主スイート

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朦朧とした意識の中俺は目を覚ました
あたりはすでに真っ暗だった
ふわりとただよるシャンプーのにおいを求めて顔を横に向けると俺の横で
俺を腕枕して寝ている雲雀さんの姿があった
(雲雀さんの髪の毛ってさらさらだな・・・まつげも・・・長い・・・・)
そんなことを思い髪の毛をサラリと触ってみれば長いまつげを動かして目を覚ます雲雀さん
「あ、ごめんなさい・・・起こしちゃいました・・・・?」
「いいよ。ちょっとまってて、おかゆ温めなおしてくるから・・・」
そういうと起き上がろうとした雲雀さんを何故か俺は腕をつかんで引き止めてしまった・・・
「何?」
「え・・・いえ・・・その、このまま・・・・」
語尾をかすれさせながら答えれば雲雀はもう一度ベッドに横たわると俺の髪をなでてくれる
「お腹すいてないかい?」
コクリと首を立てに振ればクスリと笑う雲雀さんの微笑が目に入ってくる
雲雀さんの腕が腰に当てられてグイッと引き寄せられる
俺はそれに答えようと雲雀さんの黒いパジャマをギュットつかんで胸板に顔を埋めた
すると脳裏に今日百蘭にされたことが浮かんできた
目頭が不意に熱くなり涙が浮かんでくる瞬きをすればぽたりと涙が零れ落ちて雲雀さんの黒いパジャマを濡らした
それに気づいたのか雲雀さんは黙って俺の頭をなでてくれた
涙を我慢しようとパジャマをにぎる指に力を入れるも
目の端からは意識と反してぽろぽろと零れる
「・・・っ・・・・」
「大丈夫だから・・・僕がいるんだから・・・」
そういわれていっそう涙が溢れてどうしようも出来なくなって
顔を上げると眉間にしわを寄せて悲しそうな顔で見る雲雀さんの目とぶつかった
視線をずらすことが出来ずにそのままでいると顔がだんだん近づいてきて唇が重なりあう
俺はただそのキスに不安を抱いて受け入れているだけたっだ
もし、またあいつが来たらどうしようか・・・
俺の体は意思とは反してあいつの手に感じてしまっていた
雲雀さんが俺の愛するただ一人の男性なのに・・・
それなのに他の男の手に、指に感じていたなんて・・・
次、またこのような状態に面したら雲雀さんが自分から離れていってしまうかもしれない
雲雀さん・・・俺が愛するのはあなただけなのです・・・
だからどうか俺から離れていかないでください
ただ心の中でそうつぶやいて俺はもう一度深い眠りの中へと落ちていったんだ

 

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