主スイート

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tamaki_king

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あれから真魔国から帰ってきた俺たちはおふくろの作ったカレーを食べていた
おふくろの作るカレーは酷く美味しくてなつかしてくて今にも涙がこぼれてきそうだった
おふくろはカレーを食べる俺たちに真魔国はどうだったの?
とか次はいつ行くの?と聞いてくる

「次なんて・・・・・もうないんだ・・・」

そう呟けばおふくろは何のこと?と言いたげな顔で俺の顔を見ていた

「あらあら、有ちゃんどうしたの?涙なんてこぼしちゃって」
「え・・・・?」

頬に触れれば指をぬらす一筋の雫
俺・・・ないてたんだ・・・・
そんなことを思っていたら向かい側に座っていたおふくろがおもむろに立ち上がり
俺の側まで歩み寄ってきた
顔を上げてお袋の顔を見上げれば優しくけして大きくは無い手で俺の体を引き寄せて
ギュッて抱きしめてくれた

「おふくろ・・・・・?」
「ママでしょ、有ちゃん・・・・何があったのか知らないけど・・・・なきたいならたんとお泣き」
「・・・・・っ・・・そんな・・・子供じゃあるまいし・・・・」
「あら、ママからすれば 有ちゃんはいつまでたっても私の大事な子供よ?」
「・・・・・」
「つらいことがあったら声を上げて無くと心がすっきりするのよ」

それを引き金にして俺の目頭がカッと熱くなって涙がとめどなく溢れ出す
自然と声をあげてないていた

俺はしばらくないた後すべてをちゃんと話そうと決心してお袋にすべてを話した
お袋は静かにうんうんと頷いて話しを聴いてくれた

「そんなことが会ったのね・・・・でも・・・・・嬉しいはママ
だって沢山悩んで、悩んで帰ってきてくれたんでしょ?」
「・・・うん・・・・?」
「真魔国には有ちゃんの大切な人が沢山いて、まだ沢山心残りがあったのに有ちゃんは帰ってきてくれた」
そうでしょう?と問われてコクリと静かに頭を縦に振った
「別に有ちゃんが選らんことならば、あっちの世界に残ってもママ何も言わないは。でもね
有ちゃんが真魔国に沢山の大切人が居るようにママも有ちゃんがとても大切なの
なんたってお腹を痛めてまで産んだままの分身のような子なんだもの・・・だからありがとう。ママ嬉しいわ」
「・・・・おふくろ・・・」

「渋谷、後美子さん・・・ちょっといい雰囲気のところごめんなんだけど・・・ちょっと待ってくれる?」
「え・・・えぇ・・・・」

「いつまでそこで聞き耳を立てている気ですか?渋谷のお兄さん」
「え?」

するとドアが開けられてドアの隙間から除かせる顔は勝利だった


「勝利・・・・」
「何故分かった弟のお友達!!」
「そりゃ分かりますよ」
「それより、今の話本当のなのか!?」
「うん・・・・」

俺は勝利に向かってつくり笑顔を作ると笑って見せた

「無理して笑わなくていい・・・・」
「なんで?笑わないと勝利心配するでしょう?」
「当たり前だ!お兄ちゃんが弟の心配をしなくてどうする!!??」

頬を両手でつままれて横にグイグイと引っ張られる

「イタタタタ!!ひたい、ふぁなして~~!!!!!」

すると横に居た村田やお袋が笑う
俺も勝利もつられて笑う

あぁ、いつもの雰囲気だ・・・大丈夫じゃないか・・・俺笑えるじゃん・・・



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