装備変更をする重要性
装備変更は、対戦前に自コダマを強化できる最後のチャンスである。装備変更のコツは、試合の流れを脳内でシミュレートして、必要な装備を見極めることである。装備変更をするかしないかによって、勝率はだいぶ変わると思われる(少なくとも、上位プレイヤーで装備変更をしないプレイヤーはほとんど居ない)。
基本装備
アタッカー(等倍2確以下のコダマ)
アタッカーの主な役割は、自分が倒されるまでの間に、出来るだけ多くのダメージを相手に与えることである。そのため、ダメージup/被ダメdown/速度upが「三種の神器」となる。アタッカーPTを運用するのであれば、これら3つの装備があれば十分であることが多い。
- ダメージup装備には相手の確定数を減らす効果がある。
- 被ダメdown装備には自分の確定数を増やす効果がある。
- 速度up装備は同速付近のコダマを上から殴るために欠かせない。ただし、先制攻撃のない低速アタッカーに限っては、速度up装備よりもてゐカードを付けた方が良い。
代表的な装備は以下の通り。なお、後述するサポート装備を用いたほうが有力な場合もある。
|
ダメージup |
被ダメdown |
速度up |
| 高速アタッカー |
陰陽玉 |
ぬえ/神子 |
時渡り |
| 低速アタッカー |
陰陽玉 |
ぬえ |
てゐ |
ディフェンサー(等倍3確以上のコダマ)
ディフェンサーの主な役割は、受け出しから出来るだけ長く居座って、相手に嫌がらせをすることである。そのため、HP・VP回復/被ダメdown/その他サポートが「三種の神器」となる。
- HP・VP回復装備は、自分の確定数を増やす効果がある。
- 被ダメdown装備は、ぬえカードよりも天子/鈴仙/聖のほうが、役割に適っている。
- その他サポート装備は、相手コダマや自コダマの特性に応じて様々なバリエーションが考えられる。
代表的な装備は以下の通り。
| HP・VP回復 |
被ダメdown |
サポート |
| 酒虫/セラフィム/ユウカ |
天子/鈴仙/聖 |
諏訪子/永琳/サリエル/エリス/呪い子/魅魔/ 魔理沙/豊姫/マガン/神玉/ちゆり/青娥/ 燐/さとり/霖之助 |
装備ごとの特徴について
ダメージup装備
陰陽玉
このカテゴリー内では最良と思われる装備である。アタッカーPTの場合は、出来れば陰陽玉を2個以上所持しておきたい。
単属性ダメ25%up装備
同じ属性の攻撃を連打するときに有力。強力な一致先制攻撃をもつコダマ(S妖夢など)向きの装備。
フランドールカード
VP回復が見込めるコダマ(N明羅・燐系統など)向きの装備。また、高VP消費の大技持ちのコダマ(Sマミゾウなど)に装備させるのも有力。
身代わり人形
反動があるスペル持ちのコダマ(Nコンガラなど)向きの装備。
被ダメdown装備
ぬえカード
アタッカー御用達の装備である。デメリットとして、ナイヘ/時間差攻撃/回避値200といった「ぬえカードはがし」には無力である。これらの攻撃と対面するのであれば、天子/鈴仙/聖カードなどを装備した方がましである。
神子カード
アタッカーの中でも重複弱点持ち(S夢月など)向きの装備である。デメリットとして、ワイヤー/ミスルト/継続ダメージには無力である。これらの攻撃と対面するのであれば、ぬえカードなどを装備した方がましである。
天子/鈴仙/聖カード
ディフェンサー御用達の装備。対面する相手コダマが物理型なら天子カード、特殊型なら鈴仙カード、両刀なら聖カードを装備させるのが良い。
速度up装備
時渡りの羽根
高速アタッカー御用達の装備である。たとえば速度80+S64振りのコダマに時渡りの羽根を装備させると、速度105+S64振り相当になる。
てゐカード
低速アタッカー(勇儀系統など)向きの装備である。また、25%先制攻撃スキル持ちに装備させると、先制攻撃確率は50%になる。(※厳密に言うとてゐカードは速度up装備ではないが、速度up装備と似た役割のため、ここに分類する。)
