あの人が好きだったずっと・・・ずっと
ずっと見ていた遠くから
この想いがとどかなくてもよかった
この想いがとどかなくてもよかった
でもなんでかな?この想いを伝えてしまった
きっと嫌われた・・・いや、前から嫌われている
だって俺は・・・草食動物だから
あの人が一番嫌いな群れる草食動物
だって俺は・・・草食動物だから
あの人が一番嫌いな群れる草食動物
- 天気予報が嘘をついた
「好き・・・です///」
綱吉はずっと心に秘めていようと思っていた気持ちを相手に伝えた
何故だか分からないけど、もう心に秘めているだけでは嫌だと思ったから
綱吉はずっと心に秘めていようと思っていた気持ちを相手に伝えた
何故だか分からないけど、もう心に秘めているだけでは嫌だと思ったから
相手は並盛中学校を、並盛町を牛耳る人
誰よりも黒が似合っていて
誰とも群れない
そんな気高い相手に綱吉は恋をしてしまった
誰よりも黒が似合っていて
誰とも群れない
そんな気高い相手に綱吉は恋をしてしまった
いつからかは、分からない
気付いたら惹かれていて目で追うようになっていた
気付いたら惹かれていて目で追うようになっていた
そこでやっと綱吉は彼が好きなんだって実感した
好きですと伝えた瞬間に心構えをしていたはずの心臓がドキドキと
体全体が心臓になってしまったかのように音を立ててなり始める
体全体が心臓になってしまったかのように音を立ててなり始める
あたりが静かなだけにその音が相手に聞こえてしまうのでは、と思うくらいに酷かった
しばらくしても返事がなくて、綱吉はうつむいた顔をあげて声を振り絞って出した
「好きなんです・・・ずっと・・・まえか・・ら・・・雲雀さんが――」
振り絞った声は今にも消えいりそうなほど小さくて相手にこの声が届いたか微妙だ
すると綱吉を見下ろしていた雲雀が凛とした声で綱吉に言い放った
「・・・好きにすれば」
「え・・・あ、まってください・・・!それは、どうゆう・・・・?」
「え・・・あ、まってください・・・!それは、どうゆう・・・・?」
声を張り上げて雲雀に聞いてみたが雲雀は長い廊下を歩いてどこかへ行ってしまった
“好きにすれば”
それは、どうゆう意味なのだろうか・・・答えは、どっちなのだろうか・・・綱吉にはまったく持って分からなかった
次の日綱吉は応接室の扉の前に来ていた
この先に雲雀がいる・・・それを思うだけで、綱吉の頭に熱が集まり顔が火照りだす
コンコン
扉を叩くと中からどうぞとゆう声が聞こえてきて綱吉は扉を開けて中に入った
この先に雲雀がいる・・・それを思うだけで、綱吉の頭に熱が集まり顔が火照りだす
コンコン
扉を叩くと中からどうぞとゆう声が聞こえてきて綱吉は扉を開けて中に入った
開けた扉は何故かすごく重く感じながらも中に足を踏み入れて応接室の中へ入った
「あの・・・・」
雲雀は書類に目を通しながら何?と聞いてきた
「これ、その・・・お、お弁当を///」
書類から顔を上げた雲雀は綱吉の手に握られたお弁当を見るとそこにおいといてといってまた書類に視線を戻してしまった
「それじゃ、ここに置いときますね」
雲雀を見るだけで、目の端に入れるだけで心臓が音を奏でる
綱吉はその場から離れて教室へ戻った
教室へ戻ってきた綱吉へ獄寺と山本が近づきご飯を食べようと誘う
教室へ戻ってきた綱吉へ獄寺と山本が近づきご飯を食べようと誘う
「10代目、ご気分でも悪いんですか?」
「顔赤いぜ?」
「顔赤いぜ?」
そういわれて綱吉は自らの頬を触る
手を近づけるだけでも分かるほどに綱吉の顔は火照っていた
手を近づけるだけでも分かるほどに綱吉の顔は火照っていた
「だ、大丈夫。さっき走ってきたからだと思う」
「そうか」
「そうか」
放課後
山本は野球の部活で獄寺はダイナマイトを仕入れに行かなければならないといって
綱吉ただ一人
綱吉ただ一人
綱吉は日直だったために一人教室に戻り日誌を書いていた
静寂した教室に響くのはシャーペンを紙に走らせる音だけ
静寂した教室に響くのはシャーペンを紙に走らせる音だけ
今日のあったことや、反省事項、を一つ一つ書き終えて綱吉は椅子から立ち上がり
鞄をもって教室のドアに向かおうと体を反転したらドアに雲雀が立っていた
鞄をもって教室のドアに向かおうと体を反転したらドアに雲雀が立っていた
そういって綱吉は鞄を持って雲雀の横をすり抜ける
心臓が高鳴っているのを、顔がきっと火照って変な顔になっているのを悟られないように
心臓が高鳴っているのを、顔がきっと火照って変な顔になっているのを悟られないように
そのとき、いきなり腕をつかまれて引かれる
「わっ」
バランスを崩して倒れそうになるけど腕を掴んでいてくれたおかげで倒れる事は回避できた
そのかわり目をあけたらすぐ目の前に雲雀の顔があった
そのかわり目をあけたらすぐ目の前に雲雀の顔があった
「////」
「・・・」
「あの、何か・・・?」
「別に・・・なんでもない」
「・・・」
「あの、何か・・・?」
「別に・・・なんでもない」
「そう・・・ですか//それじゃ、さようなら」
そういって綱吉は職員室まで走っていった
夕日がかった空の下綱吉は一人家路へむかっていた
家につくと自分の部屋へと真っ先に向かう
家につくと自分の部屋へと真っ先に向かう
綱吉の瞳から頬をに掛けて涙が伝う
そうだ・・・・今思えばまったく雲雀と甘い日をすごしたことなどない
いつも雲雀は綱吉といても平然とした顔で、綱吉をちゃんと見てくれない
いつも雲雀は綱吉といても平然とした顔で、綱吉をちゃんと見てくれない
恋人なんだから少しぐらいもうちょっと親密になれてもいいじゃないか・・・・
「雲雀さんといちゃつく、だなんて・・・・無理だよ・・・・だって、何も言ってくれないもん」
「・・・・・」
こんなの自分勝手だと想っているのに次々と気がついたら雲雀への不満がうな垂れていた
「いつもいつも、俺ばかりが雲雀さんへの気持ちがあふれるだけで、雲雀さんは俺に表情も何も変えない」
「もう・・・やだっ・・・・雲雀さんにとって俺は、ただの遊び・・・暇つぶしなんだ・・・・・」
「・・・・・」
こんなの自分勝手だと想っているのに次々と気がついたら雲雀への不満がうな垂れていた
「いつもいつも、俺ばかりが雲雀さんへの気持ちがあふれるだけで、雲雀さんは俺に表情も何も変えない」
「もう・・・やだっ・・・・雲雀さんにとって俺は、ただの遊び・・・暇つぶしなんだ・・・・・」