順序公理

Px上の≻は弱順序である。

ただし、Pxは決定問題における結果の集合X上の凸集合で、選択肢の集合であり、
選好関係≻が弱順序であるとは、
すべてのp,q∈Pxについて、
(1)非対称性 p≻q⇒not(q≻p)
(2)負推移性 not(p≻q)∧not(q≻r)⇒not(p≻r)
が成立することである。

また、このことは、弱順序関係≳について、
(1)比較可能性 ∀p,q∈Px, p≳q∨q≳p
(2)推移性 p≳q∧q≳r⇒p≳r
が成り立つことと等価である。

独立性公理連続性公理とともに、
フォン・ノイマンとモルゲンシュテルンの期待効用理論が成立する必要十分条件として、
ジェンセン(1967)が提唱した公理系の一つである。
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  • ジェンセンの公理系
最終更新:2012年06月06日 22:25
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