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有利争奪戦

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有利争奪戦




それは、血盟城により行われた

ある日いつものように地球とは別の国へやってきた有利
今日は眞王廟の噴水からの登場

いつものようにギュンターがギュン汁を垂らしながら有利迫ってくる
それを阻止するコンラートそしてその後ろのほうで
へなちょこと叫びながらずんずんと近づいてくるヴォルフラム
3人はいつもとはまったく変わらなかった
しかし、その後有利の行動一つで大変な事になるなど有利も誰も思っていなかった

コンラート達に迎えられ血盟城に戻ってきた有利達

「あ~~疲れた」
そういいながら一人の部屋にしては広すぎる魔王専用の部屋の大きなベッドに有利は倒れた
そのとき部屋にコンラートが入ってきた
「陛下」
「だから、陛下って呼ぶなって。名付け親」
「そうでした、有利」
「分かればよろしい」
「・・・・・・・」
コンラートが黙り込んだ
・・・・ん??コンラッド??」
「あ・・・スミマセン。つい、見とれてしまって・・・・」
「え?何に??あ~~この花??」
有利はベッドの隣にあった花を指差す
「え・・・・あぁ・・・はい、綺麗だな・・・って」
「うんそうだよね。この花って・・・」
有利が花について語っているがその言葉に聞く耳を持たずにコンラートは別のことを考えていた。
そうこの男も有利にべた惚れなのだ
しかし、恋愛などにはまったく無縁といっていい有利にはそれは分からないらしい
いや・・・ただの鈍感なのだ
彼だけではない、もちろんヴォルフラムやギュンター、ヨザック、またあの大賢者であり有利の親友の村田までもが有利に思いを寄せているのだ。そして、ひそかにあのグゥエンダルまでもが有利にほれていた
地球ではまったくもてない有利は(年齢=彼女いない暦)この世界では超美形!に入るのだ。
有利からしたらこちの世界の人の目はどうかしているのではないか、と思うほどだった

コンラートはずっと思いを寄せていた
そして今あこがれの有利と二人きり
今なら思いを打ち明ける事が出来る

「有利・・・・」
「・・・・??何??」
「その・・・・アナタのことが・・・・」
「あ・・・ちょともって!」
「え??」(もしや・・・俺の気持ちに気づいたのか??)
有利がコンラートの近くに詰め寄る
そして、有利がコンラートの頭に背伸びをして手を当てる
「え・・・・??何ですか??」
「あとちょっと・・・」
「あの・・・か・・・顔、顔近いです。有利///」
「我慢してよ」
有利はコンラートの頭の上にごみが付いているのを見て一生懸命取ろうとしているがコンラートにはその行動が何をしているのか分からなかった
しかも、今自分のすぐ目の前にいとしの有利の顔がある
その時有利を脅かそうと静かに部屋に入ろうとしているヴォルフラムがいた
そしてヴォルフラムは衝撃の映像を見てしまう
ヴォルフラムからは有利とコンラートがキスをしているように見えた
「な゛ぁ゛!!おま・・・・えら・・・・何を・・・・・」
「「ヴォルフ!」」
「何でおこってるんだ??ヴォルフラム」
「何で・・・だと?」
「え・・・うん」
「まず、ウェラー卿、有利から離れろ~~!!!!」
「え・・・あ~そのこと??ったく・・・今はただごみを取ろうとしてただッ・・・いだッ゛ッ゛!!!!」
そのとき有利がコンラートの足を踏んでしまいコンラートとともに地面に崩れ落ちる
そしてその体制はコンラートが有利に追いかぶさるような形だった
その体制を見て泣き叫ぶヴォルフラム。そして、先ほどの有利の声にすっ飛んでくる大佐のギュンターなど、全員が飛んできた。
自分が惚れた有利の声に敏感な彼は数秒もたたないうちに風のように有利のもとに駆けつける皆。
そして、その場に起こっている現状に皆が口をポカーンとあける
開いた口がふさがらない皆
しばらくそこに沈黙が漂った
その沈黙を破ったのが有利だった
「イタタタタ・・・・・・・・」
「あ・・・・す・・・スミマセン有利。大丈夫ですか??」
「うん・・・何とか・・・・」
そのときみんなが息を呑んだ
そのわけはやはり有利だった
頭を地面にぶつけたらしく目には涙が浮かんでいた
その顔に皆がココロを打たれた
間近でみたコンラートは動く事さえできなかった
そのとき、後ろのほうでゴゴゴゴッ!!っとすごい殺気がコンラートの方に向けられた


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