レッツゴー! アクエリオン! ◆0ZaALZil.A
「燃える! 燃えるぜえええ!」
男のけたたましい叫びが操縦席にて響く。
赤を基調とし、肩にビーム砲を携え、太陽の名を背負う機体。
森林をかき分け突き進む彼の
支給機体は――機械天使ソーラーアクエリオン。
殺し合いの説明がなされている間に、彼の心は決まっていた。
命を奪われる恐怖におびえ、人目のつかぬ所に引きこもる?
煽られたまま、闘争にその身を委ねる?
否! 断じて否!
「待っていろ、ヴィンデル・マウザー! お前はこの俺が、いや――
ダイゴウジ・ガイ様と! ゲキ・ガンガー3が! 正義の名のもとに許さねえ!」
目の前の惨劇に心を痛め、反旗を翻す。
彼の心は――魂の在処はその正義が決めている。
……まあ、お前本名ヤマダ・ジロウだろとか、機体名間違ってるだろとか、そんな突っ込みは受け入れない。
彼の魂がそう決めたんだから、きっとそうなのである。たぶん。
何より、ガイは自分に支給された機体に絶対の自信を持っていた。
確かに、飛行可能というのは地形に影響されないという点でアドバンテージと言える。
だが、どうにも武装が物足りないと言わざるを得ない。
まともな武装がビーム砲二つのみ。
ガイが得意とする――単に好みの問題かもしれないが――格闘戦がメインとなるだろうが、客観的に見て不安が残る。
では、彼の自信の根拠はどこにあるか?
「そうと決まれば、まずは仲間だ! 三人揃わなければ、ゲキ・ガンガーは真の力を発揮しない!」
アクエリオンと、彼の盲信するゲキ・ガンガー3の決定的共通項――
三機合体の複座機。
三変形システム。
そして、3者揃うことではじめて使用可能な『ゲキガンフレア』、そして『エレメントシステム』。
奇しくも、両機酷似していた。
これほどガイにとって、心強いことがあろうか。
もっとも、エレメントシステムについてはマニュアルを読んだものの、『とりあえず三人揃えば使えるもの』としか
理解していないのだが。
「レッツゴー! ゲキ・ガンガー3!」
慣れない機体で、詳しい操縦法を知らなかろうと。
主催者へ至る道が見えずとも。
困難な運命が待ち受けていようとも。
――彼の魂の在処は、その正義が決めている。
【ヤマダ・ジロウ 搭乗機体:ソーラーアクエリオン(創聖のアクエリオン)
現在位置: D-2
現在時刻:6:10
第一行動方針:仲間になってくれる参加者を探す。
最終行動方針:打倒ヴィンデル!
備考1:アクエリオンをゲキ・ガンガー3と名付けた。
備考2:エレメントシステムについての説明はちゃんと目を通していない】
最終更新:2010年02月21日 17:13