HP・VP回復装備
酒虫の雫/セラフィムリング
ディフェンサーの中でも、回避スペルなどを駆使して長く居座ることが出来るコダマ(Dアリス・HリリーWなど)向きの装備。
ユウカカード
ディフェンサーの中でも、ナイヘや吸収スペルにより安定したダメージを出せるコダマ(Dエレン・D早苗など)向きの装備。
サポート装備
以下のサポート装備は、アタッカー/ディフェンサーのどちらに装備させるのも有力である。
諏訪子カード
ディフェンサーに装備させる場合、酒虫の雫と同様の効果がある。また、VP消費が重いアタッカー(Tさとりなど)に装備させるのも有力である。
永琳カード/サリエルカード
状態異常を多用する相手に対して有力な装備。装備しているコダマが控え状態でも効果は発揮される。うまくいけば、相手が状態異常を撒いた1ターンを無駄にすることが出来る。
エリスカード
アタッカーの中でも、能力上昇に特化したコダマ(聖系統・S神子など)向きの装備。上昇した能力により、その後のプレイングががらりと変化することがある。呪い子カードと比較すると、自分が居座ることを目的とした装備である。
呪い子カード
ディフェンサーに装備させる場合、自分と相手がお互いに止まる状況で特に効果を発揮する。回避スペルなどを駆使して長く居座ることが出来るが殴るのは得意ではないコダマ(Dアリスなど)向きの装備。エリスカードと比較すると、相手に交代を強要する装備である。
魅魔カード
VP削りに特化したコダマ(村紗系統・幽々子系統など)向きの装備。また、自分と相手がお互いに止まる状況でも効果を発揮する。長く居座ることが出来て殴るのがそれなりに得意なコダマ(
Dナズーリンなど)向きの装備。
魔理沙カード/豊姫カード
相手が装備やスキルに頼った戦いを仕掛けそうなときに有力な装備。
マガンカード
鋼以外の相手に負荷をかけたいときに有力な装備。他にも、乱数しだいでは神子カード潰しも出来る。
神玉カード/ちゆりカード
相手が怯みや急所に頼った戦いを仕掛けそうなときに有力な装備。装備しているコダマが控え状態でも効果は発揮される。
青娥カード
相手が障壁に頼った戦いを仕掛けそうなときに有力な装備。うまく動けば、相手が障壁を撒いた1ターンを無駄にすることが出来る。
燐カード/さとりカード
命中率100%未満のスペル(催眠など)を多用する場合に有力な装備。さとりカードの場合は、命中率がやや劣るものの回避率が上昇する。
霖之助カード
状態異常付与スペルがメインのコダマ(華扇系統・れっくうざなど)向きの装備。
その他の装備
上に挙げた装備以外にも、いわゆる「運ゲー装備」が存在する。具体的には、妹紅/にとり/里香/幻月/エレン/夢月/マイカードである。これに てゐ/マガンカードが含まれることもある。
運ゲー装備が忌み嫌われる理由は二つある。
一つ目の理由は、運ゲー装備よりもずっと有力な選択肢があることである。レンタル対戦や琴月杯では、新規ユーザーでも全ての装備を使うことが出来る。そのため、あえて運ゲー装備をする理由が全くないのである。
二つ目の理由は、対戦相手に「装備で」「一方的に」運ゲーを強要する点にある。運ゲー装備を大相撲で例えるなら、猫だましや蹴手繰りである。勝敗がどうであれ、対戦相手や観衆をがっかりさせることは間違いないし、例え勝てたとしても、周囲の人は運ゲー装備プレイヤーが強いとは認めてくれないだろう。なお、コダマの中には「スペルで」運ゲーをせざるを得ないものもいるが、それは設計上そうなっているためであり、運ゲー装備とは意味合いが異なる。
運ゲー装備をする人は、以上の点をまず理解していただきたい。その上で、運ゲー装備を止めるのか、「玉神楽は運ゲーだ」とヒール役として開き直るのか、運ゲー装備が他の装備よりも有力であることを立証しようと試みるのかは自由である。
最終更新:2014年06月15日 23:31