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俺の帰る世界2

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tamaki_king

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「渋谷・・・・」
いつの間に居たのか村田が有利の目の前に立っていた
「ウェラー卿に迷惑掛けちゃ駄目じゃないか」
「だって・・・・・」
涙を拭いながら上を向く
「どうせまた一緒に地球に来て欲しいなんていったんでしょう?」
「うん」
「ウェラー卿だって今地球に一緒にいってしまったらこっちの世界に戻れないのは一緒なんだよ?」
「分かってるもん・・・・」
一度はとまったはずの涙がこらえてもまた溢れ出して来る
すると村田は有利の顎をつかんで自分の顔を近づける
「ほら渋谷・・・そんなかわいい顔をしてたら襲っちゃうよ?」
「なぁ・・・・?」

クスクス

「冗談だよ」
「なぁ・・・・ぁ・・・・////」
「こんなことしたらウェラー卿に殺されかねないからね。それに涙止まったでしょう?」
「え・・・・」
ほを触ると先ほどまでぼろぼろと流れ落ちていたはずの涙が止まっていた
「そろそろご飯の時間だろう?皆集まっているから早く行くよ」

そういって村田はすたすたと歩き始める
有利は遅れまいと後を小走りで追いかける

大きな扉を開いて大広間に出るとそこにはみんながテーブルを囲んでいて

二人は扉をくぐり自らの席へ付く

「ごめんね待たせて」
「有利」
「せれじゃ食べようか。いただきます」
「有利!!」
「美味しい。今日のこれは誰が作ったの?」
「陛下・・・」
「これも美味しいね~。皆も食べてみなよ」
「有利!!無視をするな」
「どうしたの?ヴォルフラム」
「どうしたのじゃないだろうが!!!お前はこの世界に残るのだろう!?」
「あ、そのこと?別にいいじゃん、そうだグレタ後で一緒に遊ぼう」
「どうでも良くない!!!」

ヴォルフラムは席を立って有利の席の隣に行き有利の腕を引っ張って席から立たせると地面に投げつける
「っ・・・・」
「ヴォルフラム!何をしているんですか!!陛下、大丈夫ですか?」
「うん・・・」

ヴォルフラムは地面に倒れこむ有利の上に覆いかぶさるようにすると上から有利の肩を抑えるける
「いっ・・・たい・・・よヴォルフ・・・・」
「お前の生きる世界はここだろうが!!ここがお前の国だ!!国をほったらかしにしてのこのこと地球とやらのところに変えるのか!?」
「・・・・・」
「グレタはどうなる!!僕は!?この国の民はどうなるんだ!!お前はこの世界に来たときに世界を変えてやるといったじゃないか!まだこの世界はまだ変わっていないでわないか!!」
「しょうがないじゃんか!!しょうがないじゃんか!!俺にどうしろって言うんだよ!地球には沢山の大切な人がまっているんだ!!おふくろや親父や勝利だって、高校の友達だってまっているんだ!!」
「それなら、この世界のお前の大切な人はどうなるんだ!!!この世界にだっているだろうが!!
それにお前を大切に思っているやつはどうなるんだ!」
「ヴォルフラム・・・止めなさい・・・・陛下だって悩んでおられるんですよ!!」
「放せ!!ギュンター!ギュンターだって、ギュンターだって・・・・有利がいなくなったら寂しいだろうが!!」
「それは・・・・」
「有利がいなくなったこの世界を僕は・・・・生きる意味なんて無い!!!」
ヴォルフラムの瞳がゆれて一粒の涙が流れる
「ウェラー卿!!!お前だって有利のことが好きなのだろう!?僕はしっているんだからな!!こそこそ僕らに
内緒で付き合っていることぐらい全員知っているんだぞウェラー卿!!!恋人だろう!!有利を引き止めるんだ!!」

その場にいた物全員がヴォルフラムの言葉に動きを止める

「ヴォルフラム・・・・ごめん・・・・」
「黙れ!!このヘナチョコ有利が!!」
「・・・・」
「何故言い返さない!!何時ものように言い返してみろよ有利!!」
「ごめん」
「地球に帰ると言うのならこの僕を倒してから帰れ!!」

ヴォルフラムはギュンターにつかまれて腕の中でじたばたともがく

「ねぇ・・・・有利・・・・・有利は・・・・帰っちゃうの・・・?もう帰っちゃたら戻ってこれないの?」
「うん・・・・」
「屋だよグレタやだよ!!グレタのお父さんは誰がなってくれるの?」
「・・・・・ごめんね・・・・・ごめん・・・皆・・・・」

有利は立ち上がり大広間から出て行く

それを誰も止めることが出来ずにただ見つめていた

  

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