放送(第三回)
シ゛ャカシ゛ャカシ゛ャンシ゛ャン!シ゛ャシ゛ャン!
ゲーム開始から30時間。3度目の軽快な音が鳴り響く。
しかし、曲調とは裏腹に、それは死者の葬列を告げる呪われた音。
そして…すべてが主催者の思う通り殺し合いが進んでいることを示す音。
「30時間という一区切りの第三回放送だ。皆ゲームの進め方を理解してくれたのだろう、 快適に進んでいるよ。
これからも殺し合いを満足するまで楽しんでくれ。
まずは死者から発表しよう。
…アムロ・レイ
…イッシー・ハッター
…イングラム・プリスケン
…ウルベ・イシカワ
…キラ・ヤマト
…ギレン・ザビ
…相良宗介
…ゼオラ・シュバイツァー
…流竜馬
…ハヤミブンタ
…プレシア・ゼノサキス
…ラトゥーニ・スゥボータ
…リオ・メイロン
「以上13名だ。まぁ、1名死亡といえぬものも混じっているが……
人数は減っているのもかかわらず、実に順調な結果だ。このままペ―スを落とさず頑張ってくれ。
禁止エリアはB-5とG-2だ。皆もつまらない死に方はしたくないだろう?よく覚えて殺し合いをしてくれ。
「ああ、諸君の中にも気付いた者もいるだろうが、嘆かわしい事に私に対して反抗を企てた者がいたよ。
無論、私にかすり傷一つ負わせることは出来ないまま、先ほどのリストに名を連ねる事になったがね。
実に無様な死に様だったよ。
どうやら彼にはコメディ俳優の才能があったようだが、あいにく私の計画に間抜けなピエロは不要でね。
何ならここで彼の演じた喜劇を面白おかしく語ってやってもいいのだが……諸君も時間は惜しかろうから、この辺にしておこう」
「改めて言っておくが、私が求めているのは愚かなピエロでは無く優秀な戦士だ。ゆめゆめ忘れる事の無いように、な。
……それでは、残った30名の諸君、
バトルロワイアルの再開だ。張り切って殺し合いを楽しんでくれたまえ」
【二日目 18:00】
最終更新:2008年06月02日 03:19