俺の心臓が破裂しそうだ・・・・
もう何も考えられない
頭の中も真っ白で・・・・
俺にはもう行くところも 何も無い・・・
手の平から全てがすり抜けて行く気がした
・・・・違う・・・・・すり抜けていってしまったんだ・・・・
朝起きた俺は朦朧とした意識の中隣にいつもあるはずの温もりを手探りに探っていた
でもいくら探しても居ないから体を起こして目をこすりベッドを見回す
やはり探している相手は居なくてもう起きたのかと思い下への階段を下りていく
リビングへ行けばそこには探していた相手が居て声をかけようとしたときにもう一人人が居ることに気づいた
「あ、井坂さんだ」
俺に気づいた井坂さんが挨拶をしてくれた
でもその空気がものすごく重く感じて・・・・
それにウサギさんは俺に挨拶をしてくれない・・・・
挨拶をした井坂さんもウサギさんもどこか浮かない顔をしていて・・・
冷蔵庫の中から牛乳を取ってコップに入れて飲みながら何かあったのかと考えていた
飲み終わってコップを洗っていたとき井坂さんが口を開いた
でもいくら探しても居ないから体を起こして目をこすりベッドを見回す
やはり探している相手は居なくてもう起きたのかと思い下への階段を下りていく
リビングへ行けばそこには探していた相手が居て声をかけようとしたときにもう一人人が居ることに気づいた
「あ、井坂さんだ」
俺に気づいた井坂さんが挨拶をしてくれた
でもその空気がものすごく重く感じて・・・・
それにウサギさんは俺に挨拶をしてくれない・・・・
挨拶をした井坂さんもウサギさんもどこか浮かない顔をしていて・・・
冷蔵庫の中から牛乳を取ってコップに入れて飲みながら何かあったのかと考えていた
飲み終わってコップを洗っていたとき井坂さんが口を開いた
「チビたん・・・・」
「んー?」
曖昧な返事をしながらコップを拭いていたときに聞こえてきた単語の意味が分からなかった
「秋彦・・・・俺もらうわ」
「え?それはどうゆう意味?」
そう問えば井坂さんがウサギさんの前へ行き腕を引くと腰に手を回して頬にキスをする
その行動を俺は唖然として見ていた
「美咲・・・・こうゆう意味だ・・・・だから、もう俺はお前を愛せない」
「そうゆうこと・・・・」
「んー?」
曖昧な返事をしながらコップを拭いていたときに聞こえてきた単語の意味が分からなかった
「秋彦・・・・俺もらうわ」
「え?それはどうゆう意味?」
そう問えば井坂さんがウサギさんの前へ行き腕を引くと腰に手を回して頬にキスをする
その行動を俺は唖然として見ていた
「美咲・・・・こうゆう意味だ・・・・だから、もう俺はお前を愛せない」
「そうゆうこと・・・・」
パリン
足元にガラスのコップが落ちて割れる
「あ、・・・・ご、ごめんなさい・・・割れちゃった・・・・ははっ・・・・二人が変な冗談を言うから・・・」
俺はしゃがんでガラスを一枚一枚手の平に拾い上げる
そのとき・・・・二人が台所に来て俺の目の前でとまる
表情がにやりとしていた
表情がにやりとしていた
俺・・・・馬鹿にされてるんだ・・・・
そう・・・心の中で呟いていたら
思わずバランスを崩して姿勢を保とうと手を地面についた時に
思い切りガラスの上に手をついてしまい手にガラスがいくつも突き刺さる
思わずバランスを崩して姿勢を保とうと手を地面についた時に
思い切りガラスの上に手をついてしまい手にガラスがいくつも突き刺さる
「っ・・・・」
手から伝わるジンジンとした痛み・・・
心から響くズキズキとした痛み・・・
心から響くズキズキとした痛み・・・
二つの痛みが同時に走ってくる
するとウサギさんが俺の方に俺の名前を口にしながらすんごく心配した顔で近寄ってくる
「美咲!!大丈夫か!!??手を見せてみろ」
