主スイート

狂ってしまった愛

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tamaki_king

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だれでも歓迎! 編集
どこで君は変わってしまったのだろうか・・・
なんで、こんな事をするの?

笑っていってよ
嘘ですって
軽い冗談だったんだって・・・・・・・
お願い、獄寺君



      お願い






屋上の隅で絡み合う二つの影がお昼の高い光に照らせれていた
「ぁ・・・い、ゃっ!!」
かすれた高い声が屋上の壁を反射して響きわたる
組み敷いている男は残酷に笑みを浮かべて綱吉の耳元でつぶやく
「好きですよ・・・貴方も貴方の体も全て・・・」

目から零れる雫を散らしながら綱吉は「嫌だ!」「止めて!」と叫ぶが
その声はヒューっと喉をきる

「ぃや・・・っだ、やめて・・・!!」
(どうして、こんな事をするんだよ・・・獄寺君。)

体の中を貫くような痛みを感じながらもずっと考えていた

突然呼び出された屋上でいきなり組み敷かれて
固くて冷たいコンクリートに体を擦りながら揺らされえ

怖い、痛い・・・

突然凶変した獄寺の考えている事が分からない

「な・・ん、で?」
「なんでって・・・・言ったじゃないですか。愛してるからです」

“愛しているから”・・・・・そういう獄寺

「っはぁう・・・で、もっ!!」
俺は・・・・それには答えられない
だって、俺には好きな人がいるから・・・・・

頭を過ぎる好きな人・・・
そしてだんだん暗黙に沈んでいく意識
最後に見たのは獄寺の笑う黒い笑みだった

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