◆共生新党(15万票弱)なぞ足元にも及ばない集票力
参院選で異彩を放った候補者といえば、女性党の12人の面々である。彼女たちがマイクで支援を呼びかけたり、ビラを配る相手は女性だけ。そんな偏屈な比例選を戦いながら、全投票数の1%超にあたる70万票弱を獲得した。しかも候補者は全員、ある化粧品会社のセールスレディばかりだというから奇妙な話なのだ。女性党の候補者たちが選挙に掲げたマニフェストの内容が、実に“画期的”。「子供が幼稚園に入ったら政府から毎月5万円の補助金を与えるというもの。しかも小学生になったらさらに5万円を加算し、中学生になればまたまた5万円を加算するから、合計15万円もの補助金をもらえますよというものです」(某新聞社社会部デスク)。国民の税金を使って商品券をばら撒いた
公明党も顔負けの大盤振る舞い案だ。立候補した12人も代表の篠原芙早子氏(63)を筆頭に50代が8人などと分別盛りの女性ばかりである。「しかもこの女性党は3年前の参院選にも参戦して99万票を獲得。あと数万票を上乗せすれば、1人を国会に送り出す寸前までいっていたのです」(同)。