俺の手首をつかむ
バシン
「触らないで!!」
「何なの!!??今さら何なの!?ウサギさんは井坂さんの心配でもしてればいいじゃないか!!」
「美・・・」
「五月蝿い!!俺の名前をその声で呼ぶなよ!!ウサギさんは井坂さんとラブラブでもなんでもしてればいいじゃんか!」
「美咲!違うんだ!!」
「何が違うんだよ!!」
「チビたんだから・・・・」
「五月蝿い五月蝿い五月蝿い!!」
「美・・・」
「五月蝿い!!俺の名前をその声で呼ぶなよ!!ウサギさんは井坂さんとラブラブでもなんでもしてればいいじゃんか!」
「美咲!違うんだ!!」
「何が違うんだよ!!」
「チビたんだから・・・・」
「五月蝿い五月蝿い五月蝿い!!」
もう何も信じられなくなってその場から立ち去って玄関の扉を勢いよく開けてエレベーターに乗り込む
後ろから追いかけてくる二人を無視してエレベータの扉を閉める
後ろから追いかけてくる二人を無視してエレベータの扉を閉める
体がよろめいてエレベーターの隅に体を寄せる
体の力が抜けてずるずると下がっていく
体の力が抜けてずるずると下がっていく
「っ・・・・ぅ・・・・・」
いくつもの涙がこぼれて服に落ちていく
涙でぬれた箇所が色濃いしみを作っていった
いくつもの涙がこぼれて服に落ちていく
涙でぬれた箇所が色濃いしみを作っていった
一階に着くとエレベーターからよろよろと降りて外へ出る
どんよりとした俺の心とは裏腹に空は雲一つと無い青空
俺はとぼとぼと一人何処に行くでもなくただただ歩き続けた
ポケットの中の電話がなるけど聞こえない・・・・
町の人に声も俺の耳には入ってこない・・・・
俺はとぼとぼと一人何処に行くでもなくただただ歩き続けた
ポケットの中の電話がなるけど聞こえない・・・・
町の人に声も俺の耳には入ってこない・・・・
考えられることはウサギさんと井坂さんが仲良く手をつないで
どこか遠いところへ言ってしまう姿だけ・・・・
どこか遠いところへ言ってしまう姿だけ・・・・
『もうお前なんか好きじゃない・・・俺は井坂が好きなんだ』
『悪いねチビたん。もう秋彦に近づかないでくれる?』
『悪いねチビたん。もう秋彦に近づかないでくれる?』
そんなことばかり頭の中をよぎる
もう何も考えられない・・・・
もう戻るところも無い・・・・
もう戻るところも無い・・・・
なんでもポケットの中でなる電話
太ももにあたる振動
ポケットから取り出して開くと
ウサギさんや井坂さんや相川さん・・・・いろんな人からの電話が沢山あった
太ももにあたる振動
ポケットから取り出して開くと
ウサギさんや井坂さんや相川さん・・・・いろんな人からの電話が沢山あった
きっと俺に追い討ちをかけるために電話してきているんだろう・・・・
もうこんな電話なんて要らない・・・・
もうこんな電話なんて要らない・・・・
ウサギさんとつながっているものすべてもういらない・・・・
そう思って持っている携帯を地面に叩きつける
その反動で画面にヒビが入る
もうウサギさんとのつながりなんていらない・・・・・
その反動で画面にヒビが入る
もうウサギさんとのつながりなんていらない・・・・・
気づいたら俺は知らないところに来ていた
空も茜色になっていて辺りは次第に暗くなっていく
空も茜色になっていて辺りは次第に暗くなっていく
街頭が付いてビルも高校ときらびやかに光っている
それに負けないように空一面に広がる星も光り輝いていた
それに負けないように空一面に広がる星も光り輝いていた
俺はそっと路地の方に入っていき壁に背中を当てると地面に座り込んだ
外の風は冷たくて容赦なく俺の体温を奪っていく
外の風は冷たくて容赦なく俺の体温を奪っていく
膝を抱えて膝に頭を埋める
もう涙も枯れて流れない
