか。すぐ行く」
歩露は大車座の肩をぽんと叩く。
「と言うわけだ。オレはこれから文士の仕事にかかる。講習のほうはお前に任せたぞ」
「え?ちょっと待ってくれ・・・」
大車座の言葉を聞かず、足をぐるぐるにして粉塵を巻き上げ消えていった。
ピピピと大車座の脳内が電波をキャッチする。
「あ、くそ。お供え物がしてある。行かなきゃ!!」
大車座は自分の本能(設定)に逆らう事が出来ず、涙を流しながら足をぐるぐるにして技族詰め所へと駆けて行った。
「ちくしょー!」
大車座は急ぎ足で飛行場に走っていたのだ。
「遅かったじゃないか」
ここは飛行場。パイロットスーツに着替えた歩露が待っていた。
「今日は新型I=Dの講習会が開かれるんだ。遅れちゃいけないだろ」
「ごめんごめん」
ピピピと歩露のケータイが鳴る。
「あ、ゲドーじゃないか?どうした・・・・なに文族の出番か。わかった。この仕事に藩国の未来がかかってるのか。すぐ行く」
歩露は大車座の肩をぽんと叩く。
「と言うわけだ。オレはこれから文士の仕事にかかる。講習のほうはお前に任せたぞ」
「え?ちょっと待ってくれ・・・」
大車座の言葉を聞かず、足をぐるぐるにして粉塵を巻き上げ消えていった。
ピピピと大車座の脳内が電波をキャッチする。
「あ、くそ。お供え物がしてある。行かなきゃ!!」
大車座は自分の本能(設定)に逆らう事が出来ず、涙を流しながら足をぐるぐるにして技族詰め所へと駆けて行った。
「ちくしょー!」